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(株)MIXI【2121】の掲示板 2016/06/03〜2016/06/11


2016年に入り好調続く東証マザーズ指数
2016年に入りTOPIXに代表される日本の主力株価指数が調整を続ける一方、特に3月以降、東証マザーズ指数が急上昇しています。実際、昨年末から2016年6月7日までを見るとTOPIXが▲13%下落したのに対して、東証マザーズ指数は+29%上昇しています。

マザーズ上場銘柄には、為替や景気に左右されにくい、あるいは左右されるとしてもそれを乗り越えるだけの成長ポテンシャルを持っている企業がたくさんあり、これが評価されたと考えられます。

東証マザーズ先物指数が2016年7月19日取引開始へ
さて、この東証マザーズ指数の先物取引が2016年7月19日から始まります。これは日経平均先物やTOPIX先物と同じような株式先物の取引所取引です。個人投資家にも参加が可能になるよう準備を進める証券会社もありますので、身近な株価指数先物になるかもしれません。

東証マザーズ指数のおさらい
では、東証マザーズ指数とはどんな指数なのか簡単におさらいしておきましょう。JPXによれば、マザーズ市場に上場する内国普通株式全銘柄を対象に、浮動株調整時価総額加重型で算出された株価指数ということです。

非常に簡単に言うと、マザーズ上場企業の株式時価総額を調整して足しあげた総額の値動きの推移を示します。この算出方法は、日経平均株価ではなく、TOPIXと同じ方法になります。

先物取引導入による効果とは?
一般に先物取引が導入されると、ヘッジ、裁定、スペキュレーションなどのさまざまな取引が可能になり、投資家の裾野が広がると言われます。こうした説明は既にさまざまなところにありますので詳細はそちらに譲ります。むしろ知っておいていただきたい効果は次の3つです。

第1に、マザーズ指数の売買が先物によって簡単になるという利便性です。従来であれば、指数構成銘柄を個別に買うか、ETFや投信を探すかしか手がありませんでした。これからは、先物の売買であっという間にマザーズ指数のポジションを取ることができるようになります。

第2に、先物ですから、比較的簡単に売りから入ることができるようになります。従来であれば信用取引で個別株ないしETFを売るしか方法がありませんでした。先物を売りから入ると、比較的容易に売りのポジションを作ることができます。

第3に、参加者が増えることで(少なくとも平時であれば)先物も個別銘柄も流動性が厚くなるということです。おそらくこれが最大の効果と言えるでしょう。