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カードローンの解約で信用情報は良くなる?  信用情報に好影響な理由を解説

カードローンの解約で信用情報は良くなる?  信用情報に好影響な理由を解説

月々のやりくりに余裕が出てくると、カードローンの解約を検討する人も少なくないはず。しかし、どうやってカードローンを解約すればよいか、本当に解約してしまってよいのか悩むこともありますよね。
今回は、カードローンの解約方法や解約における注意点について解説します。解約することのメリット・デメリットについても解説するので、解約を検討中の人はチェックしておきましょう。

CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

監修者飯田道子外部サイト

金融機関勤務を経てFP資格を取得。現在は独立系FPとして各種相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。

元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当

制作者大島凱斗

元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。

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カードローンの解約手順は主に4ステップ

カードローンは、主に4つのステップで解約手続きが行えます。具体的な手順は金融機関によって異なるので、詳細は各公式サイトを確認してください。

1.カードローンの完済日を決める

1.カードローンの完済日を決める

出典元:Getty Images

まずは、借りているカードローンをいつ完済するか具体的な日付を決めましょう。カードローンの解約は、完済してからでないとできません。

借入額に対して発生する利息は日割り計算されるため、完済する日をいつにするかによって利息の金額が変わります。利息も含めて全額を返済しなければいけないため、未払いがないように計算しておくことが重要です。

ほとんどの金融機関では、公式サイト上のマイページやアプリで日付ごとの完済金額が確認できます。完済する日を入力すると、利息を含めた金額が表示されるので、事前に確認しておいてください。

2.残高を完済する

2.残高を完済する

出典元:Getty Images

完済日が決まったら、残高を完済しましょう。返済方法は、基本的に何を選んでもOKですが、金融機関によっては一括で完済する場合の返済方法に制限を設けている場合もあります。念のため、事前に返済方法を確認しておきましょう。

また、ATMでの完済にも注意が必要です。多くの場合ATMでは1,000円未満の取り扱いを行っていないため、1,000円未満の端数を返済できずに残してしまうことで解約ができなくなってしまいます。

1,000円未満の残高は無利息残高と呼ばれ、放置していても利息は発生しないため特段問題はありません。ただし、解約を希望する場合は端数まで完済することが必要です。

ATMで返済する場合には、完済金額よりも多めに支払うことで無利息残高を残さずに返済ができます。多く支払った分はあとから返金してもらえるので、資金を多めに用意してATMへ向かいましょう。

3.電話で解約手続きを行う

3.電話で解約手続きを行う

出典元:Getty Images

完済したら、解約の手続きをしましょう。カードローンの解約手続きは、ウェブ・アプリ・電話でできることがほとんどです。詳しい解約の手順は、自分が契約している金融機関の公式サイトで確認しておきましょう。

4.手元にあるカードを処分する

4.手元にあるカードを処分する

出典元:Getty Images

解約の手続きが完了したらカードは速やかに処分してください。処分の方法は、カードをハサミで切るか、カードを会社に返却するかを選びましょう。

解約手続きの連絡をした際に、カードの取り扱いについて説明を受けることがあるので、指示に従って対応してください。自分で処分する場合は、個人情報の流出を防ぐため、ハサミで細分化してから処分することが大切です。

カードローンの解約における注意点

次に、カードローンを解約するうえでの注意点を解説します。

解約するには端数まで完済が必要

解約するには端数まで完済が必要

出典元:Getty Images

カードローンを解約するには、1,000円未満の端数まできっちり全額返済することが必要です。

先述したとおり、ATMでは1,000円未満の返済ができない場合が多いため、注意しましょう。ATMで返済したい場合には、完済する金額よりも多い額を紙幣で支払ってください。多めに支払っても、あとから返金してもらえます。

有効期限が切れても自動で解約されるわけではない

有効期限が切れても自動で解約されるわけではない

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ローンカードのなかには有効期限が設定されているものもありますが、期限が切れたからといって自動で解約になるわけではありません

通常は、有効期限が切れる前に自宅へ新しいカードが届きます。有効期限に関係なく、解約したい場合は別途手続きが必要になります。

原則利用者本人しか解約できない

原則利用者本人しか解約できない

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カードローンの解約は、原則本人しか手続きできません

ただし、浪費癖やギャンブル依存症による多額の借入れで家族の生活に支障をきたしている場合などは、貸付自粛制度を利用することで法定代理人や親族によって利用を制限できます

貸付自粛制度とは、借金を制限することで自分や家族の生活を守るための制度です。未成年者の親権者など法定代理人、配偶者や二親等内の親族、同居している三親等内の親族など所定の関係性であれば、貸付自粛制度を利用できます。

身内の借金で困っている場合には、貸付自粛制度に申請すれば金融機関との契約を制限することもできるので、詳しく知りたい人は日本貸金業協会の公式サイト(外部サイト)を確認してみてください。

解約証明書や完済証明書が必要な場合は申請が必要

解約証明書や完済証明書が必要な場合は申請が必要

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カードローンを完済して解約すると、解約証明書や完済証明書の発行が可能です。解約証明書や完済証明書が必要な場合は、解約手続き時に金融機関へ伝えて発行してもらいましょう。

解約証明書や完済証明書は、住宅ローンなど高額な借入れの契約を結ぶときに必要になることがあります。場合によっては申込みの際に提出するよう求められる可能性があるので、心配な人はカードローンの解約時に念のため取得しておくといいでしょう。

カードローンを解約するメリット

カードローンを解約するかどうか迷っている人は、解約によるメリットも確認しておきましょう。

過度な借入れを防止できる

過度な借入れを防止できる

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カードローンを解約すれば、過度な借入れを防止して借金に苦しむ事態を防げます

カードローンはいつでも手軽にお金が借りられるため、必要以上に借りてしまうことも。借金癖がある場合、カードローンを解約すれば借りられない環境を作れます。これ以上借金を繰り返したくないと考えているなら、解約に踏み切ってみてください。

解約によって信用情報に好影響を及ぼすことがある

解約によって信用情報に好影響を及ぼすことがある

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カードローンを解約すると、信用情報に解約の履歴が残ります。カードローンの契約があったこと自体は当面履歴に残りますが、解約しているかしていないかでは印象が異なる傾向にあります

とくに、今後ほかのローンを組む際はもちろん、クレジットカードを申込む場合や賃貸契約を結びたいときなど、支払いに直結する契約を予定している人は、解約しておくのが無難です。

不正利用のリスクを抑えられる

不正利用のリスクを抑えられる

出典元:Getty Images

今後カードローンを利用する予定がない場合は、解約をして不正利用を防止したほうが賢明です。カードローンの契約が残っていると、不正利用のリスクも残り続けます。

利用していないカードをそのままにしておくと、悪用されたり個人情報が漏れてしまったりする可能性があるため、利用の予定がなければ解約しておきましょう。

カードローンを解約するデメリット

最後に、カードローンを解約することで生じる可能性のあるデメリットもチェックしておきましょう。

急な出費に対応できない

急な出費に対応できない

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カードローンを解約してしまうと、急な出費が発生したときに対応できません。すぐにお金が必要になっても、即日で用意できない可能性があります。ある程度の突発的な出費に対応できるほど経済的に余裕がない場合は、カードローンの契約を残しておくのも手です。

急な病気やけがによる手術や入院、冠婚葬祭など、いつ突発的な出費が発生するかはわかりません。不安な場合は、ある程度のお金がたまるまで契約を残しておくと安心です。

再度借りたい場合は審査が必須。通過するとは限らない

再度借りたい場合は審査が必須。通過するとは限らない

出典元:Getty Images

カードローンの解約後にもう一度お金を借りたい場合は、新たに申込みをして審査に通過しなければいけません。以前審査に通過したからといって再度通過する保証はないため、場合によっては借入れができない可能性があります

とくに、以前の契約時よりも収入が減っていたり、雇用形態が正社員から契約社員・派遣社員になっていたりする場合は注意が必要です。

再度借入れる必要が生じる可能性の高い人は、解約をせずそのままにしておくのもひとつの手といえます。

一定期間は申込めないことがある

一定期間は申込めないことがある

出典元:Getty Images

カードローンを解約したあとにまた新規で申込みたい場合は、一定の期間が経過するまで申込めない場合があります。

ほかの金融機関に申込むことは可能ですが、信用情報にはこれまでの契約履歴が掲載されているため、他社であっても時期が近いと審査にとおらない可能性も。一定期間申込めない可能性があることを認識したうえで、解約を慎重に検討しましょう。

カードローンの乗り換えを検討中ならランキングをチェックして

ここまでカードローンを解約することの注意点を説明してきましたが、利便性や条件を検討した結果、解約して別の金融機関のカードローンに変更したい人もいるかもしれません。

以下のページでは、銀行カードローン・消費者金融などさまざまなカードローンをランキング形式で紹介しています。無利息期間がつくものや、即日融資が可能なものなど種類は豊富なので、解約して別のカードローンの利用を検討している人はチェックしておきましょう。

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提供元:mybest

※本記事に掲載されている情報は2022年10月04日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
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