日経平均は大幅反落、取引終了にかけ下げ渋るも戻りは限定的=10日後場

10/10 15:55 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
INPEX3,209+36
石油資源開1,432+6
出光興産1,163.5+13
大和証G1,325.5+22
野村HLD1,218.5+19.50

 10日後場は日経平均株価が、前日比491円64銭安の4万8088円80銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同60.18ポイント安の3197.59ポイントと6日ぶりに下落した。きのうの大幅高で終値ベースの史上最高値を更新した反動で、朝方から売りが先行。弱含みで推移するなか、週末要因や3連休となることもあり、様子見姿勢が強まったもよう。後場は前場終値近辺で取引を開始したが下げ幅を拡大、午後1時58分には、同617円83銭安の4万7962円61銭を付ける場面もみられた。その後は、取引終了にかけて下げ渋ったものの、戻りは限られた。為替相場は1ドル=152円80銭前後で、朝方の水準よりも円高方向にある。日経平均先物・オプション10月限SQ(特別清算指数)値は4万8779円14銭で、きょうの現物取引の高値(4万8510円72銭)よりも高く、いわゆる「幻のSQ」となった。

 東証プライム市場の出来高は24億9730万株、売買代金は6兆3382億円。騰落銘柄数は値上がりが149銘柄にとどまり、値下がりは1442銘柄で9割に迫った。変わらずは25銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株が下落。出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭株や、日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株も安い。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、信越化 <4063> 、富士フイルム <4901> などの化学株も軟調。東電力HD <9501> 、関西電 <9503> などの電気ガス株や、浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株も弱かった。一方、ファストリテ <9983> などの小売株が上昇した。

 そのほか、エアウォータ <4088> 、SBI <8473> 、アステナHD <8095> 、トレファク <3093> 、古野電 <6814> が下落。半面、PHCHD <6523> 、吉野家HD <9861> 、スパークス <8739> 、芝浦 <6590> 、アキレス <5142> などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:10/10(金) 15:55

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