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投稿コメント一覧 (5706コメント)

  • NY市場午前は米株が大きく上昇しての推移。朝方はダウが100ドル超の下落となるなど調整売り圧力が強まったが、売り一巡後は経済の先行きに対する楽観的な見方や、パウエルFRB議長が金融緩和の長期化を示唆したことなどを受けて買い戻され、史上最高値を更新している。現状ダウは239.34ドル高の31776.69ドル前後を推移。

    商品市場は原油が大きく上昇しての推移。在庫統計を受けて上値を抑えられる場面もあったが、米株の上昇などを眺めてしっかりとした動きが展開されている。現状原油は1.32ドル高の62.99ドル前後を推移。一方、金は軟調。ドルの上昇などを背景に、上値を抑えられている。現状金は10.1ドル安の1795.8ドル前後を推移。また、米国債利回りは大きく上昇。金融政策の先行きに関しては低金利政策の維持が意識されているが、米株の持ち直しなどを背景に、債券に対する売りの流れが強まっている。現状米10年債利回りは0.0443%上昇した1.3859%前後を推移。

    為替相場はドルインデックスが上昇しての推移。米国債利回りの上昇などを受けてドルに対する買いが意識されている。ただ、パウエルFRB議長の発言を背景に、目先はややドル買いに調整が入っている。一方、円は軟調。米株の上昇などを背景に、円売り圧力が強まっている。現状ドル/円は106.00円前後、ユーロ/円は128.60円前後、ポンド/円は149.40円前後、豪ドル/円は84.05円前後を推移。また、ユーロ/ドルは1.2135ドル前後を動いている。

  • ドルインデックスは上昇しての推移。米国債利回りの上昇などを背景に、ドルに対する買い意欲が強まっている。ただ、パウエルFRB議長が金融緩和の継続を示唆したことで、ドル買いは一服しての動き。

    現状の水準は以下の通り。

    ドルインデックス:90.322(0.153)

  • 貴金属市場はまちまちでの推移。ドルの堅調地合いを眺めて金の上値が抑えられている。

    現状の水準は以下の通り。

    NY金:1793.1(-12.8)
    NY銀:27.785(0.043)
    NYプラチナ:1266.30(26.60)

  • 日経平均は大幅反落。序盤に節目の3万円を割り込むと、売り優勢の展開が続いた。終盤にかけて下げ幅を広げ、安値引けで終えた。5日移動平均線(30074円 2/24)から下放れ、短期的な買い圧力は和らいだ。一方、25日移動平均線(29101円 同)など主要移動平均線は上昇中と、買い優勢の地合いを示唆している。

     一目均衡表をみると、日足の基準線(29172円 同)は横ばいの一方、転換線(30041円 同)は上向きを継続。日足と週足ともに強い買い圧力を示唆する三役好転の状況を続けている。
     
     3万円台に乗せてから足元では上昇一服感が強まっており、きょうは厳しい下げとなった。25日線近辺で下げ止まれば、急ピッチの上昇に対する健全な調整との見方ができる。買いスタンス継続で良いとみているが、月末安への警戒が強まるなか、あすは29500円近辺が下値メドとなるか注目したい。

  • 米国株式市場は下落しての推移。日本株の大幅下落や調整の動きが意識されて上値の重い展開。ただ、経済指標は堅調で下値は堅い。

    現状の水準は以下の通り。

    NYダウ工業株30種:31475.81(-61.54)
    NASDAQ総合指数:13298.00(-167.20)
    S&P500指数:3869.93(-11.44)

  • キャシー・ウッド氏のETFから記録的資金流出-テスラ下落で試練

    (ブルームバーグ): キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)は、記録的な資金流出に見舞われた。

    ブルームバーグのまとめによれば、データのある直近の営業日に投資家が引き揚げた額は旗艦ファンドの「アーク・イノベーションETF(ARKK)」で4億6500万ドル(約490億円)に上った。「アーク・ゲノミック・レボリューションETF(ARKG)」と「アーク次世代インターネットETF(ARKW)」からはそれぞれ2億200万ドルと1億1900万ドルが流出した。

    アークのETFは、最大の保有銘柄である電気自動車メーカー、テスラなどテクノロジー株の売りの影響を受けた。

    ウッド氏は23日のブルームバーグラジオとのインタビューで、テスラ株の下落後に同社株を押し目買いしたことを明らかにした。テスラ株はニューヨーク24日の開場前の時間外取引で約3.5%上昇。4営業日続落を経て下げ止まりの兆しを示している。

    ウッド氏は仮想通貨のビットコインについても発言し、ビットコインはニューヨーク時間24日朝までに5万ドルを回復している。

    ビットコインが5万ドル回復、アークのキャシー・ウッド氏が支持発言

    ARKKも取引開始前に上昇。23日までの2日間は2営業日として昨年9月以来の大幅下落となっていた。

    キャシー・ウッド氏のファンクラブに試練-旗艦ETFが2営業日続落

    原題:Cathie Wood Funds Hit by Biggest Investor Exodus on Record (1)(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  •  24日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では106.02円と22時時点(105.88円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行。23時前に一時106.10円と17日以来の高値を付けた。なお、米10年物国債利回りは一時1.4337%前後と昨年2月以来約1年ぶりの高水準を付けたほか、米30年物国債利回りは一時2.2910%前後と昨年1月以来約1年1カ月ぶりの高水準を更新した。

     ユーロドルは軟調。24時時点では1.2132ドルと22時時点(1.2157ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を理由にユーロ売り・ドル買いが進行。前日の安値1.2135ドルを下抜けて一時1.2124ドルまで値を下げた。

     ユーロ円はもみ合い。24時時点では128.63円と22時時点(128.71円)と比べて8銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:105.19円 - 106.10円
    ユーロドル:1.2124ドル - 1.2175ドル
    ユーロ円:127.77円 - 128.80円

  •  米株は売りが先行。米長期金利の上昇が上値を圧迫している。米10年債利回りは約1年ぶりの1.42%台まで上昇した。昨日の上院に続いてパウエルFRB議長は本日、下院金融サービス委員会で証言するが、ベースとなる発言は変わりないと想定される。ただ、大幅に上昇いている長期金利ついて改めて言及するかに注目したい。

    DOW  
     31485.35 -52(-0.16%)  
    NASDAQ  
     13402.87 -62.33(-0.46%)  
    S&P500  
     3870.28 -11.09(-0.29%)

  •      NYダウ    ナスダック
    高値   31653.38  13526.09
    61.8%  31464.435  13326.644
    50.0%  31406.070  13265.035
    38.2%  31347.705  13203.426
    安値   31158.76  13003.98

    *高値・安値は前営業日のレンジを参考にしています。

  • 米国のITハイテク株は、名目金利と実質金利の両上昇が一旦の高値警戒売りを後押しさせている。

    その中でナスダック版の恐怖指数(不安心理指数)として知られるVXN(CBOE・ナスダック100ボラティリティー指数)では、日足の一目均衡表チャートで「変化日」を示す雲のネジレが、3月4日前後と19日前後に複数観測されている。23日の終値が30.62に対し、先行き雲のネジレは4日に32.53から32.73前後、19日は32.06から32.93前後に位置している(VXN上昇はリスク回避の株安要因)。

    雲ネジレは現状水準から上方向に位置しており、現在の「雲からの下方乖離状態」を埋めるVXN上昇のリスクは無視できない。4日や17日にかけては、雲のネジレ方向のトライや上抜けトライによるVXNの急上昇と、ナスダックの短期的な調整急落に注意を要しよう。

    なお、米ITハイテク株を圧迫しつつある米10年債金利の上昇についてパウエルFRB議長は、23日の議会証言で「力強い経済見通しに対する確信の表れ」、「経済再開や経済成長への市場の期待の表れ」といった見解を示し、当面は静観する考えを強調した。

    実際に米国経済の重要先行指標である米ISMの製造業景況では、景気循環面で底入れ改善のサイクル入りを固めつつある。ISMの総合指数に先行する内訳の「新規受注−顧客在庫」バランスは、1月に+28.0となった。直近最高である昨年10月の+30.2や前月の+29.6からはやや上げ渋りとなっているが、4月の−21.7をボトムに大幅な上振れとなり、2009年12月の+31.3以来、約11年ぶりの高水準を維持したままだ。

    過去に+30を超える大幅なバランス改善は、高確率でその後に米国の景気回復と株高持続が追随観測されてきた。裏表の関係により、米10年債金利は高確率で遅行上昇のモメンタムが形成されている。

  •  24日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では105.88円と20時時点(105.79円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりにした買いの流れが継続。22時前には105.91円と日通し高値をつけた。

     ユーロ円はしっかり。22時時点では128.71円と20時時点(128.62円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて128.80円まで上値を伸ばした。また、南アフリカランド円はこの日発表された南ア予算案が好感され、一時7.35円まで年初来の高値を更新した。

     ユーロドルは22時時点では1.2157ドルと20時時点(1.2158ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後は1.2160ドルを挟んだ一進一退の展開が続いている。


    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:105.19円 - 105.91円
    ユーロドル:1.2143ドル - 1.2175ドル
    ユーロ円:127.77円 - 128.80円

  • 0.8100ドル 売り小さめ
    0.8050ドル 売り小さめ
    0.8000ドル 売り
    0.7975ドル OP26日NYカット大きめ
    0.7950ドル 売り・超えるとストップロス買い

    0.7930ドル 2/24 21:20現在(高値0.7945ドル - 安値0.7903ドル)

    0.7900ドル 割り込むとストップロス売り、OP26日NYカット極めて大きめ
    0.7890ドル 買い・割り込むとストップロス売り
    0.7870ドル、割り込むとストップロス売り
    0.7850ドル 買い・割り込むとストップロス売り、OP26日NYカット大きめ
    0.7840ドル 買い・割り込むとストップロス売り大きめ
    0.7830ドル 割り込むとストップロス売り
    0.7810-30ドル 断続的にストップロス売り(0.7825ドル OP26日NYカット)
    0.7800ドル 買い・割り込むとストップロス売り、OP26日NYカット
    0.7780-90ドル 断続的に買い(0.7775ドル OP26日NYカット)
    0.7770ドル 買い厚め、OP3月1日NYカット
    0.7760ドル 買い

    ※オプション(OP)設定水準の手前では防戦の売買が、抜けたところではストップロスの売買が活発化しやすい。また、期限(カットオフタイム)に向けて設定水準に収れんする動きを見せる場合もある。
     オプション数量表現の目安 大きめ:10億通貨単位以上、非常に大きめ:20億通貨単位以上、極めて大きめ:30億通貨単位以上。

  • 時事通信によると、バイデン米大統領は24日、安全保障上で重要な製品の供給網(サプライチェーン)に関する国家戦略策定を命じる大統領令に署名する。世界の自動車産業が調達難に陥っている半導体や電気自動車(EV)用電池、レアアース(希土類)、医療品を中心に、日本など同盟国との連携強化を図る。先端技術で覇権を争う中国からの輸入依存度を引き下げる狙いだ。

    新型コロナウイルス流行に伴う物資不足を教訓に、供給網を見直すだけでなく、脱炭素化に関連した産業での中国との競争激化に備える。バイデン氏は大統領選で「サプライチェーンの米国回帰」を公約に掲げていた。

    半導体では受託生産世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)が拠点を構える台湾、レアアースでは生産大手ライナス社を擁するオーストラリアをそれぞれ巻き込み、日本など同盟国と協力する構想を描く。在庫や生産の調整、情報共有を行う。連携対象の国や製品の拡大も検討する。

    環境を重視するバイデン政権の発足で主要国・地域が一斉に脱炭素に動くことになり、重要部材であるEV用電池やレアアース市場で存在感を高める中国が資源を囲い込むリスクもくすぶる。米国はレアアース輸入の約8割、日本は約6割を中国に依存する。中国は1月にレアアースの管理強化を発表済みで、米国は供給網の「脱中国」を急ぐ。

  • 時事通信によると、日米欧や中国など20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁は日本時間の26日夜、テレビ会議を開く。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた世界経済の回復に向けた対応を議論する。ワクチンの公平な分配に関しても意見を交わす見通し。同会議は、国際協調路線への回帰を掲げるバイデン米政権の発足後初めてで、コロナ禍の克服へ結束が試される。

    世界経済は感染の再拡大に見舞われた国・地域を中心に厳しい状況が続いている。今後の感染動向によってはさらに下振れするリスクもあり、今回の会議でも一致して政策対応に取り組む姿勢を打ち出す見込みだ。
    同会議では、巨大ITなど国境を越えて活動する企業の税逃れを防ぐ国際課税の新たなルールづくりも課題となっている。当初は昨年末までの合意を目指していたが、米欧がトランプ前政権時に対立し、目標期限を今年半ばまで半年延期した。G20の場で対立が解消され、合意に向けて議論が進展するかが焦点だ。

  •  米全国紙USAトゥデイは、2021年後半から2022年前半にかけ、新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)が発生しなかった場合より、むしろ国内総生産(GDP)成長率が大きくなるとの見方を報じている。感染拡大により大きく落ち込んだことが前提ではあるが、ワクチンの普及やパンデミック関連の規制緩和により、経済が活況を呈するとの予想だ。
     ゴールドマンサックスが今年の成長が7%に達するとしているほか、有力金融機関や研究組織が1984年以来最高の伸びとなる6.5%ほどの成長を予想している。バイデン大統領提案の1.9兆ドルの支援パッケージは、民主党が上院を支配しているため、その大部分が通過すると予想される。現金を得始めた消費者が、すでに1月の小売り売上高を5.3%押し上げた。
     ただ、消費急増を受け、企業が雇用を回復させるのにともない、賃金引き上げでインフ上昇が強まるリスクはあるという。米連邦準備理事会(FRB)はインフレが2%の目標を上回っても、政策金利を0%水準に保つとしているが、急激な価格上昇でそれを覆す可能性がある。しかし、インフレ率が2%超えの水準で上昇する局面があっても、多くのアメリカ人がオンラインショッピングによる割引きを活用したり、インフレ期待が低いままで推移したりすることが考えられ、長期的には価格上昇が抑制されやすいとの見方もある。

  • 豪ドル/ドルは堅調地合い。東京時間に日中高値を更新し、そこから上値の重い展開となっていたが、目先は買い戻しの動きが意識されている。

    30分足ボリンジャーバンドでは1σを意識しての動き。RSI短期線は上昇基調。ストキャスティクスはゴールデンクロスからの上昇。

    20:59現在、豪ドル/ドルは0.7923-28ドル。

  • 今晩のNY市場は上値の重い展開か。昨日はハイテク・グロース株を中心に序盤に大きく下落したが、パウエルFRB議長の議会証言を受けてインフレ高進懸念が和らいだことで買い戻され、S&P500が6日ぶりに小幅反発し、ダウ平均もわずかながら3日続伸した。朝方に4%近く下落したナスダック総合は0.50%安と下落幅を大きく縮小して終了した。前日に一時約1年ぶりの高水準となる1.394%まで上昇した米10年債利回りは、パウエル議長発言受けて1.343%と前日比0.026%低下した。ただ、1.1%前後だった1月末水準からは大きな上昇となっており、今晩の取引でも長期金利の動向が引き続き焦点となりそうだ。
     今晩の米経済指標・イベントはパウエルFRB議長議会証言(下院金融サービス委員会)、1月新築住宅販売件数、EIA週間原油在庫、ブレイナードFRB理事講演、クラリダFRB副議長講演など。企業決算は寄り前にロウズ、バイアコムCBS、TJX、引け後にエヌビディア、Lブランズなどが発表予定。

  • Nope, I hope your position is rising higher like Bitcoin!?
    But but ... Still I'm sad!!

    https://youtu.be/BnvYJ_FAZDc

  • 米長期金利、景気期待で上昇 1年ぶり1.35%、日本にも波及

     【ニューヨーク時事】米長期金利の上昇基調が続いている。米国では、指標となる米10年物国債の利回りが、1年ぶりに一時1.35%を突破。日本にも金利上昇が波及した。バイデン米大統領が打ち出した大型経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待で、景気回復が早まるとの見方が強まったためだ。

     米長期金利は昨秋、ワクチン開発の進展やバイデン氏の大統領選勝利などを受けて上昇傾向に転じ、今年に入ると、ペースが加速した。昨年8月には0.5%台だったが、現在は1.35%前後で推移している。日本でも長期金利が、一時0.12%と2年3カ月ぶりの水準となった。

     米国では、新型コロナ感染者数が減少に転じ、ワクチン接種も進んでいる。大型経済対策による景気下支えに加え、経済正常化への期待も高まっており、「年内は金利上昇が続く」(米銀エコノミスト)との見方が多い。

     景気見通しの改善で、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和縮小に動く時期が早まるとの観測も、金利を押し上げた。FRBのパウエル議長が23日の米議会公聴会で、景気は「完全な状態には程遠い」と述べ、早期縮小を否定すると、金利は一時低下した。

     現在の米長期金利の水準は、1.8%前後だった新型コロナ拡大前に比べて低く、警戒する声は少ない。ただ、期待が先行したまま急激に上昇すれば、住宅ローンや貸し出し、社債などの金利上昇を招き、景気回復に水を差しかねない。

  • 「バブル以来」の株高どこまで? 史上最高値更新4万円到達も

    2月17日の衆院予算委員会で菅義偉首相が「3万円は目標の目標のまた目標だったので感慨深い」と答弁したのは日経平均株価のこと。2月15日、30年半ぶりに3万円の大台を回復した。

     昨秋の米国大統領選挙前後から日米で株価が上昇し、米ダウ平均は史上最高値更新を続けている。最近の株価上昇について、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「昨年来の金融緩和による金余りで株式市場に資金が流入しており、3万円も通過点になりそうです」と語る。

     足元の株式市場では、3月期決算企業の業績発表で一部の業績好調が確認された。コロナ対策のワクチン接種が国内でも始まり、経済の正常化への期待も高まる。さらに、米バイデン政権が巨額の経済対策を早期に実施するとみられている。これらが株価をさらに押し上げていると市川氏は話す。

     日経平均はどこまで上がるのか。今年半ばに向けて「3万2千円が視野に入った」とみるのは楽天証券経済研究所の香川睦チーフグローバルストラテジストだ。

    「株式市場は今年後半には経済が正常化するとみている。金余りによる相場から、企業業績をより重視する相場への移行が視野に入ってきています」

     市場関係者が気にするのは米国を中心とした世界の長期金利の上昇により、債券などに資金がシフトすることだ。香川氏はこう話す。

    「米国で長期金利がじわっと上がってきた。思ったより速いペースで上昇すると、株価はいったん下がる可能性が高い」

     マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは、日経平均が次に目指すのは1989年末につけた3万8915円の「史上最高値の更新」だとして、こう語る。

    「次の好材料はコロナが沈静化すること。目に見えて感染者が減る状況にまだなっていないので想像できませんが、本当に動きだしたら空前絶後の好況になり、4万円を超えてくるでしょう。今度は過熱しすぎのリスクがあります」

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