NYダウ【^DJI】の掲示板 2024/05/09〜2024/05/10

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■■コラム　実はイランは
政権も宗教も崩壊中だった
　
　
イランと言いますと
「サウジアラビアと並ぶ
イスラム世界の2大大国」
「イスラエルに負けない軍事大国」
と言われています。
　
また「アメリカに喧嘩を売っても
叩き潰されない強い国」という
強い印象もあります。
　
　
そのため、私は、イランという国は
イスラム教シーア派が協力しあい
国民一丸となって
国を守ろうとしているのだと
思っていました。
　
また、サウジアラビアのように
イスラムの教えを守り
服装やお酒や礼拝などに
厳しい国かと思っていました。
　
　
しかし、いざイランに来てみてビックリ
イスラム政権に愛想をつかし
その影響で、服装も乱れ、お酒を飲み
モスクに行かない人が
かなり増えていることがわかりました。
　
これは、なぜかと言いますと
この5年間で通貨が大暴落して
かつて月1000ドル以上だった平均月収が
今や200ドル程度だからです。
　
また、経済問題で国家不信な2022年に
ヒジャブを被っていなかっただけの
女性を逮捕して殺害してしまい
国民を恐れさせるどころか
むしろ怒らせてしまったからです。
　
この2つが引き金になり
各地で大規模デモが発生し
弾圧により200人以上が死亡し
一部の活動家だけではなく
今やかなり大多数の人が
反政府のようなのです。
　
　
そんなわけで、最近のイラン人は
母国に愛想をつかして
自国通貨を売りまくって大暴落。
　
法定レートは固定してあるので
統計上はまだ豊かなのですが
実勢レートは1/6になっていて
国民は生活に困窮し
通貨は崩壊寸前になってきています。
　
金持ちイラン人は
ドバイなどに引っ越してしまい
外資系大企業も撤退してしまい
残ったのは動けない人ばかりです。
　
警察官や公務員も、やる気なくなり
治安はやや悪化して
公共サービスも悪くなっているそうです。
　
　
何事も、現場に行ってみないと
わからないと言われますが
本当にイランはビックリなこと
だらけでした。
　
飛行機の値段を見た時に
為替レートがおかしいことに気づき
私がイランでモテモテな時に
さらにおかしいことに気づきましたが
現地在住の人に聞いてわかった
真相はこんな感じであります。
　
崖っぷちのイラン政権は
イスラエルやクルド人自治区に
ミサイルをぶち込んでいますが
内政をどうにかしないと
また革命が起きてしまいそうですね。