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外国為替:人民元上昇 中国政府の支援が焦点

人民元が対ドルで上昇している。この背景には5月の中国貿易黒字が予想を上回ったことがある。

中国人民銀行が10日、地銀の錦州銀行が発行した債券の保有者向けにリスクヘッジ措置を取ったことも好感された。

11日午後5時53分時点でドル元は0.24%安の6.9134。

中国人民銀行は11日、人民元の対ドル基準レートを1ドル6.8930に設定した。

加えて、今月下旬に香港で人民元建て手形を入札する方針を明らかにした。

中国国営新華社通信の報道により、地方自治体は今後高速道路、ガス及び電力供給等公益事業の投資に特別債を使用すべきという国務院(内閣に相当)の文書が明らかになったことも元の上げ相場を支えている。

新華社通信はこの施策で「効果的な投資の増加、経済構造の改善、総需要の安定ならびに持続可能な経済成長」が可能になるだろうとし、「特別債規模を拡大してマクロ政策を調整し、合理的かつ余裕のある市場流動性を維持すべきだ」と報じている。

また今月28-29日に大阪で開催されるG20サミットで米中両国は再度貿易協議を行うと見られ、市場の注目が集まっている。

トランプ米大統領は10日、G20サミットで習近平中国国家主席が協議に応じない場合は制裁関税を追加すると発言した。