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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/10/25

自民党は傲慢だった。9月の総裁選で長い時間、各候補が政策論争をして、注目された。結果、政策面で際立った高市が自民党総裁選で選ばれる状況だった。ところが、結局、派閥の力学を働かせ、権力闘争の結果、国会議員票の組織票で、最後は石破になった。石破は昔からの活動で地方部では人気があったが、都市部ではほぼ、高市が大きくとっていた。政策論争の総裁選から、結局、派閥を解散させたはずの、岸田や、過去の人、菅が裏で糸を引いて、結果を決めたことで、自民党の変化を望む自民党員の失望を招いた。岸田は自分の支持率が低すぎて、総裁選に出れなかったのに、裏で権力を持とうとしていて、自民党員も流石に嫌気がさした。
石破は、総理に指名され、組閣後も、自民党内で権力がないため、自分では何もできなかった。自民党はそのような一部の権力者が、党の方針を決める古い組織形態なので、古い自民党幹部の意向に沿って、総裁選で石破が強く主張していたことと反対のことを表明した。現実路線に向かうのは仕方ないにしても、政治信条を裏切ってはいけない。極めつけは、自ら早期解散を強く否定していたのに、即、解散総選挙に踏み切ったことである。
岸田は首相の時に、いろいろ政策を推進していたが、いつも身内に甘く、政治資金問題に断固とした対応をとらなかったことが、結局、石破に跳ね返った。そして、石破は自民党内で処罰されたとされていた、自民党内の党員の処罰を、衆議院選挙戦の動向から、追加で行った。それは野党の裏金疑惑を焦点とすることに、追い風になったのである。野党、マスコミに裏金を焦点にされた時点で自民党の敗北は決まっている。
高市になっていたなら、少なくとも自民支持層からの離反は少なく、選挙の争点も、裏金より、政策に傾けやすかった。寧ろ、同じ松下政経塾出身で、野田と政策議論ができた。自民党は岸田政権時代に、政党交付金の扱いをクリーンにすること、未記載議員の金の返済や税の交付を求めるなどして、処理しておけば、ここまで劣勢にたたされなかっただろう。
一番大事なことは、政治家は国民を豊かに、そして、諸外国と渡りあって、国を守ることだが、いまだに自民党は国民のそのような民意より、権力闘争にあけくれて、国民を軽んじてきたこと、税金だけはしっかり簡単にあげて、問題を先送りしてきた、その結果、国力が落ちてきたことに、ようやく国民は気付き始めた。有権者も自分の地域の政治家が本当に、国のために動く政治家なのか、見極めて、権力を行使しないと、どんどん日本国は貧しい国になっていくだろう。(敬称略)