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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/05/09

華族とは明治2年(1869)から昭和22年(1947)まで存在していた日本における貴族階級のこと。

版籍奉還と並行して、従来の身分制度の公卿・諸侯の称号は廃止となり「華族」と称されるようになり、「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」の5つの爵位があった。

明治17年(1884)に伊藤博文らを中心として制定された華族令第三條において「爵ハ男子嫡長ノ順序ニ依リ之ヲ襲カシム女子ハ爵ヲ襲クコトヲ得ス」とあり、続いて「但現在女戶主ノ華族ハ將來相續ノ男子ヲ定ムルトキニ於テ親戚中同族ノ者ノ連署ヲ以テ宮內卿ヲ經由シ授爵ヲ請願スヘシ」と定められていた。
つまり、女性戸主(家長)は爵位を継ぐことはできず、家督を継いだ場合に華族の身分は認められても叙爵はされず、後に家督を継ぐ男子を立てた場合のみ襲爵が許されたのである。

明治40年(1907)に華族令が改定され皇室令第2号として出されると、今度は女性戸主そのものが否定された。
女性戸主をたてること自体はできたが、その場合爵位がもらえないだけでなく華族という地位そのものを返上しなければならなかった。

改正の理由として挙げられたのは、
・女性戸主では「皇室の藩屏(皇室の近臣として民の模範となる存在)」の役割を果たせない
・女性戸主を認めることは男系による皇位継承の本義に則る根本的観念に相反する
・女性戸主を認めると「爵位なき華族」の存在を容認し続けることになる

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大方の国民の意見に反して
今の天皇制で男系にこだわるのは、
こうしたシーラカンスのような
帰省虫の生き残りなんだろう。