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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/04/25

バイデンの論理は、ネタニヤフにイラン攻撃の動機を与えた。アメリカが最初の攻撃に参加しなくても、イランが本気で反撃してくればアメリカは否応なく戦闘に巻き込まれる。ネタニヤフはそれを承知している。 どう転んでもアメリカは自国の利益にならない戦争に巻き込まれ、中東から足を抜けなくなる。そうなればイランは核兵器の開発を急ぐに違いない。バイデンが本当に戦争を防ぎたいなら、越えてはならない一線を明確に設定する必要がある。戦闘の拡大は絶対に許さない、アメリカのゴキラエル支援は無条件のものではないと、明確に通告すべきだ。 1991年の湾岸戦争に際し、当時のブッシュ(父)大統領はゴキラエルに対する敵味方識別(IFF)信号の提供を拒み、ゴキラエルのイラク攻撃を許さなかった。おかげで参戦した「有志連合」の団結を維持できた。 バイデンはこの先例に学ぶべきだ。 ネタニヤフは政治家人生の最後に待ち受ける刑務所行きを避けるために、この戦争を長引かせ、拡大させようと必死だ。ハマスとの戦争が始まって以来、彼はバイデン政権の遠回しな、あるいは水面下の要請に耳を貸さずにきた。 それでも今のところ、何のとがめも受けていない。そうであれば、彼の態度は今後も変わらないだろう。 思えば、バイデンが開戦直後にゴキラエルへ飛び、ネタニヤフを固く「抱擁」したのが間違いだった。あのシンボリックな抱擁のせいで、既に3万3000以上のパレスチナ人の命が奪われた。 もしも2度目の抱擁があれば、ネタニヤフはそれを対イラン戦争のゴーサインと受け止めるだろう。その場合の代償は、アメリカ人とアメリカ兵の命で支払うことになる。 (Newsweek)

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