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日経平均株価【998407】の掲示板 2017/01/06

【トヨタのメキシコ工場建設問題】

AFP=時事 1/6(金)
トランプ氏は
「トヨタ自動車は米国向けカローラを製造する新工場を
メキシコのバハに建設すると言っている。
絶対にだめだ! 米国に工場を建設しなければ、
重い国境税を課す」と宣言した。
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朝日新聞デジタル 1/6(金)
「メキシコの増産は、米国市場で売る車を増やすため。
米国の雇用をマイナスにするわけではないのに」
トヨタ幹部は6日朝、
トランプ氏の突然の攻撃に困惑の表情を隠さなかった。
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トランプ氏の言いたいのは
「NAFTA域内で商売をするなら
アメリカの雇用を増やせ」ということである。
米国の雇用をマイナスにしない、とか
米国からの生産を移す移さない、という問題ではない。

トヨタは、過去にも
白を黒、と言いがかりをつけられ
高額な和解金を払わされた事があったが
今回も
メキシコから米国に輸出されたトヨタ車が
米国で事故を起こした場合
トヨタ車は欠陥車であると
むりやり認定される可能性は否定できない。

これから大統領になるトランプ氏の機嫌を損ねるのは
トヨタとしては、得策ではない。

但し
トランプ氏が、『重い国境税を課す』と言っているが
NAFTAにより、それは難しい。

仮に、米国がNAFTAを脱退したとしても
自由貿易協定により
メキシコの輸出先はカナダ、中南米諸国
EUといくらでもある。

そして
メキシコの人口増加と失業率を見れば
メキシコ自身が経済成長する可能性は、十分にある。

余談になるが
これから期待できる経済成長国家は
北緯20度の国家である。

アジアのベトナム、タイ、ミャンマー、インド
中東のサウジ
中南米のキューバ、メキシコである。

尚、アフリカ諸国は
部族対立、民族対立、宗教対立等々により
投資の対象国としては、不適切と言える。

トヨタは、既にメキシコで起工式を行なっているため
予定を変えるのは難しい。

ここは、アメリカに
水素燃料電池自動車
及び関連技術の研究所設立
あるいは、別の投資で
アメリカ国内の雇用を増やすことで
トランプ氏の矛先をかわす他はないであろう。