投稿一覧に戻る 日経平均株価【998407】の掲示板 2022/03/22 7474 xメンズ^_^ 2022年3月23日 03:30 ドル高は通貨危機の歴史を鑑みると金融市場と経済や株価下落要因かも=アジア通貨危機 〉=アジア通貨危機を招いた米国の「ドル高政策」== かつて、米国が日本との貿易不均衡に苦しんでいた1990年代、 米国はそれまで採用していたドル高政策を修正して、ドル安に方向転換したことがある。 その結果、1ドル=79円75銭(1995年4月)という歴史的な円高が実現することになるのだが、その後、米国は再びドル高に転換する。 ロバート・ルービン財務長官の「強いドルは国益に適う」という有名な発言によって、再度ドル高政策へと方向転換したわけだ。 ルービン財務長官による強いドル政策によって、米国への資金流入を狙ったのだ。その結果、1998年8月には1ドル=147円台という円安を実現する。 つまり、1995年から1998年8月まで、約3年間に渡って「ドル高政策」が実施されたわけだが、その原動力はルービン財務長官の口先介入だったといってもいい。 なにやら立場や環境は大きく異なるのだが、現在のアベノミクスと似ているような気がするのは私だけだろうか。いずれにしても、問題はこのドル高政策によって吹き出た「副作用」だ。 ❢❢❢1997年7月、タイ通貨の「バーツ」はヘッジファンドなどのリスクマネーによって売り浴びせられる。 ❢❢❢バーツを皮切りにインドネシアやマレーシア、韓国などの通貨も大きく売られる。いわゆる「アジア通貨危機」の幕開けである。 当時のアジア通貨はタイに限らず、米ドルと連動するように「ドルペック制」や「通貨バスケット制」を採用しているところが多かった。 ❢❢❢為替変動によるリスクを最小限に抑えようとして、基軸通貨である米ドルと連動させて通貨を安定させようとしていたわけだ。 ❢❢❢しかし、このドルペック制が危機の原因を作る。 ❢❢❢1990年代前半は米ドルが安く推移していたために、アジア各国も輸出産業が伸びて輸出で稼ぐ経済成長メカニズムを形成しつつあった。 ❢❢❢ところが95年以降、米国の勝手なドル高政策によって、通貨をドルに連動させていた国の通貨も上昇。 ❢❢❢アジア各国の通貨が割高に過大評価される状態が続いてしまったのだ。 ❢❢❢この異常な事態に注目したのが、ヘッジファンドである。 ❢❢❢中でもマクロ経済の歪みを狙って投資していく「グローバル・マクロ」と呼ばれる投資戦略が中心になって通貨の「売り」を仕掛けていく。 過大評価されている通貨は、やがて適正な水準に戻るとする「再帰省理論」を信ずるジョージ・ソロスをはじめとして、 ❢❢❢ヘッジファンドが大量の資金を使ってアジア通貨を売り浴びせたわけだ。 ❢❢❢後に「血塗れのバーツ(タイ)」「IMF危機(韓国)」と呼ばれた経済危機がアジアを襲う。 ❢❢❢このアジア通貨危機は、タイからインドネシア、マレーシア、韓国へと飛び火して、やがてはブラジルの債務不履行による経済危機につながっていく。 ❢❢❢さらに、ロシアが1998年8月に自国通貨建ての国債で不履行を起こしてロシア危機が始まる。 ❢❢❢ロシア危機が原因で、米国の大手ヘッジファンド「LTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)」も破綻。 ❢❢❢ここに来て、米ドルは一気に下落して再び円高が始まる。 ❢❢❢日本も、1998年10月には円が急騰して2日で20円も円高になる乱高下を経験している。 ❢❢❢同時期に日本長期信用銀行を国有化するなど、日本も金融危機に襲われていた。 ちなみに、ロバート・ルービン財務長官はゴールドマンサックスの共同会長を務めた後、 クリントン政権時代の財務長官となり、アジア通貨危機、ロシア危機、ブラジル危機などの経済危機を切り抜けた名財務長官とされている。〉 という事で今のドル高の先行きは、通貨危機とヘッジファンドの暗躍があり財政破綻寸前の国もでてくるかもだが(通貨危機) 要するに日本株には、下落の悪材料になるのでは?? 為替が仮に1ドル140円のドル高になったら(今の世情では悪い円安だ)日本の産業、経済、対外投資、債務、あるいは国内財政、国債(利払い)債務など おそらく、全部が連鎖して困窮すると思うのですが。。? 残念ながら、日経は少なくとも中期の年内は異常な円安ドル高が続くとすれば(ボックス相場なら良いが) おそらく、↓トレンドになると思うのですが、どうなりますかね??(✿^‿^) そう思う5 そう思わない7 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
xメンズ^_^ 2022年3月23日 03:30
ドル高は通貨危機の歴史を鑑みると金融市場と経済や株価下落要因かも=アジア通貨危機
〉=アジア通貨危機を招いた米国の「ドル高政策」==
かつて、米国が日本との貿易不均衡に苦しんでいた1990年代、
米国はそれまで採用していたドル高政策を修正して、ドル安に方向転換したことがある。
その結果、1ドル=79円75銭(1995年4月)という歴史的な円高が実現することになるのだが、その後、米国は再びドル高に転換する。
ロバート・ルービン財務長官の「強いドルは国益に適う」という有名な発言によって、再度ドル高政策へと方向転換したわけだ。
ルービン財務長官による強いドル政策によって、米国への資金流入を狙ったのだ。その結果、1998年8月には1ドル=147円台という円安を実現する。
つまり、1995年から1998年8月まで、約3年間に渡って「ドル高政策」が実施されたわけだが、その原動力はルービン財務長官の口先介入だったといってもいい。
なにやら立場や環境は大きく異なるのだが、現在のアベノミクスと似ているような気がするのは私だけだろうか。いずれにしても、問題はこのドル高政策によって吹き出た「副作用」だ。
❢❢❢1997年7月、タイ通貨の「バーツ」はヘッジファンドなどのリスクマネーによって売り浴びせられる。
❢❢❢バーツを皮切りにインドネシアやマレーシア、韓国などの通貨も大きく売られる。いわゆる「アジア通貨危機」の幕開けである。
当時のアジア通貨はタイに限らず、米ドルと連動するように「ドルペック制」や「通貨バスケット制」を採用しているところが多かった。
❢❢❢為替変動によるリスクを最小限に抑えようとして、基軸通貨である米ドルと連動させて通貨を安定させようとしていたわけだ。
❢❢❢しかし、このドルペック制が危機の原因を作る。
❢❢❢1990年代前半は米ドルが安く推移していたために、アジア各国も輸出産業が伸びて輸出で稼ぐ経済成長メカニズムを形成しつつあった。
❢❢❢ところが95年以降、米国の勝手なドル高政策によって、通貨をドルに連動させていた国の通貨も上昇。
❢❢❢アジア各国の通貨が割高に過大評価される状態が続いてしまったのだ。
❢❢❢この異常な事態に注目したのが、ヘッジファンドである。
❢❢❢中でもマクロ経済の歪みを狙って投資していく「グローバル・マクロ」と呼ばれる投資戦略が中心になって通貨の「売り」を仕掛けていく。
過大評価されている通貨は、やがて適正な水準に戻るとする「再帰省理論」を信ずるジョージ・ソロスをはじめとして、
❢❢❢ヘッジファンドが大量の資金を使ってアジア通貨を売り浴びせたわけだ。
❢❢❢後に「血塗れのバーツ(タイ)」「IMF危機(韓国)」と呼ばれた経済危機がアジアを襲う。
❢❢❢このアジア通貨危機は、タイからインドネシア、マレーシア、韓国へと飛び火して、やがてはブラジルの債務不履行による経済危機につながっていく。
❢❢❢さらに、ロシアが1998年8月に自国通貨建ての国債で不履行を起こしてロシア危機が始まる。
❢❢❢ロシア危機が原因で、米国の大手ヘッジファンド「LTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)」も破綻。
❢❢❢ここに来て、米ドルは一気に下落して再び円高が始まる。
❢❢❢日本も、1998年10月には円が急騰して2日で20円も円高になる乱高下を経験している。
❢❢❢同時期に日本長期信用銀行を国有化するなど、日本も金融危機に襲われていた。
ちなみに、ロバート・ルービン財務長官はゴールドマンサックスの共同会長を務めた後、
クリントン政権時代の財務長官となり、アジア通貨危機、ロシア危機、ブラジル危機などの経済危機を切り抜けた名財務長官とされている。〉
という事で今のドル高の先行きは、通貨危機とヘッジファンドの暗躍があり財政破綻寸前の国もでてくるかもだが(通貨危機)
要するに日本株には、下落の悪材料になるのでは??
為替が仮に1ドル140円のドル高になったら(今の世情では悪い円安だ)日本の産業、経済、対外投資、債務、あるいは国内財政、国債(利払い)債務など
おそらく、全部が連鎖して困窮すると思うのですが。。?
残念ながら、日経は少なくとも中期の年内は異常な円安ドル高が続くとすれば(ボックス相場なら良いが)
おそらく、↓トレンドになると思うのですが、どうなりますかね??(✿^‿^)