日経平均株価【998407】の掲示板 2020/11/28

ていうか、ワシの事で悪いが、日本が超学歴社会と知ったのは、ずいぶんと歳をとってから、ワシの地元は、日本でも有数の山間部で地方交付税と観光、公共事業などの建設業で基本成り立っていて、ある意味、共産独立国家の様相だ。
生まれた時からテレビは家にあったが、そのテレビでみる都市部の風景や東京の情報も、自分とは別次元の世界だと１８歳くらいまで思っていた。そもそも3大都市の一番近いところまで出るのに、過酷な山間部をＪＲで下って数時間もかかる。
だから、お小遣いを沢山もらえなかった俺は、高校卒業まで都市部に出たり、
遊びに行く事は、猿の惑星の猿が危険地帯に行くような感覚だったのだ。
そんな感じで、平野部との乖離が極端に高く、親も地元から出た事がない人間だったので、大学進学なんて考えもつかなかった・・・
地元の勉強のできない生徒のほとんどが、「ああ、高校を卒業したら、都市部近郊の工場に就職するんだろうな・・・」と、はじめから考えていて、有名な大企業の事務職（ホワイトカラー）にどうやったら就職できるのか、なんて考えもしなかったし、それは自分とは関係もない夢物語だと思っていた。
しかし、実際、高校求人で、ある程度の大きな企業の工員になってみると、
それはそれはもう、言葉が出ないくらいブラック労働だった。
これは失敗したと思った時には高卒の新卒カードを切ってしまっていた。
せめて、地方国立大学、有名私立を出て、東証１部の上位３００社以内の有名企業か、公務員になっていないと、この日本は、まさに地獄だと知ったのは、
もう晩年になってしまっていた時だった・・・これが日本の実情である。・