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アーム・ホールディングス【ARM】の掲示板 〜2023/09/26

英アーム株、一時売り出し価格割れ IPO銘柄の熱気一服
#北米 #国際
2023/9/22 6:23
アーム株は14日の上場初日に大幅高となって以降はさえない=ロイター
【ニューヨーク=竹内弘文】21日の米株式市場で英半導体設計アームの株価が一時前日比6%安の49.85ドルまで下げ、売り出し価格の51ドルを割り込んだ。直近に上場したほかの銘柄もさえず、新規株式公開(IPO)銘柄への投資意欲が一服しつつある。

ソフトバンクグループ(SBG)傘下のアームは14日に米証券取引所ナスダックに上場した。上場初日の終値は売り出し価格を25%上回ったが、その後はさえない展開が続く。21日は52.16ドルで終え、15日以降で5日続落した。累計の下落率は20%程度に及ぶ。

半導体需要の先行き不透明感に加えて、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期化するとの観測から、高いバリュエーション(投資尺度)を維持することが難しくなってきた。

QUICK・ファクトセットによるとアームの予想PER(株価収益率、2024年3月期のアナリスト予想ベース)は約60倍。米半導体大手エヌビディアの約39倍(24年1月期予想ベース)と比べても高い。株価が織り込む高成長の持続シナリオが焦点になる。

ほかの新規上場銘柄の株価もさえない。19日にナスダック上場した、食品宅配サービス「インスタカート」運営の米メープルベアは20日に続き21日も一時、公開価格の30ドルを下回る場面があった。ニューヨーク証券取引所に20日上場したマーケティング支援の米クラビヨも21日は一進一退で推移し、終値は小幅上昇にとどまった。

米投資情報誌バロンズによると、過去5年間に米国で上場して1週間以内に公開価格を割れた銘柄は、その後1年間でさらに平均20%下げる傾向があるという。アームやメープルベアの上場は米国IPOの復調を示唆していたが、今後も軟調な株価が続くようだとIPO予備軍の価格付けに影響が及ぶ可能性がある。