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VBIワクチンズ【VBIV】の掲示板

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<ナスダック・バイオでメディシノバ予習>

メディシノバとともに「いま買いバイオ・三兄弟」で紹介した三男「 VBI Vaccines Inc 」(VBIV)がまもなく「大変身」し、そのことがVBIVの株主に大きな利益をもたらす可能性が高い、その理由が「M&A」と先日レポートしました。(詳細は上記返信先「2」をご参照ください)

その中で、一番気になっていたのが合併後のVBIVの株式がどうなるのかということでした。
現在のVBIVの株主は、新「VBI Vaccines Inc.」の株式を1株につき約20株取得できるのですが、現在のナスダック上場「VBIV」の株式と、新「VBI Vaccines Inc.」の株式の関係がどうなるのか分からなかったからです。

(復習)<今回の「M&A」の概要>
ttp://www.vbivaccines.com/wire/vbi-scivac-merger-agreement/

・イスラエルのバイオベンチャー「SciVac Therapeutics Inc.」 (SciVac)が
 VBIVを買収する。
 SciVacは、カナダのトロント証券取引所 (TSX:VAC)及び
 米国店頭市場OTCQX(OTCQX:SVACF)に上場している。

・SciVacが新たに完全子会社を作り、その新たな完全子会社がVBIVと合併し、その合併後の
 「新完全子会社」がSciVacの完全子会社となる。SciVacは社名を「VBI Vaccines Inc.」
 に変更する。

・形式上は、SciVacによるVBIVの買収だが、実質的には反対売買
 (VBIVによるSciVaの買収)。新「VBI Vaccines Inc.」の新CEO、新会長等、
 主要経営陣はVBIVの経営陣が継続する。

・合併時にVBIVの株主は、VBIVの株式1株につきSciVacの株式20.808356株を受け取る権利
 を得る。



その合併に関する賛否を議決するVBIVの特別株主総会が5月5日に開催されることになり、
合併に関する詳細な資料が公開されています。
ttp://ir.vbivaccines.com/all-sec-filings#document-24711-0001493152-16-008746

合併が成立するためには、双方の株主の承認、各証券取引所の承認等々、様々な要件を
満す必要があります。

上記資料によるとその要件の1つに、
「SciVacの株式のNASDAQ又はニューヨーク証券取引所への上場が承認されること」
とあります。

SciVacはすでに、2015年11月5日にNASDAQへの上場申請を行っているそうです。
(ナスダックの上場基準では、最低取引価格が5ドルのため、SciVacの株式を併合する
必要が見込まれるとのこと)

最終的には、現在のナスダック上場「VBIV」の株式は上場廃止となり、
新「VBI Vaccines Inc.」(VBIV+SciVa)がナスダックに上場することになるようです。

たしかに、SciVac単独ではNASDAQへの上場時に大幅な株式併合が必要でしょうが、
今度上場するのは「VBIVとSciVaが合体した新VBI Vaccines Inc.」なのです。

現VBIVの株主にとっては、ナスダック上場時に、VBIVとSciVaが合体した
「新VBI Vaccines Inc.」の株式をどれだけ保有できるのか、また上場後の
株価がどうなるのか、気になるとともに、大変楽しみでもあります。

現時点では、2016年の第2半期中に合併完了の見込みとのことです。

投資の参考になりましたか?