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ベターウェア・デ・メキシコ【BWMX】の掲示板

2024年5月26日、メキシコで史上初の女性大統領が誕生する見通し。当選が有力な与野党候補がすべて女性。

米国ロイター通信などによると来月2日、メキシコ大統領選挙を控え、最近世論調査で執権左派国家再生運動(MOREMA モレナ)のクラウディアシェインバウム候補(61)が右派野党連合のソチトルガルベス候補(61) を先取りしている。両候補とも勝利を自信して終盤のユーセを繰り広げている。

与党モレナの創党メンバーシェインバウム候補は、メキシコ国立自治大学で女性として初めてエネルギー工学博士号を取得した。エネルギー産業気候分野を主に勉強したシェインバウム候補は、2000年メキシコシティ環境部長官に任命され、政治圏に入門し、今回の大統領選出前まで女性としては初めてメキシコ首都であるメキシコシティ市場(2018~2023年)を過ごした。 2011年、アンドレスマヌエルロペスオブラドル県大統領がモレナを創設する時も一緒にいた彼は、昨年から各種世論調査でずっと2位候補を比較的大幅に上回っている。

約40年近くメキシコ政界を主導した制度革命党(PRI)をはじめ、国民行動党(PAN)と中道左派性向民主革命党(PRD)まで包摂した右派中心「ビッグテント」で連合候補に出たガルベス候補も女性だ。2018~2023年に上院議員を務めたガルベス候補は、庶民、青年、先住民、疎外階層とのコミュニケーションに優れているという評価を受けている。彼の公約は貧富の格差解消と警察制度の改善を通じた治安安定化など、現政府で批判される政策に対する代替策に焦点を当てている。今回の大統領選挙で女性候補が当選すれば、メキシコは1824年連邦政府樹立を規定した憲法制定後、200年ぶりに最初の女性大統領が排出されるのだ。男性候補もあるが、2人の女性候補より支持率で大きく遅れている。

メキシコは世界的に「男性中心文化(マチスモマチスモ)」が強い国に挙げられる。2019年になってこそ改憲を通じて憲法に性平等的要素を挿入するほど女性の社会的権利保障が遅れた方だった。ブラジルに続いて世界で2番目にローマカトリック信者が多いが、長い間女性の家庭外生活を制限する傾向を示した。ただし最近は雰囲気が変わっている。昨年1月には189年ぶりに女性最高裁判所長が出てきた。2012年メキシコ主要野党(PAN)の初女性大統領候補だったホセフィナバスケスモタ上院議員は昨年「家父長的国で非常に異例的なことが起きている」とし「今回の選挙はメキシコの歴史を分かち合う噴水令になるだろう」と話した。

人口1億3000万人のメキシコで大統領任期は6年単任だ。メキシコの有権者は同日、上院議員128人、下院議員500人と市議員1900人余りも一緒に選出する。