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>>3577

チューダー・ジョーンズ氏: 米国株の長期的な株価上昇は止まる
2024年2月23日 GLOBALMACRORESEARCH

何故米国株がこれほど上がっているのか? 何故ドルがこれほど強いのか? 米国には他の国に比べてとんでもない大きさの財政赤字があり、それを行なう政治家がいるからだ。現在の財政赤字がいくらか知っているだろうか?

GDPの7.5%だ。考えてみてほしい。7.5%だ。

つまり、7.5%の財政赤字による押し上げがなければ、現在2%ほどのアメリカのGDPは実際には-5.5%になっていたということである。それがアメリカ経済の本当の姿である。

コロナ前の2019年、トランプ政権下で財政赤字は4.8%だった。

こうした数字はマクロ投資の世界では極めて重要だ。

1993年、ヨーロッパはEUを作ろうとしていた。彼らにはマーストリヒト条約というものがあった。財政赤字の上限を3%に定めるもので、それを超えることは許されなかった。

EUに加盟した国はどの国もその制限を守らなければならなかった。

それはGDPの3%の財政赤字は高いという意味である。それは本来ならば-1%の成長率の経済を無条件で2%成長にしてしまうのだから、3%の財政赤字は大きいのである。

アメリカの財政赤字の行方
だが現在のアメリカの財政赤字はそれよりも遥かに大きい。ジョーンズ氏はこう続ける。
トランプ政権が実行した減税は、2025年で期限が切れる。それはこの部屋にいる皆の税率が37%から39.5%に戻るということだ。
それは3,500億ドル財政赤字を縮小する。
だがトランプ減税が期限切れになっても、それでも財政赤字は5.5%だ。

CBOの見通しでは、トランプ減税が失効しても2030年には財政赤字は8%、2050年には年率10%になる。

わたしがバージニア大学で最初に学んだ教授にハーバート・スタイン氏がいるが、彼はこう言った。永遠に続くことの出来ないものはいつか止まる。

だから現在の状況は持続不可能だ。