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( ̄姫 ̄)( ̄姫 ̄)( ̄姫 ̄)( ̄姫 ̄)( ̄姫 ̄)( ̄姫 ̄)の掲示板

今朝の記事で面白いのがあった。
植木靖男の相場展望というコラム。

この中で、パウエルさんの議会証言後にダウが新高値を取ったことに驚いたとある。
つまり、今月のFOMCで利下げをすることが100%確実なのは3週間も前から分かっていたことだ。6月安値24680から切り返したのは、利下げが確実視されたためだ。なのに、なぜ議会証言後もダウは上昇を続けるのか? 利下げはまだ株価に織り込まれていないのか?

この植木さんの疑問は相場の本質を突いたものであり、今後の値動きを示唆している。

一部のアナリストのコメントには、7月に5%の利下げの可能性もあるから、とある。
しかし、野村や大和のレポートでは5%の利下げは有り得ないとしている。0.25%の利下げさえ確実ではないと考えているようだ。FRBの理事15人のうち、予防利下げに賛成しているのは7人で、ほかの7人は反対、もう一人は利上げを主張している。

だとすると、なぜダウは27333まで上昇したのか?
それは、そこまでの上昇がテクニカル的に必要だったからと考えざるおえない。

ダウの日足を見ると、6月安値24680以下に未調整の陽線群がある。この陽線群は最下段の陽線群だから、調整は不要だ。
だから、それ以上の未調整の陽線は調整が必要になる。これはローソク足理論からの絶対的な要請だ。
24680以上で未調整の陽線は25050以上にある。つまり、25050までは調整が必要だ。
ダウ先物は年始に21600で底を打ち、4月末に26695まで上昇し、24680まで調整した。
調整率は39.5%
同じ調整率で25050まで調整するとすると、

(25050-21600)÷(1-0.395)+21600=27302

となる。つまり、定率調整を行うために27300あたりまでの上昇が必要だったから、織り込んでるはずの議会証言後も上昇したのだ。