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★★ガチのテンバーガー銘柄★★の掲示板





①■IPOラッシュにバブル懸念、「gumiの次」警戒
2015/03/28 10時12分配信
[東京 28日 ロイター] - 上場後わずか2カ月半で業績予想を黒字から赤字に修正したゲーム会社gumi<3903.T>の混乱をきっかけに、新規株式公開(IPO)で投資バブルへの懸念が深まっている。同社は27日、希望退職や資産売却も発表、ベンチャー企業が実力以上に「厚化粧」されているという投資家の警戒心に油を注いだ。アベノミクスによる緩和マネーの流入を当て込んだIPOラッシュの中で、市場のゆがみを指摘する声も広がっている。

★値決めの妥当性に疑問の声
 gumiが収益拡大を掲げて東証一部に上場したのは昨年12月18日。3カ月も経たないうちに起きた業績予想の赤字修正で、同社の株価は一時1282円まで下落した。現在も1600円近辺と、公募価格の半値近くの水準で推移。27日に打ち出した100人程度の希望退職者の募集と一部のブラウザー資産の売却により、同社の業績予想はさらに修正される可能性がある。

 同社は淘汰の激しいゲーム業界を勝ち抜く有望株と目され、「時価総額8兆円」を公言する国光宏尚社長の強い個性も魅力となって、上場前から多くのベンチャーキャピタル(VC)やネット企業などが資金提供に加わった。この結果、同社の第三者割当価格は2013年12月の35万7000円から昨年6月には60万7000円に上昇。その後、500分割を実施したため9月の割当価格は1362円になったものの、分割前で換算すると68万1000円となり、バリュエーション(投資尺度)はさらに跳ね上がった。新規上場した12月に決まった公募・売り出し価格は3300円。わずか3カ月前の9月から2.4倍となった。主幹事を務めたのは野村証券で、関係者によると、投資家からは高すぎるとの声が相次いだが、リスクなどを勘案して公募価格を低めに設定する「IPOディスカウント」は実施されなかった。これに対して、野村証券はIPOディスカウントは行ったとしている。