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コラムの掲示板

ニューヨーク連銀の前総裁、ウィリアム・ダドリー氏 11/02 2023年

連邦準備制度当局者らは、インフレ率の2%への押し下げとリセッション(景気後退)回避という二つの目標を達成しようとしており、このため政策ミスのリスクが生じる。

インフレ率を比較的速く2%まで押し下げるほど金融政策の引き締めが十分でなければ、インフレ期待が上向き、インフレ調整後の実質金利が低下する恐れがある。その場合、連邦準備制度ははるかに積極的にインフレ抑制に動く必要に迫られ、その過程で景気への打撃は一層大きくなるだろう。