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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>9292

【トヨタがエヌビディアと組むワケ】
クルマが“走るスーパーコンピューター”に
鶴原 吉郎
2017年5月23日(火)バックナンバー
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/264450/051800064/?n_cid=nbpnbo_mlpus&ST=smart
 「ついにトヨタも…」。自動車業界にそういう波紋が広がった。米国の半導体メーカーであるエヌビディアが2017年5月に開催した技術コンファレンス「GTC 2017」で、ジェンスン・フアンCEOが基調講演の中で、トヨタ自動車と協業すると発表したからだ。協業の内容は、トヨタが今後数年以内の市場導入を見込んでいる自動運転車に、エヌビディアの自動運転プラットフォームである「NVIDIA DRIVE PX」を 搭載するというもの。トヨタは2020年に、高速道路での自動運転を実用化すると表明しており、エヌビディアの技術が搭載されるのはこのタイミングだと考えるのが妥当だろう。
 トヨタのように系列を重視するメーカーが、自動運転車の心臓部に、系列外の、しかも外資系企業のシステムを採用することに筆者自身、まったく驚きがなかったかといえば嘘になるが、どちらかというと「やはり」という印象のほうが強かった。というのも、このところ世界の完成車メーカーや部品メーカーの間で、自動運転車の「頭脳」にエヌビディアの半導体を採用する動きが相次いでいるからだ。
 すでにトヨタ以前に、スウェーデン・ボルボ、米テスラ、独アウディ、独ダイムラーといった完成車メーカーや、独ボッシュ、独ZFといった世界1位、世界3位(いずれも米オートモーティブ・ニューズ誌による2015年のトップ100グローバルOEMサプライヤーランキングによる、ちなみに世界2位はデンソー)の巨大部品メーカーが、相次いでエヌビディアとの協業を発表している。自動運転車の開発で先行する米グーグルも、これまでの自動運転の実験車両ではエヌビディアの半導体を使っていると言われている。