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<米国>エヌビディアが一時2.9%高 複数のアナリストが目標株価引き上げ
2024/05/21 01:00 日経速報ニュース 1036文字

 【NQNニューヨーク=戸部実華】(米東部時間12時0分、コード@NVDA/U)20日の米株式市場でエヌビディアが3営業日ぶりに反発し、一時は前週末比2.9%高の952.00ドルを付けた。22日に2024年2〜4月期決算を発表する前に、複数のアナリストが目標株価を引き上げた。人工知能(AI)関連の需要が引き続き強く、市場予想を上回る実績と見通しが見込めるとの分析が相次ぎ、業績期待から買いが優勢となっている。
 
 バークレイズは目標株価を850ドルから1100ドルに引き上げた。データセンター向けの売上高が市場予想から上振れする余地が大きいと分析。全体の売上高は2〜4月期が10億ドル、5〜7月期の見通しは20億ドル程度上回る可能性があるとみる。AI向け次世代製品「ブラックウェル」の投入を控え、年半ばに顧客が買いを手控えるとの観測があるが「こうした動きを示す証拠は依然としてみられない」と指摘した。
 
 ベアード・エクイティ・リサーチは目標株価を1050ドルから1200ドルに上方修正した。「今年と来年はエヌビディアに匹敵する製品提供はみられない」と評価。「AI関連製品の需要は非常に強い状況が続いている」と指摘し、生産能力の強化によるリードタイムの短縮とあわせ、年後半は市場シェアの観点からも良好な環境が見込めると分析する。
 
 スタイフェルは目標株価を910ドルから1085ドルに上げた。データセンター向けの大幅な成長を見込み「会社と市場予想をともに上回る実績を予想する」。企業によるAIのインフラ投資加速を背景に見通しも強い伸びが期待できるという。AI関連のインフラ投資のテーマで、最も買いを推奨する「トップピック」銘柄で据え置いた。

  • >>72329

    つづき・・

    サスケハナ・ファイナンシャル・グループは目標株価を1050ドルから1100ドルに変更した。AI関連の需要の強さを追い風に実績と見通しともに予想上振れを見込む。ハイパースケーラー(大規模なクラウド事業者)のAI関連の設備投資強化を背景に、データセンター向けの大幅な伸びを予想する。もっとも、市場の期待値が切り上がっているため、株価は「横ばいの反応であっても少なくとも15億ドル程度の上振れが必要になる」とみる。 
     
     株価は3月8日に974ドルと上場来高値をつけた後は売りに押される場面が目立ち、4月中旬には700ドル台まで調整していた。前週末終値は前回の四半期決算を発表した2月21日の終値(674.72ドル)を37%上回っていた。