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GPIFの日本株比率引き上げ 海外投資家に思惑
2024/04/24 04:00 日経速報ニュース 1249文字

 224兆円を運用する世界最大級の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株の保有比率を引き上げるのではないか――。こんな思惑が一部の海外投資家の間で日本株買いの手がかりになっているようだ。

 GPIFは5年に1度、基本ポートフォリオを見直しており、25年度は新たなポートフォリオが適用される年にあたる。野村の須田氏は「今回はインフレ定着下で初めての見直しになるため、債券よりもインフレに強い株式の保有を増やすとの見方につながっている」と話す。さらに米系著名投資家が「今年はGPIFや国内企業年金、個人投資家が買い主体として日本株を押し上げる」との見立てを強めているという。
 
 GPIFの現在の基本ポートフォリオは、国内株式と外国株式、国内債券、外国債券の4資産でそれぞれ25%ずつを目安にしている。国内と外国を合わせた株式比率は50%で、ここに11%の乖離許容幅を加えても海外の年金基金と比べ高いとは言えない。