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<米国>TSMCが一時6.2%安 好決算も、業界見通し引き下げが重荷
2024/04/19 02:59 日経速報ニュース 939文字

 【NQNニューヨーク=横内理恵】(米東部時間12時51分、コード@TSM/U)18日の米株式市場で半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)の米預託証券(ADR)が下落し、一時は前日比6.2%安の130.30ドルを付けた。18日発表の2024年1〜3月期決算は大幅な増収増益となり、4〜6月期の売上高見通しも市場予想を上回った。一方、24年12月期通期の同社の売上高見通しは据え置いたものの、24年の業界見通しを下方修正したことが経営環境を取り巻く不透明感につながった面があった。

AI向け半導体受託の売上高は28年まで年平均成長率(CAGR)で50%が続くという。同社の売上高に占める比率は24年の10%台前半から28年は20%以上となる。
 
 半面、業界全体については24年のメモリーを除く半導体の生産が「10%の伸びになる」との見通しを示し、従来の「10%以上の伸び」から引き下げた。自動車向けの減少やスマートフォン向けの回復の弱さを理由に挙げた。
 
 アナリストからはおおむね前向きな評価が目立った。エバコアISIは「AI関連の強さが他の分野を補うだろう」と指摘した。台湾市場で取引されるTSMC株の目標株価を850台湾ドルから900台湾ドルに引き上げた。
 
 シティグループは決算説明会で値上げの必要性に言及したことなどを挙げ、「利益成長率が会社予想以上に高まる」と予想。目標株価を950台湾ドルから1030台湾ドルにした。ニーダムは台湾の東部沖地震が4〜6月期の売上高総利益率を2%押し下げると予想していたのに対し、会社が「0.5%程度」の影響と予想したことを評価した。

  • >>69739

    TSMC、2024年の半導体市場見通しを下げ-スマホ・PC販売低迷で
    1:15 配信 Bloomberg

    半導体の受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)はスマートフォンやパソコン(PC)販売がなお弱いとして、今年の半導体市場の成長見通しを下方修正した。

    2024年の半導体市場(メモリーチップ除く)の伸びを約10%とし、これを上回る水準だった従来予想から引き下げた。魏哲家最高経営責任者(CEO)はまた、TSMCがトップを走るファウンドリー(受託生産)セクターの成長見通しも下方修正した。