ここから本文です
風に立つライオン
投稿一覧に戻る

風に立つライオンの掲示板

正論 
植草氏

>過去を検証すると、FRBの大幅利下げ断行の局面では株価が上昇していないことが分かります。トランプ大統領は利下げが株価引き上げの特効薬だと確信しているように見えますが、これは正しくありません。

 大幅利下げを実現させるためにトランプ大統領が米中貿易戦争の全面展開に突き進む場合、トランプ大統領は思わぬ誤算に直面する可能性が高いと思われます。トランプ大統領は泡沫候補視されていた2016年大統領選を勝ち抜いた、類いまれなる実力の持ち主ではありますが、自信過剰に陥ることが最大の盲点になる可能性があります。

 各国経済は貿易取引などを通じて相互依存の度合いを強めています。相互尊重、相互理解の判断を基調に経済政策を運営することが経済の安定と成長の維持に不可欠であると考えられますが、最近の日米の経済外交姿勢は、これに反するものであると言わざるを得ません。

 日本では10月に消費税率が10%に引き上げられることになっていますが、増税規模は10年で50兆円に達する巨大なものです。これと米中貿易戦争、日韓貿易戦争が重なれば、リーマン級の金融危機を招くことも否定し切れなくなります。

 株価急落後の反動高が観察されていますが、中期トレンドの転換となるかについては、なおしばらく慎重な見極めが必要であると考えます。
(2019年8月9日 記/次回は8月24日配信予定)


10月消費税が比較的話題に上らないのはパンドラの箱だから。

簡単にクリア出来るはずがない。6ヶ月はポイントなどの処置が効いてるかも知れないが、いずれにしても庶民の生活実感はまちがいなく↓向く。

10月24日が底になるわけない。そこから一段の下げ、だろう。