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《 窓 梅 神 社 》の掲示板

全国紙「エクスプレッセン」ウェブ版に8月14日、市民による興味深い投稿意見が掲載されていた。「現金レス社会への移行は主に、カード手数料で大きな利益を得ている銀行によって推進されている」として銀行を批判するルーベンソン氏は、同時に、現金が使えなくなりつつあるスウェーデンの状況を、「キャッシュレス化」ではなく、「現金に敵意を持つ」と形容していた。たしかに、これまで当たり前に使ってきた決済手段=現金を突然奪われた人々にしてみたら、こちらの表現の方がぴったりくるかもしれない。
簡素で迅速な電子決済が普及したことは、私も便利でありがたいことだと思っている。他方、まだ現金を必要とする人を置き去りにしたまま突進している印象が拭えないスウェーデンのキャッシュレス化については、一体誰のために加速しているのだろう、と疑問に思うことがある。(綿貫 朋子 )