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FXの館の掲示板

【NY為替オープニング】欧州中央銀行(ECB)理事会、ドラギECB総裁会見に注目
◎ポイント
・(4日これまでの材料)
・米地区連銀経済報告(3日):「経済は10-11月に引き続き拡大」「雇用増大は全地域
に拡大」「ガソリン安は個人消費を押し上げている可能性」
・英中銀金融政策委員会:政策金利(0.50%)と資産買入枠(3750億ポンド)据え置き決

・(この後の欧米関連材料)
・21:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利と金融政策発表
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:29.5万件、前回:31.3万件)
・22:30 ドラギECB総裁会見
・22:30 メスター米クリーブランド連銀総裁が会合であいさつ
・03:15 ブレイナード米FRB理事講演

 4日のニューヨーク外国為替市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会での政策金利と金
融政策の決定が注目され、国債購入などの追加的緩和があるのかどうかが見所にな
る。現状維持の場合でも、ドラギECB総裁の会見で追加緩和に前向きな姿勢が改めて
示される可能性が高く、ユーロは一時的に買い戻されても、売り圧力が強い状態は変
わらないとみられる。

 ECBの一段の緩和的な方向が示され、ユーロ売りになれば、ユーロ・円を通して円
買いも考えられる。しかし、株高(特に欧州)になるのは必至と思われることから、結
局円売りが勝る可能性は十分にある。とはいうものの、市場ではECBの追加緩和を期
待したユーロ売り持ち高がかなり膨らんでいるといわれており、新たなユーロ売りが
すぐには機能しない面もあるかもしれない。

 米国関連の材料としては、先週分新規失業保険申請件数の発表があり、雇用情勢の
改善が進んでいるのかどうかを確認することになる。また、メスター米クリーブラン
ド連銀総裁やブレイナード米FRB理事の発言も注目される。さて、日本では衆院選挙
戦に突入しているが、序盤の情勢分析で与党優勢となっており、市場での日銀緩和・
株高・円安への思惑は引き続き強い。

・ドル・円119円95銭、ユーロ・ドル1.2310ドル、ユーロ・円147円65銭、ポンド・ド
ル1.5665ドル、ドル・スイス0.9775フランで推移している。