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独断偏見投資日誌の掲示板

8月16日の朝刊より

オフィス賃料
地方都市で上昇
札幌・福岡などコールセンター増加

コールセンター需要が地方都市のオフィス賃料やアルバイト時給の上昇をけん引している。
札幌市や福岡市などで拠点開設が相次ぎ、オフィスビルやスタッフの需要が増大。
両都市圏ではオペレーターのバイト時給は過去最高水準となった。
地方自治体の誘致支援策も進出を後押ししており、オフィス市況や給与相場を押し上げる状況が続きそうだ。

  • >>1711

    バイト時給も押し上げ

    オフィスビル仲介大手の三鬼商事によると、札幌市では、7月の市中心部のオフィス賃料(3.3平方メートルあたり)が9018円となり、15年4カ月ぶりに9000円台にのった。
    空室率(新築・既存の平均)は2.35%と、2017年6月以降2%台で推移している。

    福岡市のオフィスの逼迫ぶりも東京都心並みとなっている。
    市中心部の空室率は1.82%で、東京都心5区の空室率(1.71%)とほぼ同水準だ。
    賃料も1万294円となり、25カ月連続で上昇している。

    主要地方都市のオフィス需要を押し上げている一因が、コールセンターの進出だ。
    電子商取引の普及で顧客からの問い合わせに対応するニーズなどの拡大が背景にある。

    リックテレコムの「コールセンター立地状況調査」によると、18年7月時点で札幌市に81拠点、那覇市に62拠点、福岡市に43拠点、仙台市に41拠点が開設され、なお増加が続いている。
    三大都市圏に比べ賃料や時給が低い一方、人口は多く比較的人手が確保しやすいためだ。