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外貨の歴史/2011.09の掲示板

抜粋した記事です。
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エコノミスト、学者が「現在は名目では円高だが、
実質実効相場は円安なので日本は安泰」だという。

簡単に言えば1ドルが100円から50円に減価しても、
米国での車の値段が3倍になっていれば円の手取り
が増えるので円安だという。
車の値段でわかりやすくしたが、要は米国のCPI上
昇率が日本より高いからだ。ただ米国のCPIが高い
のはエネルギーやサービスなどが上昇しているのが
主因で日本が得意としている自動車や家電の価格は
日本と同じように低下している。

学者の言うように実質実効相場が円安の恩恵を受け
るには日本が生産もしていない原油を輸出しなけれ
ばならない。
この誤った実質実効相場円安論が民主党の為替政策
の基本で円高を放置し日本の製造業を苦境に陥らせ
ている。



*実効為替レート=ある通貨が他の通貨と比べて
どのくらいの水準にあるのかを見るための指標。
普通の為替レートは、ドル/円とかユーロ/円の
ように二国間で表わすがが、実効為替レートは複
数の通貨との相対的な関係を考えて計算。
実効為替レートを見ることで、その通貨が他の通
貨よりも高いのか安いのかを総合的に判断するこ
とが出来る。



*実質実効為替レート=この実効為替レートをも
とに、物価の違いを調整して計算した指標。