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(株)シー・ヴイ・エス・ベイエリア【2687】の掲示板 〜2015/04/07

>>11094

こちらは単発ではない方のようなので返信しておくの。

PBRの発想は、「株は企業を所有すること=企業の資産価値と株価を比較して割安度を判断」ということなの。
で、PBRはあくまで「帳簿上の価値」との対比だから
企業の保有資産の実際の価値と、帳簿上の価値を比べて実際の価値に変換して見ると、より正確にわかるの。

で、(この銘柄のことじゃなく、一般論ね)
帳簿上は価値が高いけど実際の価値が少ないものを割り引いて、
帳簿上の価値がないけど現実には価値があるものを加えて計算、
これが私の分析手法なの。

前者には、のれん・事務所建物の建設費・商品在庫や原材料(今後の売れる見込みに応じて)・一般的な経済価値がない各種権利などが含まれ、
後者は生産設備で減損済みだけど稼動しているものなどが入るの。一時的な円高で赤字になって、「赤字事業の設備だから減損」させられ(企業判断ではなく会計ルールで強制)、円安に戻って事業黒字化した製造業の低位株なんかだと多いケースなの。

もちろんこの項目全額がゼロ評価ではなくて、それぞれないように応じて掛け目を入れるのだけど。
こうやって資産の中身を見ていくことでより詳しく分析できるの。
PBRのBはBOOK(帳簿)だから、PNRとでも言えばいいかしら?私の造語だけど。
もちろんほぼ100%評価できる項目は省略させてもらったの。
土地(投資用の実態把握困難なものではなく事業用である程度わかるもの)に関しては含み益可能性もあるの。
細かい計算は省略したけど、ここは帳簿上の1.5倍で計算しておいたの。
その上でトータルほぼ資産と負債でトントン、というのが私の「評価」だったの。

で、そのあたりを正確に判断するのは外部の人間では困難で、
そうすると最終結果として現実に儲かっているか?資産が溜まっていっているかで見るとき、
キャッシュが増えているか、キャッシュを調達しなきゃいけないのか、
というのは目安になって、そこで借金をしているかどうかを見るの。
あくまで資産価値を評価するための内容なの。

キャッシュフローは、現実に今・近いうちにキャッシュが足りるかどうかで、
これは黒字倒産リスクがある業種の不動産や、莫大な研究費が必要で安定収入がないバイオ等開発ベンチャー、
もしくは借金返済の目処が立たなくて必死に金策していたシャープなんかにとっては、最も重要な指標になるの。
ただ、ここCVSに関しては(ジリ貧にはなっているけど)、とりあえずの倒産リスクは皆無だし、
事業構造上も「どうにも回らなくなってやむを得ず倒産」は、ほとんどないと判断できるから、
あまりキャッシュフロー事態は気にしないの。
(倒産したほうが得だから倒産のエル○ーダ的なものは、大株主兼経営者の創業家の「判断」だけに依存するから、いくら分析しても読めないけど)


ということで、とりあえず倒産リスクは皆無・だからキャッシュフローはスルー、
資産価値に関しては、中身を精査すると限りなくゼロに近いという私の判断結果(これは判断者によって違ってくるが)、
その上で130店舗近いコンビニを運営していることの価値がある忌みこの企業の価値で、
(仮にどこかの企業が買収しようと思った場合に、出しても良い額=適正価格)
コンビニ1店出すのに約400万で出せること考えると、企業価値が約5億、
これを株価換算すると10円、というのが私の判断なの。