押さえておきたい SBI 証券の基本情報
SBI証券には、投資初心者にも経験者にも便利なサービスが充実しています。口座開設を検討している人は、これから紹介する4つの項目をチェックしてみましょう。
クレジットカード積立に対応。三井住友カードなら最大5.0%還元
SBI証券では、三井住友カードを使った投信積立の買付が可能です。毎月の積立金額を100~50,000円で一度設定すれば、毎月自動で投信積立ができるため、入金や買付の手間が省けます。
三井住友カードで積立するメリットは、積立額の0.5~5%のVポイントがもらえることです。付与率が5%の場合、毎月10,000円を5年間積み立てると30,000円相当、10年間積み立てると60,000円相当のポイントを獲得できます。
付与率は三井住友カードの種類によって異なるため、事前に確認しておきましょう。たとえば、三井住友カード プラチナプリファードの付与率は5%、三井住友カード プラチナは2%、三井住友カード ゴールドは1%です。積立額だけでなく、投資信託の保有額に応じたVポイントももらえるので、三井住友カードユーザーにとってメリットが大きいといえるでしょう。
ちなみにSBI証券では、タカシマヤカードや東急カードなどを使った投信積立の買付もできます。三井住友カード以外の場合、対象のカード会社を経由してSBI証券口座を開設するか、SBI証券口座を持っている場合は仲介口座コースへの変更手続きをしましょう。
手持ちのポイントで国内株式や投資信託の買付ができる
SBI証券では、手持ちのPontaポイント・Vポイントを使って投資できます。Pontaポイント・Vポイントは、投資信託のスポット買付や積立買付、国内株式の購入で利用可能です。
いずれも1ポイント1円分として、最低1ポイントから投資信託の買付に使えます。 ポイントを使うためには、事前にポイントサービスへ申込みましょう。Pontaポイント・Vポイントをそれぞれ登録できますが、買付に利用できるものはメインポイントとして設定した1種類のみです。設定や解除は、ログイン後のホーム画面に表示される「メインポイントを選ぶ」から行えます。
ちなみにSBI証券では、国内株式の手数料や投資信託の保有などに応じてポイントを貯められます。ためたいポイントは、Pontaポイント・Vポイント・dポイント・JALのマイルの中から選択可能です。ポイントの選択肢が幅広いぶん、さまざまな人が有効活用しやすいでしょう。
充実した銀行連携サービスにも注目
SBI証券の銀行連携サービスには、SBIハイブリッド預金やSBI新生コネクトなどがあります。主なサービスを4つ紹介するので、取引の際にどれを活用するかイメージしてみてください。
SBIハイブリッド預金:住信SBIネット銀行と連携した自動スィープサービス
住信SBIネット銀行とSBI証券をつなぐSBIハイブリッド預金は、銀行連携サービスのひとつです。
SBIハイブリッド預金のメリットとして、SBIハイブリッド預金の残高がSBI証券の投資資金に自動的に反映される点が挙げられます。株式を売却する際に発生する受渡代金も自動反映されます。取引頻度が高い人にもおすすめです。
SBIハイブリッド預金(預り金自動スィープサービス)は無料で利用できます。手数料などの費用が一切かかりません。
投資資金への自動反映や金利優遇などさまざまなメリットがある一方、SBIハイブリッド預金には直接入金できず、代表口座から振替えする必要がある点には注意しましょう。
SBI新生コネクト:投信積立の必要額をSBI新生銀行口座から自動入金
SBI証券の銀行連携サービスには、SBI新生銀行とSBI証券を連携する、SBI新生コネクトもあります。SBI新生コネクトは、毎日・毎週・毎月の投信積立で必要な金額が、SBI証券口座へ自動的に入金されるサービスです。SBI証券口座に設定した金額を残しつつ、余った分をSBI新生銀行口座に自動で出金することも可能。入出金の手数料は無料で、NISA制度を利用した投資にも対応しています。
SBI新生コネクトを利用する場合、SBI証券の公式サイトでSBI新生銀行の口座振替契約を行ったあとに、サービスの申込みをしましょう。SBI新生コネクトを利用すると、SBI新生銀行の金利が通常の0.001%から、0.1%へアップします。資産形成に有利なので、投信積立を考えている人は検討してみてください。
銀行引落サービス:毎月自動で設定額を引き落とし可能
銀行引落サービスも、銀行連携サービスのひとつです。指定の銀行口座からSBI証券口座へ、毎月自動的に入金されるよう設定できます。入金額は自由に設定でき、投信積立や株式など幅広い買付に利用可能です。
銀行引落サービスが利用できる金融機関には、都市銀行・ネット銀行・地方銀行・信用金庫などがあり、いずれも手数料はかかりません。ちなみに、SBI証券の入金方法には銀行振込みもありますが、振込手数料は自己負担のため、コストや手間を考慮すると銀行引落サービスのほうが便利といえるでしょう。
即時入金・リアルタイム入金:オンラインでスムーズに振込み
SBI証券には、即時入金やリアルタイム入金のサービスもあります。即時入金もリアルタイム入金も、提携の銀行口座からSBI証券口座へ、手数料無料でオンライン入金できるサービスです。メンテナンス時間などを除けば買付可能額に即時反映されるので、スムーズに取引できるでしょう。
即時入金の場合、提携金融機関側でネットバンキング契約をすれば、SBI証券でのサービスの申込みは不要です。リアルタイム入金を利用するなら、SBI証券の公式サイトから口座振替登録を行いましょう。
なお、サービスごとに利用可能な金融機関が異なるため、ご利用の金融機関が対象かどうか事前に確認してみてください。
SBI証券で口座開設する流れは大きく4ステップ
SBI証券の口座開設の流れを、4ステップに分けて確認してみましょう。
1つ目のステップは、SBI証券の公式サイトから口座開設申込みをします。画面の案内に沿って、メールアドレス・氏名・住所などの登録や規約の確認を進めましょう。最後に、口座開設方法をネット・郵送のどちらかから選ぶと、口座開設の申込みは完了です。以降では、ネットを選択した場合の手順を紹介します。
2つ目のステップは、本人確認書類の提出です。まずは、申込み後に発行されたユーザーネームとログインパスワードを使って、口座開設状況画面からログインしましょう。次に「本人確認書類の提出」をクリックし、書類を提出します。
本人確認書類の提出方法には、スマートフォンを使ってその場で撮影する方法や、画像データをアップロードする方法があります。画像データをアップロードする場合、書類提出後に郵送物の発送を待つ必要があるため、スマホ撮影のほうがスムーズです。
スマホ撮影の場合は、マイナンバーカード1点のみ、または通知カードと運転免許証を用意しましょう。画像データを用いる方法では、マイナンバーカードまたは通知カードに加え、運転免許証・運転経歴証明書・住民票の写しなどが必要です。マイナンバーカードなら1点、通知カードなら2点の書類を用意してください。 本人確認書類の提出が完了し、SBI証券側での審査も終われば、次のステップです。
3つ目のステップは、メール・郵送のうち、指定した方法で口座開設完了通知が届くので、メールの場合は取引パスワードの設定を、郵送の場合は記載された取引パスワードを確認しましょう。その後、最後のステップとして、SBI証券の公式サイトで振込み先の銀行口座や勤務先の登録などの初期設定をすれば、取引を開始できます。
なお、1つ目のステップで郵送による口座開設手続きを選んだ場合、SBI証券から必要書類が届きます。案内に従って記入し、返送しましょう。
4つ目のステップは、審査が終わり郵送で口座開設完了通知が届いたら、初期設定を行ってください。