SBI証券は大手のネット証券。やばいといわれる根拠はない

出典元:Getty Images
SBI証券は、豊富な実績をもつ大手ネット証券です。2025年11月には1,500万口座を突破しており、2025年12月末時点の預かり資産額は62兆円を超えています。口座数・預かり資産額ともに、業界トップクラスであることをまず理解しておきましょう。
問題なく使えるか不安に感じる場合は、利用者からの評判をチェックしてみるとよいでしょう。以下のページでは、SBI証券の特徴やクチコミを紹介しています。口座開設する前にレビューを確認しておきたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
※参考:SBI証券「決算情報|2026年3月期 第3四半期 決算説明資料」(外部サイト)
悪い評判からわかる、SBI証券で口座開設するデメリット
「SBI証券は危険性が高い・怪しい」「安全ではありません」などのネガティブな意見があるのは、SBI証券のデメリットが関係していると考えられます。
SBI証券口座の開設時に注意したいポイントを紹介するので、「SBI証券の悪いところは?」「SBI証券の弱点は何ですか?」と疑問に思っている人は、ぜひチェックしてみてください。
アプリでの取引が煩雑

出典元:Getty Images
SBI証券を利用するデメリットのひとつが、スマホアプリでの取引が煩雑なことです。SBI証券では、金融商品ごとに対応しているアプリが異なります。
例えば、国内株式なら「SBI証券 株アプリ」、米国株式なら「SBI証券 米国株アプリ」のダウンロードが必要です。FXや先物・オプション取引用のアプリもあり、それぞれ使い分ける必要があります。
アプリで取引したい場合は、投資する金融商品を想定したうえで、管理や操作が苦にならないか見極めることが大切です。SBI証券のスマホサイトでも取引はできますが、単元未満株を除く国内株式か、証券取引所の取引時間外に売買するPTS取引、投資信託にしか対応していないので注意してください。
SBI証券ではデモ取引ができない

出典元:Getty Images
デモ口座を利用できないことも、SBI証券のデメリットといえるでしょう。
デモ口座とは、実際にお金をかけずに投資のシミュレーションができる口座のこと。主に取引ツールの操作感などを試すために用いられるものですが、SBI証券ではデモ口座のサービス自体が提供されていません。
ただし、デモ口座のかわりに操作ガイドが用意されており、金融商品ごとの操作方法が詳しく解説されています。操作ガイドを事前に読んでおけば、取引するときの具体的な手順は十分把握できるでしょう。
どうしても操作に不安がある人は、少額の取引から始めるのがおすすめです。株式は通常100株単位で購入しなければなりませんが、SBI証券では1株から購入できる単元未満株も取扱っています。数百円あれば取引できるので、損失のリスクを抑えながら投資経験を積めるでしょう。
メンテナンスの頻度が高い

出典元:Getty Images
SBI証券はメンテナンスの頻度が高く、不便に感じられるケースもあります。毎日の定期メンテナンスに加えて臨時メンテナンスも行われるため、タイミングによってはサイトやアプリが使えないことも。
SBI証券の定期メンテナンスが行われるのは、早朝や夜間です。基本的には取引時間外なので、取引自体に支障が出ることは少ないでしょう。ただし、マイページやアプリへのログインができないこともあるため、メンテナンス情報は公式サイト(外部サイト)で適宜確認しておく必要があります。
対面相談ができるのは一部コースのみ

出典元:Getty Images
SBI証券では、一部のコースを除いて対面でのサポートが受けられません。手続きや投資について対面で相談したい人は、SBIマネープラザやIFA(金融商品仲介業者)が提供する対面コースに申込む必要があります。
すでにインターネットコースで取引をしている人が対面コースに変更したい場合は、SBI証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせてみてください。なお、SBI新生銀行の仲介口座を利用している人に限り、例外的にインターネットコースでも店頭相談を利用できます。
注意点として、SBI証券の対面コースはインターネットコースと比べて取引手数料が高めです。例えば国内株式の場合、インターネットコースを選択して条件を満たせば手数料がかかりません。一方の対面コースでは、1注文あたりの約定代金が100万円以下だと約定代金の1.265%に設定され、取引額に応じて手数料が変動します。
対面コースは資産運用やお金について気軽に相談しやすい反面、取引の頻度や金額によっては高いコストが発生する可能性もあると覚えておきましょう。
SBI証券で口座の乗っ取り・不正取引のトラブルがあった

出典元:Getty Images
SBI証券では、フィッシング詐欺などを通じて利用者の口座が乗っ取られる被害が複数発生しました。乗っ取り被害の発生を知り、「SBI証券は大丈夫か」と不安になるのは当然といえるでしょう。
ただし、乗っ取り被害はSBI証券に限った問題ではなく、証券会社のインターネット取引サービスにおける不正アクセス件数は14,400件、不正取引件数は8,347件にのぼります(※2025年1月〜2025年7月)。2025年7月には各社が補償の方針を取り決めており、SBI証券では不正アクセス・不正取引の被害者へ被害額の50%を補償すること、一律で1万円の見舞金を支払うことを発表しました(※)。
※2025年10月25日以前に発生した被害が対象
加えて、デバイス認証やログインパスワードの複雑化など、セキュリティ対策の強化と安全性の向上に取り組む方針も示されています。今後も乗っ取り被害が絶対に起こらないとは断言できませんが、補償制度やセキュリティの整備は進められているため、SBI証券を利用することに対して過度に心配する必要はないでしょう。
とはいえ、利用者自身も十分に注意することが大切です。パスワードを第三者に見られないように管理する、SBI証券と偽った不審なメールのリンクを開かないなど、個人情報流出を防ぐための対策を心がけましょう。
※参考:金融庁「インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引にご注意ください」(外部サイト)
過去の不祥事からSBI証券を問題視する人もいる

出典元:Getty Images
2024年1月にSBI証券が行政処分を受けたことも、「SBI証券は利用しないほうがいい」といわれる理由です。行政処分のニュースを見て、SBI証券の管理体制を問題視する人が増えたと考えられます。
処分の理由は、SBI証券によるIPO銘柄の価格操作です。2020年12月から2021年9月までの間、3銘柄の上場初日の価格が公募価格を下回らないよう、SBI証券が作為的に相場形成をしたと報じられています。このような相場操縦は金融商品取引法で禁止されているうえ、本件では執行役員なども関与していたため、組織的な法令違反と判断されました。
行政処分の内容は、IPO銘柄の売買受託業務の一時的な停止と業務改善命令です。行政処分を受け、SBI証券は内部管理体制の強化・充実に向けた取り組みを行う方針を発表しました。業務改善計画の実施状況に関して、金融庁への定期的な報告も義務付けられています。
不祥事を起こした事実はあるものの、現在は改善のための取り組みが進められているため、今後の動向を注視しながら利用するかを検討しましょう。
※参考:金融庁「株式会社SBI証券に対する行政処分について」(外部サイト)/SBI証券「金融庁による行政処分について」(外部サイト)
SBI証券は強みも多い! 口座開設するメリット
「SBI証券では何ができる?」「どんな会社? いいところはある?」など、SBI証券ならではの強みが知りたい人もいるのではないでしょうか。SBI証券には取引手数料が安い、取扱銘柄が充実している、クレカ積立ができるなどのメリットがあります。口座開設を判断するうえで欠かせない情報なので、SBI証券の良さを詳しく見ていきましょう。
条件達成で取引手数料が無料

出典元:Getty Images
SBI証券では、2023年9月30日から国内株式の売買手数料を無料にする「ゼロ革命」がスタートしました。条件を達成した場合、売買手数料0円で取引できます。
条件はインターネットコースを選択したうえで、「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」を電子交付で受取ること。SBI証券のゼロ革命には特にデメリットがないので、すでに口座開設済みで郵送を選択している人は、公式サイト(外部サイト)で電子交付に切り替えるとよいでしょう。
ゼロ革命の条件から外れる場合、国内株式の手数料プランはスタンダードプランとアクティブプランの2種類から選べます。スタンダードプランは1回あたりの取引額によって手数料が決まるプランで、5万円までなら55円、3,000万円超でも1,070円です。さらに、手数料の月間合計額1.1%相当はポイントで還元されます。
アクティブプランは1日あたりの取引額によって手数料が決まり、100万円までは手数料が無料です。200万円までなら1,238円、300万までなら1,691円、以降100万円増加するごとに295円ずつ加算されます。
電話や対面で投資相談ができるコースを利用する場合は、手数料が追加されるため注意が必要です。国内株式以外に投資する場合も一定の手数料がかかることがあるので、各手数料は公式サイトで確認しておきましょう。
ポイントサービスが豊富

出典元:Getty Images
ポイントサービスが豊富である点も、SBI証券のメリットです。Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALマイル、PayPayポイントから選んだポイントをためられます。
例えば、新規口座開設をするだけで最大100ポイントの受取りが可能です。投資信託を保有している場合は、保有額の最大0.25%が毎月ポイント還元されます。
ポイントをためるには、SBI証券ポイントサービスへの申込みが必要です。ためたいポイントを1つ選択し、マイページからメインポイントの登録手続きを行いましょう。
VポイントやPontaポイントであれば、投資信託・国内株式の買付に利用できます。投資対象が限られる点はSBI証券ポイントサービスのデメリットですが、現金が必要ない分、気軽に投資できるのがメリットです。各ポイントサービスの詳細は公式サイトに掲載されているので、気になる人はチェックしてみてください。
取扱銘柄が充実している

出典元:Getty Images
SBI証券の強みのひとつは、取扱銘柄が充実していることです。米国株式や投資信託、IPO銘柄の取扱数は業界トップクラスを誇ります。
外国株式・海外ETFは、米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの9市場が対象。なかでも、米国株式の取扱銘柄数は2026年3月時点で5,200本を超えており、豊富な品ぞろえが魅力です。投資信託の銘柄数も約2,600件と豊富にラインアップされています。
今後の成長が期待されるIPO銘柄が充実している点も特徴です。IPO銘柄は新たに上場する企業の株式を指し、大きく値上がりする傾向があります。SBI証券では、上場する企業のうちほぼすべてのIPO銘柄を扱っており、2025年度の取扱数は66社中63社と証券業界でもトップクラスです。
IPO銘柄は抽選式のため、必ずしも購入できるわけではありません。しかし、外れた場合もIPOチャレンジポイントがたまり、今後当たりやすくなるように工夫されているのも魅力といえるでしょう。
手数料をかけずに夜間取引ができる

出典元:Getty Images
SBI証券のPTS取引を利用すれば、夜間でも手数料無料で株取引ができます。他社で夜間取引をする場合は、日中と同額の手数料を要することがほとんど。SBI証券では手数料無料なので、よりお得に取引できる利点があります。ゼロ革命の条件を満たしていない人でも、PTS取引の夜間取引なら手数料がかかりません。
そもそもPTS取引とは、証券取引所を介さずに証券会社内で株式取引を行うシステムです。日本の証券取引所は15:30で利用できなくなりますが、SBI証券のPTS取引なら8:20~16:30、17:00〜23:59までの間、自由に株式を売買できます。
日中に比べて対象銘柄が限られるというデメリットはあるものの、日中働いている人でも仕事終わりに投資できる点は夜間取引の強みです。株式市場の動向や世界中のニュースを把握したうえで、じっくりと投資先や取引のタイミングを検討できるでしょう。
ただし、信用取引は夜間取引の対象外なので、9:00~11:30と12:30~15:30しか取引ができません。独自のルールによって取引の停止や制限が行われるケースもあるため、詳しく知りたい人は公式サイト(外部サイト)をチェックしてみてください。
クレカ積立ならクレジットカードで投信積立ができる

出典元:Getty Images
SBI証券のクレカ積立では、現金の代わりにクレジットカードで投信積立ができます。投信積立とは、事前に決めた額を定期的に投資信託へ積み立てるサービスのこと。投信積立を行うには銀行口座から証券口座へ入金する方法が一般的ですが、SBI証券ではクレジットカードでも投信積立の代金を支払えます。
クレカ積立ならクレジットカードのポイントがたまるうえ、自動で積み立てされるので入金の手間がかかりません。SBI証券のNISA口座(旧つみたてNISA・一般NISA)もクレカ積立の対象です。利用にあたって、デメリットやクチコミで「やばい」といわれるような要素は特にないので、ポイントをためながらお得に資産運用がしたい人は活用してみましょう。
【SBI証券のクレカ積立に使えるクレジットカード】
- 三井住友カード
- Oliveフレキシブルペイ
- タカシマヤカード
- 東急カード
- アプラスカード
- JFRカード
- オリコカード
- UCSカード
- JCBカード
三井住友カード・Oliveフレキシブルペイ以外のクレジットカードを使う場合は、各カード会社の金融商品仲介口座を経由しなければなりません。仲介口座を持っていない場合は、事前に開設を済ませておきましょう。
SBI証券は口座開設時のキャンペーンが充実

出典元:Getty Images
SBI証券では、口座開設時に利用できるお得なキャンペーンやプログラムが用意されています。取引手数料が無料になるものや、キャッシュバックを受けられるものなどさまざまなので、取引したい商品に合わせて選びましょう。
例えば「米国株式手数料Freeプログラム」では、総合口座開設月の翌月末までの最大2カ月間、米国株式・米国ETFの買付・売却手数料が無料です。総合口座の開設後、「重要なお知らせ」を受取った時点で手数料無料期間が開始します。メッセージは初回ログインをしないと確認できないため、忘れずに行いましょう。
「FXデビュープログラム」では、FX口座を開設して口座開設月の翌月最終営業日までにエントリーすると、200円がもらえます。さらに、新規取引の合計数量に応じて最大2,000,000円がキャッシュバックされる特典も。口座開設時期によってエントリーページが異なるので、詳しくは公式サイト(外部サイト)を確認してみてください。
国内株式の信用取引を始めたい人向けの「国内信用デビュープログラム」もあります。エントリー後、エントリーをした月の翌月最終営業日までにはじめて信用取引を行った人が対象です。最大2カ月の対象期間中、新規建てから決済まで行った信用取引の建玉にかかる金利・貸株料が最大10万円キャッシュバックされます。
キャンペーン・プログラムの内容や実施期間は予告なく変更・中止される可能性があるので、公式サイトの情報をこまめにチェックしましょう。
SBI証券での口座開設がおすすめな人の特徴

出典元:Getty Images
SBI証券は、初心者・上級者どちらにもおすすめのネット証券です。
主な理由として、条件達成で取引手数料が無料になり、低コストでさまざまな金融商品に投資できる点が挙げられます。条件達成していない場合も、アクティブプランを選ぶと100万円まで国内株式の現物取引手数料が無料なので、少額から始めたい投資初心者にもぴったりです。
取扱商品も多く、米国株式は5,200件以上、投資信託は約2,600件にのぼります(※2026年3月時点)。豊富なラインアップから投資先を選べることは、上級者にとっても大きなメリットに感じられるでしょう。
口座開設や投資信託への投資などで受けられるポイント還元サービスも魅力です。ポイント投資もできるため、現金を使わずに投資したい人もSBI証券での口座開設を検討してみてください。
SBI証券以外を選ぶなら証券会社ランキングをチェック
SBI証券の何がいいか・悪いかといったポイントや、SBI証券でできることを紹介しましたが、自分には合っていないと感じた人もいるのではないでしょうか。SBI証券口座以外にも選択肢は多数あるので、メリット・デメリットをふまえて自分の投資スタイルや目的に合う証券会社を見つけることが大切です。
以下のページでは、口座開設数や手数料、取扱銘柄数など、さまざまな切り口で証券会社を比較しています。多くの投資家に選ばれている証券会社をランキング形式でわかりやすくまとめているので、口座の開設先に悩んだときはぜひ参考にしてみてください。
