銘柄選定におすすめ 証券会社取扱い投資商品ランキング全136社

取扱い商品数ランキングを確認しながら選ぶのがおすすめな人

投資先の選択肢を幅広く持っておきたい人は、取扱い商品数ランキングを活用して証券会社を選びましょう。証券口座の開設後、新たに投資したい商品が見つかった場合でも、取扱い商品が充実した証券会社ならスムーズに購入できます。

金融商品の主な種類は、国内・外国の株式、国債・社債などの債券、複数の商品を組み合わせた投資信託です。多くの証券会社では国内株式の取引に対応しているものの、ほかの金融商品の取扱状況や商品数には差があります。

たとえば、投資信託で資産形成を始めようと考えているなら、投資信託のラインナップが充実した証券会社が向いているでしょう。資産形成の過程で、ほかの金融商品に投資したくなる可能性もふまえると、複数の商品にまんべんなく対応する証券会社選びが得策です。選択肢が幅広い分、自分が希望する運用スタイルを実現しやすいといえます。

なお金融商品によっては、取引の際に各証券会社が定めた手数料がかかるため、効率よく投資するためには取引コストの面にも注目してみましょう。

証券会社を選ぶときにチェックするポイント

ここからは、証券会社を選ぶときに気をつけるべきポイントについて解説します。NISAやiDeCo、ミニ株や単元未満株に対応しているかなども、自分のスタイルにあわせてチェックしましょう。

幅広く投資するなら金融商品のラインナップが豊富な証券会社を選ぼう

さまざまな金融商品へ投資したいと考えているなら、ラインナップが豊富な証券会社に注目してみてください。証券会社ごとに投資できる金融商品は異なるので、口座開設前に確認しておくことが大切です。

たとえば、国内株式のほかに外国株式や投資信託も購入したい場合は、目当ての商品がある証券会社を選びましょう。外国株式とひとくちにいっても米国株式や中国株式、欧州株式とさまざまな種類があるうえ、対応する銘柄数も証券会社によってさまざまです。投資信託も同様に種類が多く、国内の金融商品を主とした商品もあれば、先進国・新興国を対象とした商品もあります。単に外国株式や投資信託などの対応ジャンルを確認するだけでなく、銘柄の充実度に注目することも大切といえるでしょう。

取扱ジャンル・銘柄数ともに充実した証券会社は選択肢が多い分、希望の商品を選べるだけでなくリスク分散もしやすいと考えられます。投資したい対象が現時点で1つの人も、将来リスク対策しやすいように取扱い商品数を意識してみましょう。

NISA・iDeCoを始めたい人は対応可否や対象商品をチェック

NISAやiDeCoを始めたい場合は、証券会社が制度に対応しているか、どんな対象商品があるかを確認しましょう。証券会社ごとにNISA・iDeCoの対応状況は異なり、制度に対応していない証券会社で口座をつくると金融機関変更などの手間がかかります。

NISAとは、投資で得た利益に対する税金の支払いが免除される制度です。2024年1月からの新制度開始により非課税投資枠がより拡大され、投資のチャンスが拡大します。

iDeCoとは老後の資産形成を目的に、一定の金額を積立しながら運用する制度です。NISAと同様に運用益が非課税になるほか、積立金の所得控除により所得税・住民税の負担が抑えられるなどの特徴があります。

各制度は税制面でのメリットが大きいものの、利用する証券会社によっては制度を活用できません。また、対応可能な証券会社でも商品ラインナップの充実度が異なるため、制度を利用するのであれば対応可否と対象商品の確認が重要です。ちなみにNISAは、2024年1月から制度改正されます。各証券会社で取扱う商品内容が一部変更になる可能性があるので、チェックしておきましょう。

ミニ株・単元未満株に対応の証券会社なら少額投資もできる

少額投資に興味がある人は、ミニ株・単元未満株を取扱う証券会社がおすすめです。通常よりも少ない単位で取引できるため、少額投資を始めたい人に向いています。

株式を購入する際には、100株を1単元として100株や200株、300株のように取引するのが一般的です。しかし、ミニ株（株式ミニ投資）に対応した証券会社では、通常の10分の1の規模で買付できます。単元未満株を取扱う証券会社なら、1単元より少ない株式数で取引が可能です。

たとえば、1株あたり1,000円の株式を100株購入すると10万円かかりますが、10株単位で購入できるミニ株であれば1万円からの元手で取引できます。単元未満株に対応した証券会社の多くは1株単位で取引できるので、1,000円からの取引が可能です。

ただし、ミニ株・単元未満株は手数料が割高になる可能性があるので、各証券会社の取引コストも比較してみてください。

IPO投資を視野に入れて口座開設するなら取扱い実績にも注目

IPO投資を考えているなら、証券会社の取扱い実績にも注目して口座の開設先を選びましょう。取扱い実績が多い証券会社ほど、IPO投資のチャンスを増やせるでしょう。

そもそもIPO投資とは、上場予定の企業の株式を購入し、上場のタイミングで売却する投資方法のこと。IPO銘柄は上場後に値上がりするケースが多く、売却することで利益の獲得が期待できるので多くの投資家に人気です。

IPO銘柄の取扱い数は証券会社によって異なるため、IPO投資を狙うならIPOの引受件数や主幹事になった回数を確認しましょう。主幹事とは、企業が上場する際のサポート役を担う証券会社のことです。主幹事でない証券会社に比べてIPOの取扱い数が多いため、買付できるチャンスが多いといえます。

なお、IPO銘柄は、希望しても必ず購入できるわけではありません。抽選や過去の申し込み回数など各証券会社のルールによって買付できる人が決まります。よりIPO投資のチャンスを増やしたい場合は、複数の証券会社の口座から申込むなどの工夫も検討してみましょう。