5月1日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比286円程度安い3万8118円前後で推移。現地4月30日、米1-3月雇用コスト指数が市場予想平均を上回ったことで賃金インフレが警戒された。米国株式市場では、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)したことを受け、NYダウ・ナスダック総合指数がともに3日ぶりに反落。米国株安を受け、売りが先行。売り一巡後、やや下げ渋る場面がみられたが、午前9時46分には同327円55銭安の3万8078円11銭を付けるなど軟調に推移する。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比305円安の3万8165円だった。
業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が下落。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、TOTO <5332> 、ガイシ <5333> などのガラス土石株も安い。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株も軟調。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、三井金 <5706> 、住友鉱 <5713> などの非鉄金属株も弱い。一方、ニッスイ <1332> 、サカタのタネ <1377> などの水産農林株が高い。
個別では、M&ACH <2127> 、日本調剤 <3341> 、日揮HD <1963> 、平和不 <8803> 、東エレデバ <2760> などが下落。半面、レーザーテク <6920> 、タムロン <7740> 、アイエスビー <9702> 、ナブテスコ <6268> 、アイネス <9742> などが上昇している。
東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=157円台の半ば(4月30日は156円85-87銭)、1ユーロ=168円台の前半(同167円90-94銭)で取引されている。
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最終更新:5/1(水) 10:09
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