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ウエハーの回復の順番は、TSMCやサムスン、SKなどの設備稼働率の向上によるウエハー投入量(消費量)の増加⇒エハー在庫の消費による減少⇒ウエハー購入量の増加ということになります。今はAIサーバー向けのGPUやHBMは牽引していますが、そろそろ、スマホやPC向けが、そして車載や産業向けも動き出します。😊💕
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また、トレンドフォースはAIサーバー向けのGPUとセットで使われるHBMの生産が急増し、DRAMの先端プロセス向けのウエハーの投入量は急増するとコメントしています。ロジックではないので、10㌨程度のPWウエハーの投入量が急増するということです。また、HBMだけでなく、DDR5にシフトするともコメントしています。在庫消化に時間がかかりますが、いよいよTCMCもサムスンやSKなどのメモリーメーカーも、フル稼働に入るタイミングを迎えつつあるということです。EWもPWも最先端品はさむ子のお家芸なので、良いニュースです。ゆっくり行きましょう。😊💕 TrendForce によると、HBM3e の生産急増は 2024 年末までに先端プロセスのウェーハ投入量の 35% を占めると予想される https://www.trendforce.com/presscenter/news/20240520-12143.html
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さむ子の300mmウエハー在庫推定(決算説明会資料p15-16)によると、TSMCなどの半導体メーカーのウエハー投入量は、昨年の3Qを底に回復しており、ゆっくりと2022年のピーク水準に向かいます。1Q時点のウエハーの在庫水準は3カ月分強です。さむ子のコメント通り最低必要在庫量を2カ月分とすると、1カ月分程の在庫消化が必要となり、1年間でこれを消化するためには、750万枚÷12カ月=63万枚(8%)ずつ消費する必要があります。最低必要在庫量が1カ月分なら2カ月分の在庫消化が必要となるので、必要最低在庫量が増えるほど、在庫消化期間が短縮されるのは明らかです。後は、今後のウエハー需要の強さと回復のテンポということになります。 半導体メーカのウエハー在庫量は各社バラバラで、以前調べたところではマイクロンは4カ月分ほどのウエハー在庫を保有していました。車載半導体不足を身をもって体験したルネサスは、決算説明会でウエハー在庫を積み増しているとコメントしています。また、TSMCが地震の影響を最小限に抑え、急速に立ち直ることができたのも、TSMCの機動力だけでなく、ウエハーなどの在庫も寄与していることは明らかです。各社ともに積み上がったウエハーの在庫をパンデミックや自然災害に備えた戦略的備蓄として活用するために備蓄用の倉庫なども整備し、2カ月分程度の在庫を目安にすることは十分にあり得る話だと思います。 ちなみに、半導体各社のウエハー在庫は3カ月分程ですが、さむ子のポリシリコン在庫は2年分程あり、しかもマテリアルの子会社も買収したので、どれだけウエハーを増産しても原料不足の心配はありません。😊💕
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決算説明会資料の「300mmウェーハ顧客在庫推定」ですが、ウエハーの顧客在庫はかつてないほどの量が積み上がっています。一方、在庫月数はロジック、メモリーともようやく下を向きました。顧客のデバイスメーカーは現在の生産規模を維持したとしても、購入量を増やさなければ、いずれウエハーの在庫がなくなってしまうサイクルに入ったのかなと思います。ただ、投入量が大きく増えているわけではないので、300mmウエハー全体の出荷は今年いっぱいは回復しないかもしれません。EBITDAマージンも低調ですね。多少値上げできたとしても出荷量が増えないと、しっかり利益は確保できないのでしょう。 SUMCO決算説明会資料 https://ssl4.eir-parts.net/doc/3436/tdnet/2430827/00.pdf
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2024年5月2日 1-3月の単位労働コスト、前期比4.7%上昇-10-12月は横ばい 労働生産性指数、0.3%上昇-10-12月は3.5%上昇 1-3月(第1四半期)の米労働生産性指数は伸びが減速し 、単位労働コストは1年ぶりの大幅な伸びを示した。 インフレ高止まりのリスクが大きくなる可能性がある。 キーポイント 単位労働コストは2023年後半はほぼ横ばいが続いた。 ここ数年は第1四半期に大きく上昇することが多い。 労働生産性のデータはかなり変動が大きいが、減速が続けば、 インフレとの闘いを続ける米金融当局にとって新たなハードルとなる。 1-3月は生産が前期比1.3%上昇。 マイナスとなった2022年4-6月(第2四半期)以来の低い伸びにとどまった。 労働投入量は1%上昇。 その結果、時間当たり報酬は5%上昇と、 約1年ぶりの大幅な伸びとなった。 発表元の労働統計局は先週、過去5年間にわたる四半期・年間ベースの労働生産性関連のデータを修正した。 ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、スチュアート・ポール氏は 「新規失業保険申請件数は比較的低い水準にとどまっている。 米労働市場の転換点を示す重要なサイレンの一つが、鳴らないままでいる。 物価上昇圧力の指標である単位労働コストが、今回伸びが加速した点を踏まえれば、米金融当局はインフレ抑制に引き続き集中することになるだろう」と述べた。
エヌビディアのGPUは25年ま…
2024/05/22 11:16
エヌビディアのGPUは25年まで完売。1Q決算の売上高は2.4倍の246億㌦。多少変動があってもGPUやHBMは伸び続けて、ウエハーの投入量も拡大を続けます。しかし株価は、先日さむ子の1Q決算が最悪の内容にもかかわらず、底打ちを確認し、コンセンサスを大きく上回ったために、ピクンと跳ねたように、コンセンサスで大きく変動します。業績は収益、株価は需給で動くので仕方がありません。😊💕