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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/04/30

>>2122

 炭化チタンは、組成式TiCで示され、チタンの炭化物です。融点は3170°Cで、密度は4.9-5.2 g/cm³、ビッカース硬さは2900 kg/mm²です。炭化チタンとモリブデンを加えて作った合金は切削工具などに用いられます。また、サーメットの材料としても使用されますが、衝撃と急熱急冷には弱い特性があります.
 炭化チタンは、切削工具のコーティングやモリブデンとの合金として利用されているほか、航空宇宙分野での研究や包丁の材料としても注目されています. この高い硬度を活かして、研ぐ必要のない包丁としても使われているのです。

  • >>2148

     炭化ジルコニウム(たんかジルコニウム、ZrC)は非常に硬い、耐火性のセラミック材料です。商業的には、切削工具のバイトに使用されることがあります。通常は焼結により加工されます。

    以下は炭化ジルコニウムについての詳細です:
    物性:
    立方晶系の結晶構造を持ち、灰色の金属粉末です。
    耐食性が高く、第4族遷移金属侵入型炭化物に分類され、超高温セラミック(UHTC)とされています。
    金属結合が存在するため、熱伝導率は20.5 W/m·K、電気抵抗率は約43 μΩ·cmで、金属ジルコニウムに近い値を示します。
    強力な共有結合により、非常に高い融点(約3530 °C)、弾性率(約440 GPa)、硬度(25 GPa)を持っています。
    応用:
    切削工具のバイトに使用されるほか、耐火被覆材として原子炉での応用も可能です。
    炭化ジルコニウムと炭化タンタルの混合物はサーメット材料として重要です。
    高温において放射率や電流容量が高いため、熱光発電デバイスや電界放出エミッタチップ材料としても有望です。
    炭化ジルコニウムは、その低い密度と耐熱性から、大気圏突入機やロケット、超音速機に適していると考えられています。