<重要なお知らせ>掲示板の利用規約について
この度、Yahoo!ファイナンス掲示板の利用規約を改訂いたしましたのでお知らせいたします。
主な修正点として、各禁止事項における詳細説明及び禁止投稿例を追加しました。
規約はこちら→【掲示板】禁止行為、投稿に注意が必要な内容について

【改めてご確認ください】
 ・他人の個人情報にくわえ、投稿者自身の個人情報も削除対象です。
 ・無関係な画像や漫画・アニメなど他人の著作物だと判断される画像は削除対象です。
 ・同様の画像がプロフィールで使用されている場合は、初期化対象です。
ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日経平均株価【998407】の掲示板 2019/08/05

相場変調の理由について一番正しい説明は、「これまでのアメリカの株式市場が過度の楽観に依存し高値にあったが、そうした危うい期待がようやく剥落しつつあり、株式市場が正常な状態に向かい始めたためだ」だと考えている。

全体としては決算悪を無視して株価指数が高値更新を続けていた。株高を支えていた過度の楽観要因は「金融緩和期待」と「米中通商交渉進展期待」だ。1度だけなら理解できるが、そこから毎度毎度「緩和期待、緩和期待」と念仏のように繰り返されながら株価指数が上がり続けたのは、不可解だ。そもそも、各国が緩和方向に舵を切ったのは、景気が悪化、あるいは悪化のリスクが高まっているからであって、「景気が悪化しても株は買いだ」、という発想自体に無理がある。

一方、日本の経済・企業収益の実態も、悪化の一途をたどっている。消費者心理を示す消費者態度指数は、7月分まで急速な悪化傾向にあり、そのまま消費増税に突入する。鉱工業統計の在庫指数は輸出減もあって増加を続けている。企業決算については、2019年度通年でも企業側は減益を見込んでいる。こうした実態悪を踏まえると、9月までに日経平均が1万6000円に向かう、という見通しは、維持すべきだと考える。

今週に限れば、日経平均株価は、2万300~2万1200円のレンジを予想する。

アナリスト 馬渕 治好