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CYBERDYNE(株)【7779】の掲示板 2018/05/01〜2018/05/14

 こんにちはナリ!我輩も記事を見つけたナリ!↓

筑波大発ロボットスーツ、記者が装着し25キロの箱を持ち上げてみると…
5/7(月) 10:30配信 産経新聞
 運搬作業を伴う労働現場で、腰の動きをサポートする装置の導入が広がっている。筑波大発のベンチャー企業「サイバーダイン」(茨城県つくば市)は昨年12月、最新鋭のロボットスーツ「HAL(ハル)腰タイプ」のレンタル販売を開始した。全国の建設現場や介護施設などで活用され、従業員らから好評を博している。作業時の腰にかかる負担を大幅に低減するというHALの使用感を、本紙記者(30)が同社の協力を得て体験した。
■背中の3つのセンサー
 4月下旬、ロボットスーツ着用という初めての体験に胸を躍らせながらサイバーダイン本社を訪れた。同社の一室で、営業部門の村中達郎さん(40)からHALの動作原理などについて説明を受けた後、着用体験を行った。
 HAL腰タイプには建設現場などで用いられる「作業支援用」、福祉施設などで使われる「介護支援用」、リハビリテーションなどを目的とした「自立支援用」の3タイプがある。
 今回、装着したのは「作業支援用」。動作原理は、体を動かそうとする際に脳から筋肉に送られる信号を背中に貼り付けたセンサーが読み取ることで、腰に装着した機体のモーターが作動。荷物を持ち上げるなどの動きをサポートするというものだ。
 装着は、背中の筋肉付近に3つのセンサーを貼り付けるところから始まる。センサーにはケーブルが付いており、モーターが内蔵された本体とつないで読み取った信号を送る。
■腰への負荷を低減
 次に、本体を腰に取り付ける。本体は腹部と両太もものベルト計4本で固定する。重量は約3キロ。村中さんが「重すぎると体に負担をかけてしまう。軽さにこだわった」と語る通り、ベルトのフィット感も相まってHALの重さを感じることはほとんどなかった。
 村中さんに電源を入れてもらい、いよいよHALの性能を体感する。床に置かれた重さ約25キロの箱を持ち上げてみる。持ち上げようと体に力を入れる瞬間、HALに腰を引き上げられるような感覚があった。腕には箱の重さを感じたが、同じ動作を繰り返しても腰への疲労感はほとんどなかった。
 かがんだ状態から床の荷物を持ち上げる際、最も負荷がかかるのは腕や足ではなく腰だ。サイバーダインでは、作業時に最も負荷が大きくなる部位を科学的に解析し、ピンポイントでアシストする仕組みを開発した。それがHAL腰タイプだ。
 試しにHALの電源を切って箱を持ち上げてみると、数回繰り返すうちに腰への疲労感がじわじわと増していき、気がつくとじんわり汗をかいていた。「これほど体への負担に差が出るのか」と驚かされた。
 建設現場などでの運搬作業は腰に瞬間的な強い負荷が繰り返しかかるため、ぎっくり腰や慢性的な腰痛につながりやすい。長期にわたって重い荷物の持ち運びを行う場合、HALを使うことで腰への負担を低減し、けがのリスクを大幅に減らすことができ、作業の効率化にもつなげられる。
■介護、物流、救急現場も
 現在、HAL腰タイプはさまざまな労働現場で活用されている。住宅メーカー「大和ハウス工業」が全国9工場で30台のHAL腰タイプを導入しているほか、全国の介護施設や物流業、成田空港などでも使われており、稼働台数は1千台以上に上るという。
 救急現場でも導入に向けた動きは広がっている。つくば市消防本部は1月26日から約2カ月間、HAL腰タイプを試験的に導入。救急隊員がストレッチャーで患者を搬送する際などに使用し、隊員からは「いつもより楽にストレッチャーを操作できた」などの声が上がったという。同消防本部は現在、本格的な導入について検討を進めている。
 サイバーダインでは、さらに広い分野での活用も進めていく考えだ。村中さんは「高齢の従事者が多く、腰への負担も大きい農業分野などにも利用を拡大していきたい」と話している。

 それでは、またナリ!