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イスラエル、報復の構え崩さず イランも態度硬化
2024年4月17日 9:27 発信地:エルサレム/中東・アフリカ [ イスラエル イラン 中東・北アフリカ ]
【4月17日 AFP】イランによるイスラエルへの初めての直接攻撃を受け、両国間の対立が先鋭化してきた。イスラエルは報復攻撃に踏み切る姿勢を崩しておらず、一方のイランは攻撃されれば強硬に対応するとけん制している。

 イスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は16日、300を超えるミサイル・無人機による攻撃を仕掛けてきたイランの行為が「不問に付される」ことはないとし、「われわれとしては静観していることはできない」と語った。

 これに対しイランは、対イスラエル攻撃について、在シリア・イラン大使館の別館がイスラエルに空爆されたのを受けての自衛行為だとし、イスラエルが報復しなければ今回の問題は「収拾」するとの立場を示している。

 ただ、イブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領は15日、「イランの国益をわずかでも損なうような行為がなされれば重大で大規模、痛みを伴う対応が伴う」と警告した。

 一方、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は15日、「イスラエルの安全保障に対する米国の責務」を果たすとしながら、これ以上の紛争の拡大は阻止したいと述べた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領も16日、ライシ大統領との電話会談で、「新たな衝突は地域全体に壊滅的な結果をもたらす」として、すべての当事者に自制を呼び掛けた。(c)AFP/Laurie Churchman with Mohammed Abed in the Gaza Strip