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テスラ【TSLA】の掲示板 2024/04/04〜2024/04/07
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>>742
①>>中世ヨーロッパでは、人に危害を加えた動物の責任を問う「動物裁判」というのがありました。立派に法制史家の研究対象になっています。ついでにいえば、今現在進行中のマイナーではあるが重要な動きとして「自然の権利」論が法学者や実務家のあいだで展開しています。山や川、動・植物に権利主体としての位置を与えるという動きで、ラ米の一部やインド、そしてカナダなどでも展開してます。(実はよく分析するとそれほど荒唐無稽の議論ではありません)
②>>この類推でいくと、自動運転車を所有ないし使用している人に責任が一定程度配分されるだろうということになりますが、おそらくそうならないだろうと思います。そもそも自動運転は「完全自動Full self driving」であることを「売り出しの重要部分」としているので、事故が起きた場合には所有者・使用者である「あなた」にも責任がありますでは、販売は伸びないでしょう。誰がその危うさをひきうけるでしょうか。
そして当然ですが、ボーイング機は無人ではなく、完全自動を保証しているわけでもありません。
桃太郎 4月6日 19:09
>>731
さすがの書き込みです。
二点思うことがあります。
一つは知らないから知りたい。
①「機械や自然物」に責任帰属させることは中世ヨーロッパの一部例外を除いて人類史上前例がない。
この例外とは何でしょうか。
②結局、今ある法体系の延長だと考えるから、製造物責任法ということですよね。自動運転ではないけど、JAL123便のときは、日航が17%強で残りがボーイングでした。
整備するものも責任が問われるなら、民間の車検会社や整備工場は難しいでしょうね。
自動運転の場合はどうなるか。いざ認めるとなると、事故が起きてテスラが支払えない場合や、もう限界に来ているよれよれの車を二次転売されているときなどは、テスラだって金を払うのは嫌がるでしょうね。
そんなことを考えると、公道を走ることを許可した国の責任になるから、ハードル高くなりそう。
車に動物があたってきて、避けた車が対向車にあたった例が裁判にあったのを思い出しました。動物が入れるような道路だからいけないと国賠法で訴えたのだけど、敗訴しましたね。でも、あれ以来、動物注意の看板が増えたような気がします。
そんな簡単な問題ではないですよね。