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オバマ氏「マイノリティーへの不公正 米全体で捉えるべき」

アメリカでは、黒人に対する白人警察官の対応が発端となり、大規模な抗議デモへと発展する歴史が繰り返されてきました。黒人初のアメリカ大統領となったオバマ大統領の時代も例外ではありません。

2014年7月には、ニューヨークで白人警察官が、当時43歳だった黒人のエリック・ガーナーさんを違法なたばこ販売をしていた容疑で逮捕する際に、首を絞めて死亡させました。この年の12月、地元の大陪審が白人警察官の起訴を見送る決定をすると、抗議デモが全米へと広がりました。

この年は中西部ミズーリ州のファーガソンでも、武器を持たない18歳の黒人少年が白人の警察官に射殺される事件が起きていて、オバマ大統領は12月、黒人社会を中心に抗議と憤りの声が頂点に達するなか、演説を行いました。

このなかでオバマ大統領は、マイノリティーに対する不公正な対応は、人種や地域、宗教に関係なく、アメリカ全体の問題として捉えるべきだと訴えました。

この演説について、慶應義塾大学の渡辺靖教授は、「オバマ前大統領は警察官の置かれた難しい環境に理解を示しつつ、警察、人権団体、宗教指導者や地域社会との対話を通して、相互不信を取り除くための具体策を模索しようとした」と指摘しています。ただ、人種差別の問題に真正面から取り組む姿勢を示したオバマ大統領でしたが、問題はあまりに根深く、8年間の任期中に解決への道筋を示すことはできませんでした。

【オバマ氏の演説より抜粋】

「私たちはアメリカ国民として、この問題を人種や地域、宗教に関係なく、アメリカの問題として捉えなければなりません。黒人やヒスパニック、先住民などといった少数派だけの問題ではないのです。これはアメリカの問題です。この国において、たとえ1人でも、法のもとで平等に扱われなければ、それが問題なのです。そして、それを解決する手助けをすることこそ、大統領としての私の責務なのです。」

NHK

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