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2021年11月3日8:04 午前4時間前更新
焦点:アジアで火力発電所約200カ所建設中、「脱石炭」の前途多難

ロイター編集

3 分で読む
[ウダンディ(インド)/東京 29日 ロイター] - インド南東部タミルナードゥ州では、少なくとも30年にわたって州内に住む7000万人強に電気を届けるための大型石炭火力発電所「ウダンディ・プラント」の建設が進められている。

米国の非営利団体グローバル・エナジー・モニター(GEM)のデータに基づくと、アジア地域で建設中の石炭火力発電所は200カ所に迫り、このウダンディ・プラントを含めてインドで28カ所、中国は95カ所、インドネシアは23カ所だ。

これらの新たな石炭火力発電所は向こう何十年も温室効果ガスを排出し続けることになる。これは、10月31日からの国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で世界の指導者たちが目標としている電力源としての「脱石炭」がいかに難しいかを物語っている。

石炭使用は、気候変動対応を巡って先進工業国と途上国の間で意見が対立するさまざまな問題の1つだ。多くの先進工業国は何年も前から温室効果ガス排出量削減のために石炭火力発電所の閉鎖に乗り出しており、米国だけでも2000年以降で301カ所が操業をやめた。

しかし世界の人口の60%、同工業生産の半分前後を占めるアジアにおいて、石炭使用は減るどころかむしろ増えつつある。急速に発展する各国が電力需要を満たそうとしているからだ。GEMのデータからは、世界全体で建設中の石炭火力発電所195カ所のうち、90%がアジアに集中していることが分かる。

タミルナードゥ州はインド全州で2番目の工業生産を誇り、再生可能エネルギー生産もトップクラスだが、石炭火力発電所の建設件数も最も多い。州発電・配電公社のある幹部は「太陽光と風力だけに頼ることはできない。あくまで主体は石炭で、付随的な部分として太陽光がある」と説明した。」

  • >>3615

    岸田よくやった!これで石炭はメガトレンド入りだ!


    「火力発電継続の日本に「化石賞」 岸田首相の演説受けNGO

    毎日新聞 2021/11/3 11:17(最終更新 11/3 11:18) 437文字

     世界の環境NGOが参加する「気候行動ネットワーク(CAN)」は2日、気候変動対策に後ろ向きな国などに贈る「本日の化石賞」に日本、ノルウェー、オーストラリアを選出したと発表した。日本については、首脳級会合「世界リーダーズサミット」で岸田文雄首相が「ゼロエミッション(排出ゼロ)化」を前提としつつ、化石燃料を使った火力発電を引き続き活用する方針を表明したことが授賞理由。

     CANは、英グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、会期中の各国政府の発表や交渉姿勢などに基づいて化石賞を発表している。

     CANは、岸田首相が水素やアンモニアを一緒に燃やして、火力発電所からの二酸化炭素(CO2)排出量を抑える技術に言及したことについて、「これらの技術は未熟でコストも高い。化石燃料の採掘にも関係しており、(この技術では)気候変動対策の国際枠組み『パリ協定』の目標実現の可能性がほとんどないことを理解すべきだ」としている。【グラスゴー信田真由美】」