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くるみぱん2
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くるみぱん2の掲示板

>>435

続き

遺伝子配列を決定するためには、新型コロナウイルス感染者とされる人の気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolar lavage fluid)や鼻や口腔内から綿棒で採取したものを標本として、遺伝子を抽出しています。

この標本から抽出したとされる新型コロナウイルスの遺伝子は、ヒト(さらには無関係な)の遺伝子が混じっているということです。

この研究では、エイズウイルス、肝炎ウイルス、エボラウイルス、麻疹ウイウルス、マーブルウイルスなどでも、同じ現象が認められたとしています(ウイルスの遺伝子配列にヒトの遺伝子が混じっている)。

この中国の実験でもそうですが、いわゆるコントロール実験を置いていません。

コントロール実験とは、感染者でないヒトの標本も採取して遺伝子配列を決定し、比較することです。

また過去記事でもお伝えしたように、遺伝子配列を決定する方法(sequencing)そのものが抱えるエラーが指摘されています(Insight into biases and sequencing errors for amplicon sequencing with the Illumina MiSeq platform. Nucleic Acids Res. 2015 Mar 31;43(6):e37)(Analysis of error profiles in deep next-generation sequencing data. Genome Biol. 2019 Mar 14;20(1):50)。

この研究の結果は、「ウイルスと呼んでいるものは、生命体から排出されるエクソソームという粒子である」という私のかねてからの持論を傍証しています。

こういった無名の研究者の報告は、査読(peer-review)を通っている医学雑誌のそれとは信頼度が比較にならないと批判するむきもあるでしょう。

残念ながら、その批判は「ニュー・ノーマル」では通用しません。

なぜなら、査読(peer-review)というのは、現在は権力者の監視(censorship)とイコールだからです。