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独り言のMEMOの掲示板


米国株式市場は主要3指数が下落して取引を終えた。原油価格が下げを強めたほか、 新たな指標で中国経済の鈍化が示されたことが背景。
原油価格は、供給拡大と世界経済の鈍化の兆しを受けて1%近く下落した。
インデペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、
クリ ス・ザッカレリ氏は「原油が市場を揺らしている。原油価格がさらに下げれば、
世界経済 の成長が鈍化する新たなサインだ」と指摘した。

前日に2.2%下落したS&Pエネルギー株指数は0.4%続落した。
ルーソルド・グループの首席投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は、
株価について
「10月の安値を下回るだろう。経済成長は鈍化しているが、
米連邦準備理事会(FRB)が利上げを止めるほどの鈍化ではない」と述べた。

投資家はリスク取りに消極的になっているもようで、S&P情報技術株指数は1.7%下落。
アップル<AAPL.O>は1.9%安、半導体株<.SOX>も1.9%安となった。

セクター別では主要消費財株が0.5%高で上昇率トップ。
公益事業株や不動産株も小幅高だった。

中国国家統計局が発表した10月の生産者物価指数(PPI)上昇率は
前年比3.3 %で、9月の3.6%から鈍化した。
鈍化は4カ月連続で、米国との貿易摩擦が経済を圧 迫していることが浮き彫りになった。
これを受け、世界の主要株式市場が下落した。
ニューヨーク証券取引所では、
値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.22対1の比 率で上回った。
ナスダックでは2.95対1で値下がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄では29銘柄が52週高値を更新し、8銘柄が安値を更 新。
ナスダック総合構成銘柄は46銘柄が新高値を付け、113銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は79億3000万株。直近20営業日の平均は83億9000万株。