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ドラッケンミラー氏、米小型株に強気 エヌビディア株保有は7割減
2024/05/17 11:12 日経速報ニュース 693文字

 米著名投資家スタンリー・ドラッケンミラー氏の投資会社が、2024年1〜3月期に米小型株で構成する上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・ラッセル2000ETF」(IWM)のコール・オプション(買う権利)を大量に取得していたことがわかった。一方、エヌビディアの保有株は大幅に減らしていた。15日夕に米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期の保有有価証券報告書で明らかになり、16日の米市場で話題となった。
 
 3月末時点でiシェアーズ・ラッセル2000ETFのコールを315万7900枚保有していた。昨年12月末時点では同ETFを保有していなかった。金額換算すると6億6400万ドル相当となり、全体の保有銘柄の中で最大規模だった。米小型株は米S&P500種株価指数などに比べて遅れている。米CNBCは「ドラッケンミラー氏は相場上昇のけん引役が小型株に移行していくと賭けているようだ」と指摘した。
 
 昨年末時点で保有していなかった銘柄では、アップル株を11万4700株、メタプラットフォームズを6万3930株それぞれ取得していた。ネットワーク機器のアリスタ・ネットワークス株の保有は42万8252株と昨年末から83%増やした。
 
 エヌビディア株の保有は72%減らし、17万5943株だった。昨年末に48万9500株に積み増していたコール・オプションは手じまっていた。ドラッケンミラー氏は7日に米CNBCのインタビューでエヌビディア株の売却を明らかにしていた。一方、他の半導体株ではマーベル・テクノロジー株を82万2875株と2.3倍に買い増していた。