ここから本文です
投稿一覧に戻る

ユロ板討論会の掲示板

 本日のロンドン為替市場では、ユーロが対ドルや対円で上値余地を広げることができるか注目される。ユーロドルは昨日、重要とされたレジスタンス・1.20ドル前半をクリアに上抜け、ユーロ円も11月に2度頭を抑えられた125円前半をしっかりと上回った。ほぼ一本調子で上げてきたため持ち高調整はあるのだろうが、金融市場がリスク回避に大きく傾かない限りはユーロ高トレンドが継続か。ユーロドルは1.20ドル台、ユーロ円は125円台での買い場探しとなりそうだ。
 ユーロドルの上サイドのオーダー状況は1.20ドル台後半から1.21ドルにかけて売りが観測されるものの、節目・節目にはストップロスオーダーが置かれている。1.22ドル台に目立ったものは今のところなく、上値を試しやすいように見える。ユーロ円は126円の売りを東京午前にこなし、126円前半には売りとストップが混在。126円半ばからは薄いオーダー状況であり、こちらも走りやすい様相だ。
 なお経済指標では、10月独小売売上高指数、同月ユーロ圏卸売物価指数や失業率が発表予定だが、よほど弱い結果にならない限りは相場への影響限定的だろう。

 ポンドドルは、大詰めを迎えた「英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る協議」次第というのは変わらず。昨日は合意期待に加えてリスクオンのドル売りに押され、1.3441ドルと9月1日以来の高値を更新した。本日も英EU交渉の関連報道で上下することになるだろう。

想定レンジ上限
・ユーロドルは節目1.21ドルを超えると2018年4月30日高値1.2139ドルが次の上値めど。ユーロ円は9月10日高値126.46円が上値めど。ポンドドルは9月1日高値1.3482ドルが目標値。

想定レンジ下限
・ユーロドルは9月1日高値1.2011ドル、ユーロ円は昨日上げ幅の38.2%押し125.36円付近が支持水準。ポンドドルは1日安値1.3316ドルが下値めど。