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FX必勝 横耳アワー machiko編の掲示板

「日々の市場調節の様子を紹介したい。早朝に、市場モニタリングの担当者が、前夜の海外市場の動きやニュース、公表された経済指標などを確認するところから、一日が始まる。これらの情報を踏まえ、市場参加者に朝方のヒアリングを行い、市場の様子を整理する。同じころ、オペのオファーの事務を担う調節業務グループは、日銀ネット端末などオペに関するシステムの起動や、当日の当座預金残高見込みの公表準備などを進める」

「金融市場の動向や当日の資金需給見通しなどの情報を基に、その日のオペの計画を固める。その後、調節業務グループのオペ事務担当チームが、金融機関にオペをオファーするための日銀ネット設定や、ホームページや通信社を通じた公表などの作業にとりかかる。オペは、種類によってオファーや応札締め切りの時刻が定められており、一連の作業はタイトな時間の中で進められる。複数のオペが並走、連続することも珍しくない」

「具体例として、国庫短期証券買い入れと4本の国債買い入れに加え、金融機関の申し込みを受けて日銀が国債を貸し出す国債補完供給もあった5月11日を取り上げる。午前10時10分に国庫短期証券と国債の買い入れオファーを日銀ネットで行うとともに、オファー情報をホームページや通信社を通じて公表する。これらの作業は、調節業務グループの3人が一組で行う。オファーが済むと、市場モニタリングの担当者が市場の動きをチェックする。午前11時すぎに、金融機関から国債補完供給の利用申し込みがあった。別の3人のチームが申し込み内容を確認の上、日銀ネットでオファーの準備を行う。この作業は、国債などの買い入れオペの落札処理に向けた準備作業と並走するため、担当者間の連携が重要だ。午前11時20分に、国庫短期証券買い入れへの応札が締め切られ、落札処理の作業をして、約10分後に日銀ネットを通じてオペ結果を金融機関に通知する。また、ホームページや通信社を通じても結果を公表する。続いて、午前11時40分に国債買い入れへの応札が締め切られ、同様に落札処理と公表を行う。午前11時50分に国債補完供給のオファーを行い、午後0時15分に応札を締め切り、午後0時半ごろには結果の通知および公表を行う」