カードローンカタログカードローン比較におすすめ
広告ポリシー当サイトにはPRリンクが含まれます

PRリンクの利用状況

事業運営のため、商品紹介時のPRリンク(=「詳しく見る」ボタン)からお客様がお申込みされた場合、事業者様から成果報酬を頂いております。なお、PRリンク自体の有無や報酬の額が、当社が編集・制作したコンテンツの内容に影響を与えることはありません。

編集コンテンツの作成・運用状況

当サイトの編集コンテンツは、当社が独自に作成したものです(詳細は下記)。コンテンツ作成後にPRリンクを付与することもありますが、PRリンクによる報酬の有無がコンテンツの内容に影響を与えることはありません。

  • ランキング形式コンテンツ:融資時間や金利などの客観的指標をもとに順位を作成しているものであり、事業者様からの報酬の有無による順位変更は公開前・公開後問わず、一切行っておりません。
  • 商品のクチコミや評価、お金の先生のQ&A:すべて当社が独自に収集した情報をもとに編集したコンテンツであり、選び方や基礎情報に関する記事は自社独自に作成した編集記事になります。
  • 商品のクチコミやQ&Aの一部を掲載している場合:事業者様からの報酬の有無に関わらず社内の基準で選定を行っています。

「当サイトのおすすめ商品」の選定

当サイト内のおすすめ商品は、申込数・閲覧数などの上位から当社が選定して掲出しています。PRリンクの利用により成果報酬の対象となりますが、おすすめ商品の選定にあたり事業者様から報酬をいただくことはありません。

銀行系カードローン比較ランキング全126商品 利息を抑えたい人におすすめ

銀行系カードローンを比較検討している人におすすめの、借入最短ランキング。銀行系カードローンの特徴は、消費者金融と比べて金利が低く返済がしやすいこと。無利息期間・在籍確認の有無や、提携銀行・ATM、借入条件、利用者のクチコミで銀行のカードローンを比較できます。専門家による選び方の解説も。

借入れが早い順 銀行カードローン 利息を抑えたい人におすすめ

銀行系カードローンランキング

掲載方針と注意事項もっと見る
財務局(外部サイト)に登録されている事業者様の金融商品を掲載しております。また、掲載している情報はバリューコマース株式会社(外部サイト)を通じて、各社に問い合わせを実施し、情報の正確性を高める以下の取り組みを行っております。
  1. 最短融資や最低金利、閲覧数など各指標で順位を決定
  2. 変更・更新内容の正確性チェック
  3. 掲載情報を更新(事業者様から報酬の有無による順位変更は公開前・公開後問わず、一切行っておりません。)
1件〜30/126※おすすめ商品を除く2024年12月5日更新
  1. 1

    auじぶん銀行カードローン

    auじぶん銀行株式会社
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.48%〜17.50%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  2. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.40%〜14.60%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  1. 1

    三井住友銀行 カードローン

    株式会社三井住友銀行
    おすすめポイント
    Web完結、郵送物なしのカードレスも選べる!
    土日も24時間お申込み可能
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.50%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  2. 1

    みずほ銀行カードローン

    株式会社みずほ銀行
    おすすめポイント
    ATM時間外手数料0円。最大ご利用限度額800万円
    金利年2.0%~14.0%で安心
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    2.00%〜14.00%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  3. 1

    横浜銀行カードローン

    株式会社横浜銀行
    おすすめポイント
    ご利用可能限度額は最大1,000万円まで!
    他のローンなどをおまとめすることが可能!
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.60%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  4. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.90%〜14.95%
    無利息期間
  5. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    2.00%〜14.50%
    無利息期間
  6. 8

    セブン銀行 ローンサービス

    株式会社セブン銀行
    おすすめポイント
    キャッシュカードが届く前からお取引できる
    全国のセブンイレブンで原則24時間借入可能!
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    12.00%〜15.00%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  7. おすすめポイント
    プライバシー徹底対応!安心して利用できる
    ATM手数料、入会費、年会費0円!
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  8. 8

    ASCA(アスカ)

    株式会社第四北越銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
  9. 8

    waku waku Smart

    株式会社山梨中央銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.00%〜14.50%
    無利息期間
  10. 8

    スーパークイカ

    株式会社北日本銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    3.00%〜14.80%
    無利息期間
    30日
  11. 借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
  12. 8

    Q-LOAN

    株式会社十六銀行
    3.5
    2
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.60%〜14.60%
    無利息期間
  13. 8

    百五銀行カードローン

    株式会社 百五銀行
    4.3
    6
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.80%〜14.70%
    無利息期間
  14. 16

    あわぎんスマートネクスト

    株式会社阿波銀行
    2.0
    1
    借入最短
    3日
    金利(実質年率)
    1.70%〜14.80%
    無利息期間
  15. 16

    ニューマイティー(R)

    株式会社八十二銀行
    借入最短
    3日
    金利(実質年率)
    8.975%〜13.575%
    無利息期間
  16. 借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    5.00%〜14.50%
    無利息期間
  17. 18

    NCBキャッシュエース

    株式会社西日本シティ銀行
    4.5
    2
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    13.00%〜14.95%
    無利息期間
  18. 18

    NCB カードローンVCLASS

    株式会社西日本シティ銀行
    3.6
    3
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    3.00%〜7.10%
    無利息期間
  19. 借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    1.80%〜14.80%
    無利息期間
  20. 18
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    5.00%〜9.80%
    無利息期間
  21. 18

    切り札

    株式会社東北銀行
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    7.50%〜13.50%
    無利息期間
  22. 18

    栃木銀行カードローン

    株式会社栃木銀行
    5.0
    1
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    1.90%〜14.50%
    無利息期間
  23. 18

    114ニューカードローン

    株式会社百十四銀行
    3.0
    1
    借入最短
    7日
    金利(実質年率)
    5.00%〜12.00%
    無利息期間
  24. 26

    常陽ベストカードプレミア

    株式会社常陽銀行
    4.0
    4
    借入最短
    14日
    金利(実質年率)
    5.975%〜11.50%
    無利息期間
  25. 借入最短
    14日
    金利(実質年率)
    3.80%〜5.50%
    無利息期間
  26. 26
    借入最短
    14日
    金利(実質年率)
    3.80%〜14.90%
    無利息期間
  27. 借入最短
    14日
    金利(実質年率)
    14.50%
    無利息期間
  28. 26

    マックスファイブ

    株式会社池田泉州銀行
    借入最短
    14日
    金利(実質年率)
    5.95%
    無利息期間
前へ
次へ

銀行系カードローンの選び方

低金利を求めるなら銀行カードローンがおすすめ。ただし総量規制以上借りるのは困難

消費者金融と比較した場合、銀行カードローンのほうが低金利で借入れできる傾向にあります。銀行カードローンは、利息負担をおさえて借入れしたい人にうってつけでしょう。

消費者金融の最高金利は基本的に18.0%です。対して銀行カードローンは、高くても15.0%ほどで低金利な傾向に。なかには14.0%を下回る好条件なものもあるので、申込み制限やほかに希望している条件と照らし合わせて自分に合うものを選びましょう。

ただし、すでに年収の1/3に近い金額の借入れをしていて、総量規制の上限に触れてしまいそうな人は、銀行カードローンで借りられる可能性が低いことを覚えてきましょう。総量規制は主に消費者金融での借入れを対象とした制限であり、銀行カードローンには適用されません。しかし、基本的にどの銀行でも同等の審査基準を独自に設けており、申込み時の借入れ総額はチェック対象に。審査がゆるい銀行カードローンはないので、希望の条件重視でまずは申込みをしてみてください。

銀行系カードローンランキングを見る

低金利の借入先を探す際は最高金利に注目。地方銀行は申込み条件に注意して

銀行カードローンの金利を重視するなら、最高金利に注目して選びましょう。金利は◯%〜◯%と表示されている幅のあいだで、審査を通して決定されます。初めてカードローンを契約する場合、最大値である最高金利が適用されることが多いので、選ぶ際の基準になると考えておきましょう。

銀行カードローンは最高金利が14.5%ほどであれば、低金利といえる水準です。なかには14.0%以下のカードローンもあるので、提携しているATMの豊富さなど契約後の利便性も加味して、自分にあうカードローンを探してみましょう。

ただし、地方銀行は該当地域に住んでいないと申込めないケースが多いので、条件面には注意。まずは自分の住んでいる地域の地方銀行と、全国対応のネット銀行・メガバンクから検討を始めてみてください。

銀行系カードローンランキングを見る

少しでも早く借りたいならWeb完結対応かチェック。即日融資は難しい

スムーズに借入れするために、借入れまでWebで完結できるか申込前に確認しておきましょう。Web完結に対応していれば、来店不要で借入れまで済ませられるので、店舗や自動契約機に出向く手間を省けます。

銀行カードローンは借入れまで1〜2営業日かかるので、消費者金融のような即日融資は望めません。できるだけ早く借りるためには、来店の予定を調整しなくて済むWeb完結で進められるのがベターといえます。

なお、Web完結とWeb申込みは異なるので注意。Web完結は契約・借入れまでスマホひとつで済ませられますが、Web申込みだけの対応だと、審査後の契約手続きの段階では来店が必要です。ラクに借入れするために、どの手続きまでWebで対応できるか事前に確認しておきましょう。

銀行系カードローンランキングを見る

銀行系カードローンで借りる際のよくある疑問

2023年5月18日更新
銀行で即日融資できないのはなぜですか?
銀行カードローンの審査では、警察庁のデーターベースに照会する反社チェックが厳重に行われます。一部の即日融資が可能な銀行を除き、照会には1営業日以上かかるため即日融資ができない場合が多いです。
無利息期間つきの銀行カードローンもありますか?
銀行カードローンでも30日間の無利息期間がつくものはあります。ただし、消費者金融より選択肢が少ないので、無利息期間が気になるなら銀行以外も検討してみましょう。
銀行カードローンでも在籍確認は必須ですか?
在籍確認は必ず行われますが、電話・提出書類どちらでの確認か対応はまちまち。電話を避けるなら、申込時に金融機関に事前相談を。書類確認に代えてもらえるケースがあります。

銀行系カードローンの解説

銀行カードローンとは?

はじめに、銀行カードローンとは何かを詳しく解説します。消費者金融やほかのローンとの違いなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

銀行カードローンの特徴

まずは、銀行カードローンの特徴を紹介します。銀行カードローンを利用する前に知っておくべき最低限の知識なので、一つひとつの特徴を正しく理解しておきましょう。

銀行が提供しているカードローン

銀行カードローンとは、銀行が提供しているカードローンです。個人向け融資サービスのひとつであり、あらかじめ定められた限度額の範囲内で必要な金額を借入れできます。

あらかじめ銀行との契約を済ませていればすぐに利用でき、申込み時の担保や保証人も必要ありません。原則、利用目的の制限もなく、使い道が自由な点も銀行カードローンの特徴です。そのときどきの都合に合わせてお金を借りられるため、比較的自由度の高いサービスといえるでしょう。

上限金利が低めに設定されている

上限金利が低めに設定されている点も、銀行カードローンの特徴といえるでしょう。銀行は、保証会社と提携してカードローンサービスを提供しています。カードローンの利用者が返済できなくなった際に、銀行に対して代位返済するのが保証会社の主な役割です。保証会社との提携によって、銀行側は貸し倒れのリスクを回避できるため、比較的金利が低めに設定されていると考えられます。

一般的な銀行カードローンの上限金利は14~15%程度であり、多くの大手消費者金融が設定している18%と比較すると大きな違いです。返済額や返済期間にもよりますが、金利が数%高いだけでも返済総額は大幅に増加します。できるだけ利息を抑えたい場合は、金利の低い銀行カードローンの利用がおすすめです。

ただし、実際に適用される金利はカードローンの利用限度額などに応じて変動します。利用限度額が大きくなるほど、借入金利も小さくなるケースが一般的です。各金融機関が独自の金利優遇制度を設けているケースもあるので、銀行カードローンを利用することが必ずしも最善の方法とは限らないことを覚えておきましょう。

銀行カードローンと消費者金融の違い

次に、銀行カードローンと消費者金融の違いを解説します。銀行カードローンならではのメリットもあるので、用途に応じて適切に使い分けましょう。

金利の優遇が受けられることも

銀行カードローンと消費者金融の大きな違いは、金利優遇の有無です。銀行によっては、所定の条件を満たすことで、カードローンの金利を引き下げてもらえる可能性があります。

多くの銀行で実施されているのが、住宅ローンの利用者に対する金利の引き下げです。例えば、みずほ銀行やりそな銀行であれば、住宅ローンの利用者限定で金利が0.5%引き下げられます。そのほか、銀行の口座で定期預金をしたり、給与振込をしていたりすることで、優遇金利が適用されるケースも。普段使用している銀行のカードローンを利用すれば、お得に借入れできるかもしれません。

消費者金融には、基本的に金利優遇の仕組みはありません。ただし、大手消費者金融であれば、初回借入時に一定期間無利息になるサービスを利用できる場合があります。30日程度無利息で借入れできることもあるので、有効に活用しましょう。短期間の借入れであれば、銀行より消費者金融のカードローンのほうがお得になることもあります。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

銀行カードローンは消費者金融カードローンとは異なり、即日の借入れはできません。緊急でお金を借りたい場合は、即日融資を謳っている消費者金融の方が適しているでしょう。

提携ATMだと手数料がかからない

銀行カードローンの場合、提携ATMを利用すれば手数料がかかりません。例えば、三井住友銀行カードローンであれば、三井住友銀行ATM・イーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMの利用手数料と時間外手数料が無料に設定されています。

借入れや返済をATMで行う予定の人は、銀行カードローンを利用することで余計な支出を抑えられるでしょう。ただし、ATMの種類によっては提携金融機関所定の手数料が発生するケースや、手数料無料で利用できる時間帯が限定されているケースもあるので注意してください。

消費者金融のカードローンでは、ATM利用手数料が発生するケースがほとんどです。一般的には、1万円以下なら110円、1万円超なら220円を支払わなければなりません。

1回あたりの手数料は少額でも、借入れや返済の回数が増えてくると大きな負担になる可能性があります。できるだけ返済にお金を回すためにも、ATM利用手数料の有無は事前に確認しておくことが大切です。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

自社ATMと提携ATMでは、通常手数料が異なります。金利と併せてATM手数料も事前に確認し、できる限り費用を抑えられる方法を探しておきましょう。

いつも使っている銀行から借りれる安心感がある

いつも使っている銀行からお金を借りられる点も、銀行カードローンと消費者金融カードローンとの大きな差です。メガバンクはもちろん、多くの地方銀行がカードローンを取り扱っています。すでに口座を開設しており、普段から通いなれている銀行であれば、カードローンも安心して利用できるでしょう。店舗に足を運べば銀行員が対面で応対してくれるので、借入額や返済期間の設定に不安がある場合も気軽に相談にのってもらえます。

消費者金融に対しては、怖いイメージを持っている人も少なくないはずです。借入れ経験のない人にとって、カードローンを利用することは高いハードルを感じられるかもしれません。顔見知りのスタッフもいないうえ、基本的には対面で話す機会がないため、疑問や不安を思うように解消できないこともあるでしょう。

カードローンの返済期間によっては、借入先の金融機関と長い間関わりを持つことになります。できるだけ不安や不信感を感じることなく安心してお金を借りたい場合は、銀行カードローンの利用を検討してみてください。

キャッシュカードで借入れできる

銀行カードローンなら、キャッシュカードでお金を借りられることがあります。カードローン機能が付いたキャッシュカードを持っていれば、お金の工面を急ぐ際もすぐに借入れできることを覚えておきましょう。

一般的にカードローン機能は、キャッシュカードの発行時に付加するかどうかを決められます。あとから手持ちのキャッシュカードにカードローン機能をプラスすることもできますが、別途審査を受ける必要があるので注意してください。

消費者金融ではじめて借入れする場合は、所定の申請手続きが必要であり、借入れできるようになるまでには一定期間を要します。即日の借入れに対応している消費者金融もありますが、申込みのタイミングや審査状況によっては数日ほどかかってしまうことも。

今後急にお金が必要になることも十分想定されるので、いざというときのためにキャッシュカードにカードローン機能を付加しておくのも選択肢のひとつです。

配偶者貸付の利用が可能

銀行カードローンでは、配偶者貸付を利用できる点も消費者金融との違いといえます。配偶者貸付とは、申込者本人と配偶者の年収を合算し、その3分の1までであれば借入れを可能とする制度のことです。収入が少ない人や専業主婦(夫)でも、配偶者に一定の年収があればまとまったお金を借りられます。

例えば、夫の年収が500万円、妻の年収が100万円の場合、合算した600万円の3分の1である200万円の借入れが可能です。ただし、どちらかが借入れを行うことで、もう一方の借入上限額が減ってしまう点には注意してください。配偶者貸付制度を利用するには、まず配偶者の同意が必要です。配偶者の収入を証明する書類や、夫婦間の身分関係を証明する住民票・戸籍抄本などの提出も求められます。

配偶者貸付に対応している消費者金融は限定的であり、大手消費者金融では基本的に利用できません。一定の収入を得ていることを利用条件としているケースが多く、収入のない人が借入れを行うことは難しいでしょう。

ほかの個人ローン(フリーローン・マイカーローンなど)との違い

個人が利用できるローンには、主にカードローン・フリーローン・目的別ローンがあります。それぞれの違いを理解し、適切に使い分けましょう。

カードローンとフリーローンはどちらも用途を限定されないローンですが、借入可能回数に大きな違いがあります。カードローンの場合、あらかじめ設定された利用限度額の範囲内であれば、回数を問わず借入れが可能です。フリーローンの場合、借入回数は1回に限定されます。追加で借入れたいときは再度審査を受け、新たに契約手続きを行わなければなりません。ただし、金利はフリーローンのほうが低い傾向にあることも覚えておきましょう。

カードローンと目的別ローンの主な違いは、借りたお金の用途が限定されるかどうかです。カードローンの使い道は本人が自由に決められますが、目的別ローンは既定の用途にしか利用できません。住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどがイメージしやすいでしょう。目的別ローンは金利が低いことも特徴のひとつであり、カードローンやフリーローンよりもお得に借入れできるケースがほとんどです。

ローンを利用する際に使い道が決まっているのであれば、まず利用できる目的別ローンがないか探してみましょう。上述のとおり目的別ローンは比較的低金利なので、返済額を抑えられる可能性があります。生活費を補填したい場合など、使い道がどの目的別ローンにも合致しないときは、カードローンかフリーローンの利用を検討してください。今後お金がいくら必要になるかわからない場合は、何度でも借入れできるカードローン、1回の借入れで済ませられる場合は低金利の低いフリーローンがおすすめです。

事業用ローンとの違い

カードローンと事業用ローンでは、借入れたお金の用途が異なります。カードローンの場合、基本的に用途は限定されませんが、事業資金としては利用できないケースがほとんどです。反対に、事業用ローンは事業資金にしか利用できません。例えば、新規事業の立ち上げや設備投資などのためにお金が必要になったときは、カードローンではなく事業用ローンを利用するのが適切といえます。

なお、一般的に事業用ローンを利用できるのは、個人事業主や法人のみです。そもそも個人利用の範囲で使えるものではありません。

銀行カードローンのデメリット

銀行カードローンには、即日融資が受けられないなどいくつかのデメリットがあります。銀行カードローンを使う可能性がある人は、いざ利用するときに困惑しないよう事前に把握しておきましょう。

一部の銀行を除き即日融資は不可能

一部の銀行を除き銀行カードローンでは、基本的に即日融資を受けられません。一般消費者金融と異なり借入れ審査に時間を要する仕組みであることから、借入れできる日が申込みの翌日以降などになることが多いのが実態です。

銀行はカードローンの申込みがあった際、反社会的勢力へお金を貸してしまわないよう、警察庁が保有しているデータベースと照合することが義務付けられています。加えて、数年前に銀行の過剰な貸付けが社会問題化したことから、銀行は審査を厳密かつ慎重に行わなければならないため、審査には1週間前後かかることがほとんどです。

例えば、りそな銀行のカードローンは申込みから1週間以内、みずほ銀行は翌々営業日以降、セブン銀行は翌日から3営業日以降に審査結果が回答されます。いずれもかかる日数は明記されていないものの、審査結果が出てから借入れできるまでに1週間前後かかるとみていいでしょう。

当日中に借入れする必要がある場合は、銀行カードローンではなく消費者金融の利用も検討するのがおすすめです。

無利息期間がないところが多い

銀行カードローンは、無利息期間がないところが多いといえます。一部銀行を除いては、借入れをしたらすぐに一定の利息がかかることが基本です。

PayPay銀行やオリックス銀行などネット銀行の一部では、契約日から一定期間利息がかからない場合がありますが、メガバンクや地方銀行のほとんどでは借入れした段階で利息がつきます。一方、レイクやプロミスなどの消費者金融は、契約日から一定期間利息がかからないサービスを提供しているのが特徴です。

短期間で返済する予定の場合は、無利息期間がある金融機関で借入れるのもひとつの手でしょう。

消費者金融に比べ審査に通りにくい

銀行カードローンは、消費者金融に比べて審査が通りにくい傾向にあります。消費者金融よりも低金利で融資額も高い傾向にあり、貸し倒れのリスクが高いためです。

消費者金融の金利が約3.0%~18.0%であることに対し、銀行カードローンの金利は約1.8%~15.0%です。低金利であればあるほど貸し倒れのリスクが回収しづらいため、ある程度高いレベルで返済能力があると判断できる人にしか貸さないと考えられます。

加えて、銀行は消費者金融と異なり総量規制の対象外であるため、申込者の年収の3分の1を超える貸付けをすることも可能です。総量規制が適用されなくても独自で基準は設けているのですが、銀行の判断によっては高額を貸すこともできます。低金利と同様に、高額であればあるほど貸し倒れリスクは上がるので、審査をより厳しく行うと考えられるでしょう。

銀行カードローンの審査に落ちてしまった場合は、ほかの銀行カードローンを試してみたり銀行以外からの借入れを検討したりしましょう。すでに他社での借入れがある場合は返済してから再度申込みを行うなど、きちんと返済履歴を信用情報に残すことも重要です。

10万円以下の融資は受けられないことが多い

一部の銀行を除き銀行カードローンでは、基本的に10万円以下の融資を受けられないことが多いです。10万円以下の少額融資は得られる利益が少なくなるため、貸付けまでに必要な人件費やシステム費をまかなえないからと考えられます。

カードローンは利息から利益を得るビジネスモデルであるため、一定の利息を回収できなければ銀行側は赤字になりかねません。審査に労力がかかるほか低金利で貸付けを行っているため、貸付けする最低金額を設定せざるを得ないと考えられるでしょう。

一方、消費者金融では最低1万円から借りられるところが多くあります。銀行よりも審査に費やす時間が少なかったり、金利が高かったりすることが背景にあるためです。Webからの手続きを促進・改良し、人件費をできるだけ削減する企業努力も関係しているといえるでしょう。

銀行カードローンで借入する方法

銀行カードローンで借入するときの一般的な方法も紹介します。借入れまでに大きく5つのステップがあるので、順番に必要事項を確認しましょう。

必要資金を確認し、借入金額と借入先を決める

銀行カードローンで借入れをする場合は、はじめに必要資金を確認し、借入金額と借入先を決めましょう。銀行によって金利が異なるため、できるだけ金利が低い借入先を選択するなど、必要資金に応じて計画的に借入れをすることが大切です。

銀行カードローンでは、借入額が大きくなればなるほど金利は下がります。例えば三井住友銀行だと、借入額が100万円以下なら金利は年12〜14.5%、100〜200万円以下なら年10.0~12.0%と金額の多さに応じて金利は下がっていくのが特徴です。各銀行カードローンによって金利の設定は異なるので、借入れたい金額に応じてなるべく金利が低いところを選ぶといいでしょう。

申し込み条件の確認

次に、借入先の申込み条件を確認しましょう。申込み条件に合致しなければ、申込みをしても審査に通らない可能性があります。

銀行カードローンの申込み条件では、年齢や安定した収入の有無などを定めていることが一般的です。例えば三菱UFJ銀行の場合、満20歳以上65歳未満で国内に居住していること、原則安定した収入があることなどがカードローンの利用条件に明記されています。

りそな銀行のカードローンように、学生や安定した収入がない専業主婦・主夫の申込みができないカードもある点には注意が必要です。専業主婦・主夫でどうしても銀行カードローンを利用したい場合は、配偶者に安定した収入があれば申込めるサービスを選択するなど、自分が申込み条件に合致する商品を探すといいでしょう。

必要書類を用意する

借入先の申込み条件に該当していることが確認できたら、申込みに必要な書類の準備を行いましょう。

一般的には、運転免許証・マイナンバーカード・住民票のコピー・健康保険証などの本人確認書類と、源泉徴収票・確定申告書・課税証明書などの収入証明書が必要です。

本人確認書類は、銀行によって2種類の書類を準備しなければいけない場合があるため、申込む銀行の必要書類欄をきちんと確認しましょう。収入証明書は、借入額が50万円を超える場合に限って提出を求められることが一般的です。

必要書類に不備があったり不足があったりすると審査が長引く可能性があるため、提出しなければいけない書類を事前に必ず確認し、余裕を持って準備しましょう。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

運転免許書に記載の住所が違う場合は、別途書類の準備が必要になる可能性があります。スムーズに審査を進めるためにも、提出書類の住所は事前に確認しておきましょう。

審査結果を待つ

必要書類を提出して申込み手続きが完了したら、審査結果が出るまで待ちましょう。銀行は消費者金融よりも審査を厳重に行う傾向があるため、審査結果が出るまで数日~1週間前後かかることが一般的です。

申込みが多く審査が混雑している場合や、銀行の営業時間外に申込みをした場合などは、想定より審査に時間がかかることもあります。申込み時に申告する内容や必要書類に不備・不足があると審査時間が長引くため、事前に申込み手続きを正確に行うことが重要です。

審査が無事完了すれば、電話やメールにて結果が通知されます。銀行によって通知方法が異なるため、気になる人はそれぞれのWebサイトなどで審査結果の通知方法を確認しておきましょう。万が一銀行が提示している期間を過ぎても通知が来ない場合は、状況確認のため窓口へ問い合わせてみてください。

ATMや振込で借入

無事審査に通過できたら、ATMや振込みで借入れができます。ATMを利用する場合、カードローンを契約した銀行のATMや提携銀行ATM、コンビニのATMで借入れが可能です。銀行によっては借入れ手数料が24時間無料なので、必要なタイミングで借入れができます。手続きには銀行口座のキャッシュカード、もしくはローンカードが必要です。

振込みで借入れをするときは、アプリ・Webサイト・電話などから依頼を行う必要があります。借入れ依頼の手段は銀行によって異なるため、事前にどんな手段があるか調べたうえで契約するといいでしょう。ATMが近くにない、立ち寄る時間がないなどの場合は振込みでの借入れが便利です。

銀行カードローンの審査は厳しい?

銀行カードローンの審査が厳しいといわれるのは、銀行特有の審査方法や審査で重視されるポイントなどが関係しています。審査が厳しいといわれる理由や審査の流れとともに、審査に通過するためのポイントなどを確認しましょう。

銀行カードローンの審査が厳しいといわれる理由

返済能力の審査があることや、消費者金融とは異なる審査を行うために時間がかかることから、銀行カードローンの審査は厳しいとされています。ここでは、銀行カードローンの審査が厳しいといわれる理由を見ていきましょう。

消費者金融と同様に返済能力をチェックしている

消費者金融よりも金利が低いことや、融資限度額が高いことから銀行カードローンは審査が厳しいといわれています。返済能力の低い人にお金を貸すと損失を被る可能性があるため、返済能力のチェックは不可欠です。

万が一返済が滞った場合、銀行は貸し出した資金を回収するために督促をしなければなりません。銀行カードローンは消費者金融に比べて金利が低めに設定されているため、督促に関する費用が発生すると収益が少なくなってしまいます。貸したお金が返ってこない貸倒れの状況に陥れば、大きな損失を被るでしょう。

また、金利の低さや融資限度額の高さから、銀行カードローンの利用を希望する人は少なくありません。審査のハードルを低く設定すると返済能力が低い人も利用できてしまうため、そのぶん貸倒れのリスクが高まることに。利用者を慎重に選ぶためにも、銀行は厳格な審査を行う必要があるといえます。

銀行カードローンでは確実に返済できる人を審査の段階で選別しているため、審査は厳しい傾向があると理解しておきましょう。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

銀行カードローンの審査基準は公表されていませんが、年収・居住形態・借入金額・借入れ件数などが審査ポイントとなります。

審査に時間がかかる

一部の当日融資可能な銀行を除き、審査に時間がかかることも、銀行カードローンの審査が厳しいとされる理由のひとつです。

審査の際は、申込者の返済能力を確認するために信用情報機関への情報照会が行われます。信用情報機関とは、加盟する金融機関から提供されたローンやクレジットなどの利用状況を管理する機関のこと。銀行は情報照会を行い、申込者の他社での借入れや返済状況などをチェックします。

また、申込内容が事実と相違していないかを確認するために、勤務先への在籍確認を行うのが一般的です。

加えて銀行カードローンの審査では、申込者が反社会的勢力に該当していないかを警察庁データベースに照会する作業もあります。照会結果が来るまでに数日かかることから、審査には一定の時間が必要です。

銀行カードローンではいくつかの段階を踏んで審査が進められるため、審査完了までに数営業日かかるケースも珍しくありません。消費者金融とは違い、即日融資を受けるのは難しいことを理解しておきましょう。

銀行カードローンの審査で見られるポイント

銀行カードローンの審査では、職業・収入・信用情報・他社での借入状況などが総合的にチェックされます。ここでは銀行カードローンの審査で見られる主なポイントを解説するので、審査に通過できるか不安な人は確認しておきましょう。

職業や収入

銀行カードローンの審査では、返済能力に大きく影響する申込者の職業や収入が重点的にチェックされます。

主にチェックされるのは、職業・年収・雇用形態・勤続年数など。継続的かつ安定した収入があるかが大切なポイントです。年収が少なくても、勤務先や雇用形態が安定しているとみなされれば審査に通ることもあります。

たとえば、正社員として働いている人や大企業に勤務している人、公務員などは審査の際に高く評価される傾向です。一方、自営業者・フリーター・専業主婦(夫)・無職などは、収入の安定性に欠けると判断される可能性が高いでしょう。

とはいえ、あくまでも収入状況を総合的に判断される点には注意してください。たとえば勤務先が安定していても、勤続年数が短ければ審査に通過できないことも。勤続年数が短いうちは、業務内容や職場環境が合わずに転職する可能性も十分にあるため、収入の安定性に欠けると判断される傾向があります。また、昇給や昇進によって収入が増加するまでに時間がかかると判断され、審査が厳しくなることもあるでしょう。

職業や収入に関連して、家族構成や住居費などもチェックされるのが一般的です。養う家族が多い場合や住居費が高い場合は、返済にあてられる金額が少なくなることを懸念され、滞納するリスクが高いと判断されるケースもあるでしょう。

信用情報

信用情報も、銀行カードローンの審査で見られるポイントのひとつです。

信用情報とは、クレジットカードやローンなどの利用・返済の履歴を記録した個人情報のこと。氏名・住所・電話番号・生年月日・勤務先などの本人情報に加え、カードローンやクレジットカード、携帯端末の分割払いなどの契約情報などが記録されています。きちんと返済を続けられる人なのか見極めるためにも、信用情報のチェックは不可欠です。

期日までに返済をしてきた実績が多ければ、審査で有利に働く可能性があります。反対に、返済に遅れていることが多い場合は返済能力を不安視され、審査に通りにくくなるでしょう。

なお、信用情報を管理している信用情報機関は、CIC(株式会社 シー・アイ・シー)、JICC(株式会社 日本信用情報機構)、KSC(一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター)の3つ。銀行によって加盟している信用情報機関は異なります。しかし、信用情報の一部は三者間で共有されているため、加盟先の違いが審査に与える影響は少ないといえるでしょう。

他社での借入状況

銀行カードローンの審査では、他社でどのくらいの借入れがあるのかも重視されます。他社も含めた借入額が多くなりすぎると、収入に対して返済すべき金額が多くなってしまい、返済不能になるリスクが高まるからです。

銀行は銀行法、消費者金融は貸金業法に基づいて営業をしています。貸金業法が適用される消費者金融カードローンの場合、年収の3分の1を超える貸付を禁止する総量規制が設けられていますが、銀行カードローンにはそのような決まりはありません。しかし、利用者の借入金額が収入に対して一定の比率以下となるよう、独自の基準を設けているのが一般的です。

他社で問題なく返済できているとしても、貸付によって全体の借入額が多くなると判断された場合は、審査に通過するのは難しいでしょう。

銀行カードローンの審査の流れ

銀行カードローンの審査は、仮審査からスタートするのが一般的です。仮審査とは、本審査の前に行われる機械による審査のこと。氏名・住所・電話番号・年収・勤務先・借入状況など、申込者が自己申告した内容をもとに、申込みに必要な最低限の条件をクリアしているかどうかを機械が自動的に判断します。

仮審査をクリアしたら、本審査へ進むにあたって必要書類の提出が必要です。マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類だけではなく、収入証明書の提出が求められる場合もあるので準備しておきましょう。必要書類や申告内容を確認したうえで、信用情報機関や警視庁データベースへの照会が行われます。なお、必要書類と申込内容が合致していない点がある場合、不備があるとみなされて手続きが進まなくなるので注意してください。

その後、勤務先へ電話による在籍確認が行われます。原則として在籍確認は必須。在籍確認ができない場合は融資を受けられない可能性があるので注意しましょう。

在籍確認が終わり、電話やメールなどで審査結果の通知が届けば手続きは完了です。審査完了までは、口座がない銀行に口座開設から申し込んだ場合は2週間程度、一部の当日融資可能な銀行を除き、すでに口座がある場合は2〜5営業日かかるとされています。(一部の銀行では口座がなくても当日融資可能な場合があります)

銀行カードローンの審査に通りやすくするには?

銀行カードローンの審査をスムーズに通過したい人は、各銀行が定めている申込条件や、自身の信用情報などを確認してから申込みましょう。ここでは、銀行カードローンの審査に通過するために押さえておきたいポイントを解説します。

申込み条件を満たしているか確認する

まずは各銀行カードローンが定める申込条件を満たしているかを確認しましょう。そもそも条件を満たしていなければ、基本的に審査に通過することはありません。

何歳まで申込みが可能か、収入の条件はあるか、保証会社の保証は必要かなど、細かい条件は銀行によって異なります。不安な場合は銀行に問い合わせて確認してみてください。

なお、申込条件を満たせないからといって、嘘をついて申込むことは禁物です。提出書類や在籍確認など、審査の過程で嘘は必ずバレると考えられます。もし嘘をついていることが発覚した場合、信用に欠けると判断されて審査に通らなくなる可能性が高いでしょう。故意ではなくても、申込情報に誤りがあると審査がスムーズに進まない可能性があるので、正確な情報を入力するよう十分に注意してください。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

年収・居住形態・借入金額・借入れ件数などがクリアできれば、問題ない場合が多いでしょう。また、アルバイトやパートでも審査に通過することは可能です。

一度に複数のカードローンに申込まない

審査に通りやすくするためには、一度に複数の銀行カードローンに申込まないようにしましょう。

カードローンへの申込情報は、銀行が審査の際に照会する信用情報に記録されます。申込んだ日時や金額など詳細な記録が一定期間は残るので、同じタイミングで複数社に申込んでいることが知られてしまうことも。その結果、信用情報を確認した銀行からお金に相当困っているのではと不信感を抱かれ、審査に落とされる可能性があります。

また、複数社に申込んでいることがわかると、多重債務者になるのではないかと不安視される可能性も。複数のカードローンの審査に通過して多重債務者になった場合は、通常よりも大きな返済能力を求められます。返済不能に陥るリスクも高くなるため、銀行側は複数社に申込んでいる人への融資をためらう可能性が高いでしょう。

カードローンの申込情報は6カ月程度残るのが一般的です。もし複数のカードローンに申込みたい場合は、最低でも6か月間を空けてから申込むことをおすすめします。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

審査に落ちてしまった場合は、他行のカードローンに申込みをするか、消費者金融など他の融資方法をご検討してください。ただし、一度に複数の会社へ申込みを行うと、申込履歴が残り将来不利に働く場合があるため気をつけましょう。

信用情報に事故情報がないか確認

信用情報に延滞や強制解約などの事故情報がないか確認してから申込むことで、銀行カードローンの審査に通りやすくなる可能性があります。

信用情報のなかでもとくに重視されているのが異動情報です。異動情報とは、返済日から61日以上または3カ月以上支払いが遅れた場合や、任意整理・自己破産などの債務整理を行った場合に記録されるもの。異動情報が記録されている場合、信用度が低いとみなされて審査に通過するのはかなり難しくなるでしょう。

各信用情報機関に郵送またはインターネットで開示請求をすれば、自身の信用情報を確認できます。開示報告書が届いたら、返済状況の欄に異動と記載されているか確認してみてください。

一度記録された信用情報は5〜7年程度残ります。異動情報が記録されている間は審査に通過するのが難しいので、銀行カードローンへの申込みはやめておいたほうが無難。審査の通過率を上げたいなら、記録が削除されてから申込むとよいでしょう。

銀行カードローンを利用する際の注意点

金利が低く返済しやすい銀行カードローンですが、即日融資が受けられない、返済の自由度が低いなど、消費者金融カードローンと異なる点もあります。ここでは、銀行カードローンを利用する際の注意点を確認してみましょう。

即日融資不可の場合が多い。すぐに借りたい人には不向き。

一部の即日融資可能な銀行を除き、銀行カードローンは原則即日融資を受けられません。即日融資に対応できない理由は、個人情報を警察庁のデータベースで照会するためです。データべースの照会には一定の時間を要するため、即日で審査を完了させるのは難しいといえるでしょう。

銀行では、ローンの申込みを受けた際に、利用者が反社会的勢力でないかを警察庁のデータベースで確認しています。データベースへの照会は最短でも1日程度かかると想定されるため、銀行からの借入れは早くても翌日以降になるでしょう。お金が必要な日が少し先でも、時間的な余裕を持って早めに審査に申込みをするのがおすすめです。

緊急の出費があり今すぐお金が必要な人は、即日融資に対応している消費者金融カードローンの利用を検討してみましょう。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

融資の目的によっても変わりますが、銀行カードローンの場合は即日お借入れはできないため、事前計画が大切です。お金が必要な時期から逆算し、早めに申し込みを行いましょう。

返済の自由度が低い

消費者金融と比較して、銀行カードローンは返済の自由度が低いのが特徴です。銀行にもよりますが、返済日が指定できなかったり、返済方法が限られていたりします。

たとえば、25日が給料日であるのに対し、返済日が給料日直前の20日に設定されていると、返済金額が足りずに延滞してしまう可能性があるかもしれません。返済時にインターネットバンキングや口座振替を利用できず、ATMに足を運ばないといけない場合もあります。

銀行カードローンで借入れをする際は、自分に適した返済日や返済方法に設定されているかよく確認してから申込むようにしましょう。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

銀行カードローンの返済方法は、基本的に銀行口座からの自動引き落としです。そのため給料日などを考慮し、あらかじめ返済期日を確認しておきましょう。

地方銀行の場合エリアが限定されることも

地方銀行は、カードローンの申込み対象者を限定している場合があり、誰もが利用できるわけではありません。地方銀行は、特定の地域住民へサービスを提供するために営業を行なっているためです。

地方銀行でカードローンに申込める人は、エリア内に居住・勤務している人に限られている場合があります。審査に通過して借入れをしても、引越しや転勤によって利用できなくなるリスクがあるため注意しましょう。

ただし、地方銀行は低金利に設定されている場合も多く魅力的なので、自分の状況にあわせて利用を検討してみてください。なかには居住地区や勤務先に関係なく、全国から申込みできる地方銀行もあるため、利用したい銀行の申込み条件をよくチェックしてみましょう。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

全国対応できる地方銀行もありますが、地域限定対応のみの地方銀行もあるため、利用条件などは事前に確認しましょう。

審査が甘いところ・誰でも借りられるところはない

銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、審査が甘いわけではなく誰でも借りられるわけでもありません。過剰な貸付けを防ぐために、銀行でも申込者の返済能力調査が義務付けられており、厳密な審査が行われています。

過剰な貸付けを行うと、債務者が返済できず貸し倒れのリスクが生じるでしょう。銀行は不利益を被るのを防ぐため、利用者の返済能力を上回る貸付けは行っていません。とくに、他者からの借入金額が多い人、借入希望額が年収に見合わないほど高い人、安定した収入がない人、信用情報に傷がついている人は、審査に落ちる可能性が高くなると考えられます。

なお、銀行に限った話ではありませんが、借入審査の基準は非公開であるため、審査の難易度を判断するのは難しいでしょう。

近年では、銀行カードローンの貸出額が急増している点が問題視されています。世間からは、審査基準の見直しを求める声も上がっていました。問題を受けて、全国銀行協会が実態調査を実施したところ、大半の銀行で審査体制の見直しが行われため、審査は以前よりも厳正になっていると推測されます。

末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

総量規制とは、「個人消費者の借入上限を年収の3分の1までに制限する」という、貸金業法で定められているルールです。例えば年収600万円の人であれば、借入上限は200万円になります。自分の年収と照らし合わせて、いくらまで借入れできるか確認しましょう。

事業資金としての利用は基本NG

銀行カードローンは、基本的に事業資金としての利用はできません。個人で使用するお金と事業資金とでは、審査の基準が異なるためと考えられます。

カードローンの審査は、個人の収入に応じた返済能力を調査するものです。年収のうち、どのくらいの金額を返済に充てられるか調べたうえで、貸付金額を決定しています。

一方で事業資金の貸付けは、ビジネスの運転資金に必要な金額や業績を踏まえたうえで、返済能力を審査するものです。事業資金を貸付ける場合は、事業の失敗により貸し倒れのリスクがある点も踏まえて審査を行う必要があるでしょう。

生活費のために借入れたお金も、事業資金に充てることはできません。事業資金としての利用を禁止されているのにビジネスに使用した場合は、規約違反とみなされ利用停止や強制解約などの措置を取られる場合があります。ビジネスローンなど、事業資金用の商品が別途用意されている銀行があるため、事業用にお金が必要な場合はきちんと目的に合った商品を利用しましょう。

銀行カードローンに関するよくある質問

銀行カードローンの利用にあたって、口座開設の必要性や、審査にかかる時間などが気になっている人も多いでしょう。ここでは、銀行カードローンの利用に関するよくある質問に回答します。

銀行カードローンは総量規制対象ですか?

銀行カードローンは、総量規制の対象外です。総量規制は、個人が貸金業者から借入れる場合にのみ適用されます。

総量規制とは、借入れが可能な金額を年収の3分の1までに抑える法律です。たとえば年収300万円の人だと、借入上限金額は100万円までに制限されます。すでに他社で70万円を借りている場合は、新たな借入先で最大30万円までしか借入れできません。過度な借入れによって利用者が多重債務を抱えることを防ぐために、総量規制は定められています。

総量規制の対象は、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者です。しかし、総量規制の適用外だからといって際限なく借りられるわけではありません。各銀行では独自の審査基準を設けており、年収の3分の1程度を借入上限金額としている可能性もあります。

総量規制を超えた借入れがあると、返済が厳しく生活するにも困難になる恐れがあるため、リスクが高いと考えられるでしょう。まとまったお金が必要な人は、カードローン以外の方法で資金を確保するのもひとつの手段です。おまとめローン・公的給付金制度・勤務先や生命保険の貸付制度などの利用を検討してみてください。

銀行カードローンは口座開設が必ず必要ですか?

銀行カードローンは、口座開設が不要な場合もあります。銀行のサービスによって、口座開設の必要性は異なるため、確認してから申込みましょう。

口座開設不要の銀行カードローンは、開設手続きにかかる手間・時間・書類のやりとりを省けるため、比較的スピーディに借入れができる可能性があります。新しい通帳やキャッシュカードを管理する必要もありません。

ただし、借入れ方法や返済方法が限定されるケースがある点には要注意。基本的に口座振替は設定できないため、ATMで返済手続きをする手間がかかるでしょう。銀行口座を開設しなくてもローンカードが発行される場合があるため、カードが増えて煩わしく感じるかもしれません。

一方で、すでに口座を開設している銀行で借入れるなら、ローンカードとキャッシュカードを一体にできる場合があります。申込み時の入力内容が少なくなったり、公式サイトからいつでも借入れ手続きができたりする銀行もあるため、銀行ごとに比較してから申込むとよいでしょう。

銀行カードローンで在籍確認はありますか?

銀行カードローンでも、在籍確認は必須です。在籍確認は、利用者の返済能力を調査するうえで大切な審査であるため、省くことはできません。

在籍確認とは、申込みの際に申告した勤務先に、利用者が本当に在籍しているか確認する審査です。間違いなく勤務していると確認できれば、在籍確認は問題なく終了します。一方で在籍確認が取れない場合は、虚偽の申告をしたと判断されたり、返済能力がないと判断されたりして審査に落ちる可能性が高くなるでしょう。

銀行カードローンにおける在籍確認は、勤務先への電話で行われます。ただし、利用者のプライバシーに配慮して銀行名ではなく個人名を名乗り確認するケースがほとんどです。在籍の確認が目的であるため、利用者の情報を詳しく追求することはありません。

銀行によっては、電話ではなく書類で在籍確認を行うケースもあります。書類で確認する場合は、勤務先名の記載がある健康保険証・給与明細・雇用契約書などの提出が求められるため、用意しておきましょう。

銀行カードローンの審査時間はどれくらいですか?

銀行により異なりますが、一般的に銀行カードローンの審査時間は、1日〜1週間前後かかります。口座を持っていない銀行のカードローンに申し込む場合は、口座開設から始まるため借入れまで1〜2週間かかることも。銀行カードローンは警視庁のデータベースにて申込者の個人情報の照会したり、土日は審査を行なっていなかったりするため、消費者金融より審査に時間がかかる傾向があるでしょう。

状況によっては、審査に長い時間を要するケースもあるため要注意。書類に不備がある人や、信用情報に傷がついており慎重に審査する必要がある人は、1週間から2週間程度の時間がかかる場合もあります。

審査の時点で確認事項が生じると、電話連絡が行われるケースもあるでしょう。電話に対応しないと審査が滞り、落ちてしまう可能性もあります。電話にすぐ対応できなくても、折り返し連絡して速やかに行動するよう心がけましょう。

無職・専業主婦でも契約できる?

無職の人や専業主婦(夫)の人は、原則銀行カードローンを契約できません。カードローンの利用は、安定かつ継続した収入を得ていることを条件としている銀行が大半であるためです。

安定した収入を継続して得ている人であれば、雇用形態がパートやアルバイトでも申込める場合があります。

専業主婦(夫)で、配偶者に安定かつ継続した収入があれば、一定の金額を借入れできる銀行もあるでしょう。

無職や専業主婦(夫)の人は、消費者金融カードローンの申込みも基本的にできません。まとまったお金が必要な場合は、クレジットカードのキャッシングや所持品の売却、質屋の利用、単発のアルバイトなどで確保しましょう。

なお、学生はアルバイトなどで収入を得ている場合でも、カードローンを利用できない銀行が多いため注意が必要です。

このページで解説をしている専門家

飯田道子
飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

金融機関勤務を経てFP資格を取得。現在は独立系FPとして各種相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。


【主な著書】 『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法』(ローカス) 『あなたのファンを増やす魔法の質問 テラー必携!!』(近代セールス社) 『介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本』(近代セールス社) 『宅建資格を取るまえに読む本』(総合資格)

この専門家のプロフィール詳細を見る
恩田雅之
恩田雅之
CFP認定者/オンダFP事務所代表

専修大経営学部卒業後、16年間パソコンやIT関連の企業にて営業職に携わる。その間に資産運用に興味を持ち、日本FP協会のAFP資格を取得。2004年3月に同協会のCFP資格を取得し、同年6月札幌にて「オンダFP事務所」を開業する。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカード・カードローン・暗号資産・住宅ローンなどの記事監修を中心に活動中。

この専門家のプロフィール詳細を見る
末次ゆうじ
末次ゆうじ
IFA/企業年金管理士(確定拠出年金)/ 一般社団法人日本中小企業DC支援協会 代表理事

FP(ファイナンシャルプランナー)、IFA(独立系投資アドバイザー)として福岡を中心にお金の専門家として活動。金融や運用のことをより分かりやすく、イメージしやすいように例話を用いて伝えることがモットー。金融商品は使い方、選び方そして受取り・出口が重要になるため、一生涯の担当者として利用者と付き合いをするように心がけている。

この専門家のプロフィール詳細を見る

事業運営のため、商品紹介時のPRリンク(「詳しく見る」ボタン)からお客様がお申込みされた場合、事業者様から成果報酬を頂いております。
なお、PRリンク自体の有無や報酬の額が、当社が編集・制作したコンテンツの内容に影響を与えることはありません。