急な出費が発生したときに、お金をすぐに借りられて便利なアイフル。すでに利用しなくなったり完済が済んだりしたら解約を考える人が多くいるものの、具体的にどうやって解約すればいいのかわからず困っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アイフルを解約する方法について解説します。解約する際に注意すべきポイントについてもわかりやすく説明するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当
大島凱斗
元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。
当サイト内の記事内容はユーザー視点で公正に作成されております。詳しくは掲載方針・ポリシーをご覧ください。
目次
出典元:Getty Images
アイフルの解約方法はアプリや電話、メール、オペレーターチャットの4つがあります。アイフルの無人契約機では手続きができないので注意してください。
日中に時間を取りにくい人、受付時間を気にせず好きなタイミングで解約したい人には、24時間手続きできるアプリやメールがおすすめです。電話やオペレーターチャットの場合、受付時間に制限はあるものの、オペレーターと直接会話しながら手続きができます。アイフルの解約方法は複数あるため、自分にとって手続きしやすい方法を選びましょう。
次に、アイフルの解約方法を詳しく解説します。契約書や完済証明書、解約証明書が必要な場合に知っておくべきポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
出典元:Getty Images
アイフルでの借入れを完済すると、解約手続きを行えます。アプリで解約する際は、アイフルの公式アプリを開き、「アプリメニュー>その他>解約」から手続きしましょう。
電話の場合は、アイフルの会員専用フリーダイヤル(0120-109-437/平日9:00~18:00)へ連絡してください。音声ガイダンスのあと、「ご利用中のお客様(1)」→「その他問合せ(5)」→「その他問合せ(3)」の順にボタンを押すと担当者につながります。
チャットでの解約を希望する人は、公式サイトのチャットサービス(外部サイト)を開き、画面右下の「チャットで質問」をクリックしましょう。「オペレーターに相談(平日9:00~18:00)」を選択するとチャットが始まるので、案内に沿って手続きを進めてください。
メールで解約する場合は宛先をpoppo@aiful.co.jpに設定し、本文に「かな氏名」「生年月日」「携帯電話番号」を記入して送りましょう。
出典元:Getty Images
解約の際には完済証明書の発行や契約書返送の要否を確認されるので、必要な場合は依頼しましょう。また、解約証明書が必要な場合は別途申し出る必要があるので注意してください。
「契約書」は、借入れをする際に金融機関と取り決める書類で、返済の条件や利率、返済方法などが書かれています。将来何かトラブルがあった場合に、大切な証拠となる書類です。「完済証明書」は、借りたお金を完全に返済したことを証明する書類を指します。
「解約証明書」はアイフルを解約したことを証明する書類です。自動で発行されるものではないため、メールや郵送申込みフォームなどから解約証明書が必要である旨を伝え、手配してもらいましょう。
ほかのローンを組む際、信用情報にアイフルでの借入履歴があると、完済や解約したことを証明する書類を要求されることがあります。住宅ローンなどほかのローンを組む予定がある人は、念のため受取っておきましょう。
出典元:Getty Images
解約を申し出ると1週間ほどで手続きが完了します。完了後は、カードを自分で破棄しましょう。契約時にカードレスを選択した場合はもともとカードが発行されていないので、処分は不要です。
カードは家庭ごみとして処分できますが、処分方法には注意が必要。個人情報が流出しないよう、ハサミで細かく切ってから捨ててください。ゴミに出す際にも、一度にまとめて捨てるより数日に分けて捨てたほうがより安全です。
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
解約した場合、手元のカードは自分で処分することになります。そのときは、ハサミを入れて処分してください。カードにはさまざまな個人情報や記録が詰まっています。そのまま処分してしまうと悪用される可能性があります。磁気の部分を含めて、最低でも2回はハサミを入れてください。少なくとも3分割以上になれば、廃棄の際、誰かに復元されてしまうリスクも低いでしょう。
アイフルを解約しなくても年会費は一切発生せず、利用限度額が残っている限り継続して利用できます。解約するか迷った際は、以下で詳しく紹介する解約のメリット・デメリットをふまえて判断しましょう。
出典元:Getty Images
アイフルを解約するメリットは、気軽な借入れを予防できることです。いつでも融資を受けられる状態では、不要不急の用途のために気軽にお金を借りてしまうことも。解約すればすぐに借入れができなくなるため、不必要な出費や使いすぎを防げます。
また、不正利用を防げることもメリットです。解約手続きを済ませておけば、ローンカードを盗難・紛失した際も第三者に不正利用される心配がないでしょう。
クレジットカードや各種ローンの審査に申込みをした際に、よい印象を与えられる可能性も。いつでも借りられるという性質から、カードローンの契約を継続しているだけで借入れにカウントされることもあります。審査で不利になることを避けたいなら、解約しておくほうが無難です。
出典元:Getty Images
アイフルを解約するデメリットは、急な出費に対応するのが難しくなることです。過去に利用履歴があっても、解約後に再度お金を借りるには新規で申込む必要があります。申込みや審査には時間がかかるうえ、再度審査を通過できる保証はありません。
審査を通過できても、以前より利用可能枠が減るケースもあるでしょう。再び資金が必要になる可能性がある人は、急な出費に対応できるよう契約を継続するのもひとつの手です。
なお、以下の記事ではカードローンを解約するメリット・デメリットを詳しく解説しています。解約するか判断する際の参考にしてくださいね。
次に、アイフルを解約するときに注意すべきポイントについて解説します。残高に端数が残っていないかなど、見落としがちな点もあるのでチェックしておきましょう。
出典元:Getty Images
電話とオペレーターチャット、メールの受付時間は平日9:00〜18:00なので、土日祝日に解約手続きを行うことはできません。メールを送っておくことは可能ですが、回答がくるのは平日の受付時間内であることをあらかじめ理解しておきましょう。
出典元:Getty Images
アイフルを解約したあとに再び借入れを行いたい場合は、再度申込みと審査を経る必要があります。以前利用できていたからといって、必ずまた審査に通過できるとは限らないため、注意しましょう。
とくに、以前よりも経済状況が悪くなっていたり、雇用形態が正社員から契約社員や派遣社員に変わっていたりする場合には、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
以前利用していたとしても、審査でチェックされるポイントは変わらないので、あらかじめ認識しておきましょう。
出典元:Getty Images
解約をする前には、借入残高をすべて完済してゼロにしておく必要があります。少しでも借入残高が残っていると解約手続きができないため、注意してください。
とくに、ATMで一括返済をした人は注意が必要です。ATMでは硬貨の取扱いができないため、端数を繰上げて返済しないと無利息残高と呼ばれる端数が残ってしまいます。
無利息残高は放置していても利息が発生せずとくに問題は生じませんが、解約したい場合には完済することが必要です。
解約手続きをする際には、端数までしっかり全額返済ができているかどうか確認しておきましょう。
出典元:Getty Images
解約をした場合も、アイフルを利用していたこと自体の履歴は数年ほど残ります。利用中に返済を遅延したことがある場合は、その履歴も当面残り続けるため注意が必要です。
たとえば、住宅ローンを組む前にアイフルを解約したとしても、借入れの履歴を確認されれば借入れしていたこと自体は知られてしまいます。借入れを継続しているよりは解約履歴があるほうが好印象ですが、一定期間は履歴が残り続けることを理解しておきましょう。
解約から数年たてば履歴は消えるといわれているので、気になる人はCIC(外部サイト)JICC(外部サイト)や信用情報機関に情報開示を行って確認してみてください。
アイフルのカードローンを解約するか迷っているなら、実際の利用者の声を参考にして決めるのも有効な手段です。
以下のページでは、アイフルの利用者のクチコミを評価とあわせて紹介しています。解約前に一度チェックしてみてください。
別のカードローンの利用を検討している人は、以下のページをチェックしましょう。各金融機関のカードローンをランキング形式で紹介しています。特徴ごとに絞り込む機能もあるので、借入先を比較検討する際に参考にしてください。
提供元: mybest
公開日:2022年11月02日
更新日:2024年12月14日
※本記事に掲載されている情報は2022年11月02日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
※本記事の情報は、各ローン会社の提供する個別の商品の内容等を保証するものではありません。また、情報の正確性等についても、これを保証するものではありません。本記事の情報を基に被った一切の損害について、LINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。本記事の情報を営業等に利用すること、第三者への提供目的等で利用すること等を固く禁止します。
※2022年4月の改正民法の施行により、成年年齢が18歳に引き下げられており、記事中における成年・未成年の対象についても変更が生じております。利用条件など各社の求める申込み資格の変更については、事業者ごとに判断が分かれておりますので、お申込みの際は各社の申込みページに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
カードローンは、コールセンターに電話をすれば10分程度で解約できるのが一般的です。もちろん、持ち続けていても手数料などはかかりませんが、住宅ローンなどの借入時に融資額を減額されたり、盗難にあって不正に利用されてしまう可能性もあります。完済したのなら、解約することを考えておきましょう。