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日経平均、米株安が重荷(先読み株式相場)2024年5月31日 8:01 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL3109C0R30C24A5000000/ 31日の東京株式市場で日経平均株価は続落か。前日の米株式相場の下落を受け、東京市場でも半導体関連株などに売りが先行する可能性が高い。半面、前日までの3日続落を受けて短期的な自律反発を見込んだ買いも入りやすく、下値は限定的だろう。日経平均は前日終値(3万8054円)より250円ほど安い3万7800円が下値メドになる。 30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比330ドル(0.85%)安の3万8111ドルで終えた。29日夕発表の2024年2〜4月期決算で売上高が市場予想に届かなかったセールスフォースが急落し、指数を押し下げた。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど主力株にも売りが波及した。 エヌビディアは5営業日ぶりに反落し、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.88%安と続落した。きょうの東京市場でもアドバンテストやディスコといった半導体関連株には売りが波及しやすいだろう。 前日の日経平均株価は3日続落し、前の日に比べ502円(1.30%)安の3万8054円で終えた。日本や米国の長期金利上昇を警戒し、ハイテク株を中心にリスク資産を圧縮する動きが優勢だった。取引時間中としては2週間ぶりに3万8000円を下回る場面があったが、その後は押し目買いで急速に下げ渋った。きょうも心理的節目の3万8000円が引き続き下値支持として機能するかがテクニカル面の注目点となる。 31日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、6月物は前日の清算値に比べ110円高い3万8110円で終えた。31日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=156円70銭台と前日夕時点に比べやや円高・ドル安で推移している。 きょうの大引けで、米MSCIの株価指数「グローバルスタンダード指数」の構成銘柄の定期入れ替えに伴う売買が発生する。日本株では15銘柄が関連指数から除外され、指数連動型の投資家が売りを出すとみられる。日本株市場全体では「約1950億円の資金流出が予想される」(大和証券)。半面、資金流出による日本株相場の下落を想定して、前日までに除外銘柄を中心に空売りを出していた投機筋も多いとの見方がある。投機筋が持ち高解消の買い戻しに動く可能性も含め、大引けにかけての日経平均は激しい動きとなりそうだ。 国内では5月の都区部消費者物価指数(CPI)や4月の鉱工業生産、5月の為替介入実績が発表される。中国では5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表となる。米国では4月の個人所得・個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。
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米株市場で「エヌビディア」を巡る話題が尽きない。22日に非の打ちどころのない決算と併せて株式分割を発表。株価は連日で上場来高値を更新。時価総額が3兆ドルに迫るなか、歴史あるダウ工業株30種平均の銘柄採用への道が近づいたとの観測が浮上している。 日経、これほど下げるとは思っていませんでしたが、38,000円回復で引けるか?ですね。 さてKoTさんが常々おっしゃっておられたことが現実化するかもですね。 やっぱ構成銘柄から除外されるのはインテルでしょうか??
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NYダウ一時600ドル超安 PMI好調でインフレ懸念再燃 23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まり、午前9時50分現在は前日比189ドル80セント安の3万9481ドル24セントで推移している。主力株への利益確定売りや米利下げ開始時期を巡る不透明感がダウ平均の重荷となっている。 午後に入って一段安となり、下げ幅は一時600ドルを超えた。S&Pグローバルが同日発表した5月の米国の購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回り、物価高への懸念が再燃した。業績悪化見通しが伝わったボーイングも安い。 一方、ダウ平均の構成銘柄ではないが22日夕に市場予想を上回る好決算を発表したエヌビディアは大幅に上昇している。 ダウ平均の下げ幅は200ドルを超える場面がある。前週に初めて4万ドル台に乗せていた。5月に入って急ピッチで上昇し、高値警戒感から利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。ウォルト・ディズニーやインテル、シスコシステムズが安い。ハネウェル・インターナショナルやスリーエムも売られている。 22日公表の4月30日〜5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ判断がより慎重になる可能性が意識されている。朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、米長期金利が上昇(債券価格は下落)する場面があるのも、株式の相対的な割高感につながっている。 一方、エヌビディアは一時10%ほど上げ、株価は1000ドルを超えた。2024年2〜4月期の売上高が前年同期の3.6倍となり、5〜7月期の売上高見通しも市場予想を上回った。人工知能(AI)関連需要を追い風に高成長が続くとの期待が高まった。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やブロードコムなど半導体関連株の一角も上昇している。 ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発して始まり、21日に付けた最高値(1万6832)を上回っている。
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NYダウ最高値更新、349ドル高 インフレ懸念が後退 15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比349ドル89セント高の3万9908ドル00セント(速報値)で終えた。3月28日以来、約1カ月半ぶりに最高値を更新した。15日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまった。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの懸念が後退し、主力株に買いが入った。 CPIは前月比の上昇率が0.3%と、ダウ・ジョーンズ通信が集計した市場予想(0.4%)を下回った。物価上昇の勢いが鈍化しているとの受け止めが広がり、市場ではFRBが年後半に利下げに動くとの観測が広がった。 米債券市場では、長期金利が4.3%台半ばと前日終値(4.44%)を下回っている。高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に相対的な割高感が薄れたとみた買いが入ったのも相場を押し上げた。ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやマイクロソフト、アップルが上昇した。 そのほか、ホーム・デポやアムジェン、メルクも上昇した。半面、ウォルト・ディズニーやナイキは下落。ボーイングにも売りが出た。米司法省が同社製航空機の墜落事故を巡る和解事項に違反しているとの判断を示し、嫌気された。 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比231.210ポイント高の1万6742.390(速報値)と、連日で最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も続伸し、3月28日に付けた最高値を更新した。
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NY市場サマリー(10日)S&Pとダウ上昇、ドル小幅高 2024年5月11日午前 6:30 GMT+92時間前更新 <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅上昇した。 主要通貨に対するドル指数は0.09%高の105.31。ユーロ/ドルは0.08%安の1.0772ドルとなった。 市場では、来週発表される米CPIや卸売物価指数(PPI)、小売売上高などの経済指標が注目されている。 この日はダラス地区連銀のローガン総裁が、FRBの政策金利がインフレ率の2%目標回帰に向けて十分制約的であるかは不明で、利下げは時期尚早と発言。ドル支援要因になった。 一方、アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、利下げの時期と幅は不透明なものの、インフレ率の低下が緩やかであっても、FRBは年内に利下げする公算が大きいと指摘。シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、FRBの金融政策は「比較的引き締め的」との見方を示した。 CMEフェドウオッチによると、先週の予想を下回る米雇用統計のほか、米連邦準備理事会(FRB)の政策発表を受け、市場では年内計約50ベーシスポイント(bp)の利下げが織り込まれており、9月に少なくとも25bpの利下げが行われる確率は62.2%となっている。 <債券> 国債利回りが上昇した。FRBの金融政策の行方を見極めようと、来週発表される4月のインフレ指標が注目されている。 先週は4月の雇用統計が予想を下回ったことを受け利下げ観測が再燃し、国債利回りは1カ月ぶりの低水準を記録。利下げ観測が一段と強まるには、インフレ率がFRBが目標とする2%に近づいていることが経済指標で確認される必要がある。 来週は14日に4月の生産者物価指数(PPI)、15日に4月の消費者物価指数(CPI)と4月の小売売上高が発表される。4月のCPIについて、ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.3%上昇、前年比3.6%。 この日発表の経済指標では、ミシガン大学の5月の消費者信頼感指数(速報値)が67.4と、6カ月ぶりの水準に低下。期待インフレ率は、1年先と5年先が共に上昇した。 終盤の取引で10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の4.504%。 2年債利回りは6bp上昇の4.868%。 2年債と10年債の利回り格差はマイナス36bpと、ほぼ横ばい。 <株式> 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が小幅に上昇した一方、ナスダック総合はほぼ変わらずとなった。来週に重要なインフレ指標の発表を控える中、FRB当局者の発言を消化した。 週間では主要3株価指数全てが上昇。ダウの週間上昇率は昨年12月中旬以来の大きさとなった。 S&P500の主要11セクターのうち、主要消費財が上昇率トップだった一方、一般消費財株は下落率トップだった。 第1・四半期の決算発表シーズンが終盤に近づいており、LSEGによると決算を発表したS&P500構成銘柄459社のうち77%が市場予想を上回る業績となった。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.10対1の比率で上回った。ナスダックでも1.59対1で値下がり銘柄が多かった。 <金先物> 中東情勢の悪化をにらんだ安全資産としての金に注目が集まり、続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比34.70ドル(1.48%)高の1オンス=2375.00ドル。週間では2.88%高だった。 <米原油先物> 米利下げ期待の後退が重しとなり、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.00ドル(1.26%)安の1バレル=78.26ドル。7月物は0.96ドル安の77.84ドルだった。
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米国株式市場=S&Pとダウ上昇、FRB当局者の発言消化 2024年5月11日午前 6:52 GMT+91時間前更新 [ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が小幅に上昇した一方、ナスダック総合はほぼ変わらずとなった。来週に重要なインフレ指標の発表を控える中、連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を消化した。 週間では主要3株価指数全てが上昇。ダウの週間上昇率は昨年12月中旬以来の大きさとなった。 ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「来週を控え大きなポジションを取りたい人は誰もいない」と指摘。「最大の話題は消費者心理の低下だが、それ以外に当てにできるものは多くない」と述べた。 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は10日、インフレ率の低下が緩やかであっても、FRBは年内に利下げする公算が大きいとの見方を示した。ただ利下げの時期と幅は不透明とした。 一方、 米ダラス地区連銀のローガン総裁は10日、FRBの政策金利は現在、インフレ率の2%目標回帰に向けて十分制約的であるかは不明で、利下げは時期尚早だと述べた。 来週には米国で消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。 マーフィー&シルベストのシニア資産アドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルティ氏は「FRBは利上げではなく利下げの方向で動いている。そのため、事態が本当に悪化しない限り、高金利長期化は最悪の事態だ」と述べた。 米ミシガン大学が10日発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は、67.4と6カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。生活費の上昇と失業に対する懸念が重しになった。一方、インフレ期待は上昇した。 もっと見る S&P500の主要11セクターのうち、主要消費財が上昇率トップだった一方、一般消費財株は下落率トップだった。 第1・四半期の決算発表シーズンが終盤に近づいており、LSEGによると決算を発表したS&P500構成銘柄459社のうち77%が市場予想を上回る業績となった。 個別銘柄ではエヌビディアが1.3%上昇。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が4月の売上高が約60%増加したと発表したことを受けた。 米バイオ医薬品会社ノババックスは98.7%急騰。製薬大手仏サノフィと最大12億ドルのライセンス契約を締結したことを受けた。 音声AIプラットフォームサービスを提供するサウンドハウンドAIは7.2%高。第1・四半期の売上高が予想を上回った。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.10対1の比率で上回った。ナスダックでも1.59対1で値下がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は94億7000万株。直近20営業日の平均は108億7000万株。
NYダウ反発、140ドル高 労…
2024/06/05 05:33
NYダウ反発、140ドル高 労働需給の緩和観測が支え 4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比140ドル26セント高の3万8711ドル29セント(速報値)で終えた。4日発表の雇用指標が労働需給の緩和を示した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期が遅れるとの懸念が後退し、主力株に買いが入った。 4日発表の4月の米雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が805万9000件と前月から減少し、2021年2月以来の低水準となった。市場では「賃金がインフレの逆風を引き起こす可能性は低い」(LPLファイナンシャルのジェフリー・ローチ氏)との受け止めが広がった。労働市場の過熱感が薄れ、FRBが利下げしやすくなるとの観測を誘った。 4日の米債券市場で長期金利は4.3%台前半に低下(前日終値は4.40%)した。金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れたのも米株相場を押し上げた。 ダウ平均は下げて推移する場面もあった。このところ米経済の減速を示す指標の発表が相次いでいた。景気の先行きへの不安が投資家心理の重荷となった面がある。原油など資源価格の下落で、資源・素材関連の銘柄にも売りが出ていた。 ダウ平均の構成銘柄では、ボーイングやシスコシステムズ、コカ・コーラは上昇した。アナリストが目標株価を引き上げたハネウェル・インターナショナルも買われた。半面、JPモルガン・チェースとスリーエムの下げが目立った。シェブロンとキャタピラーも安かった。 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比28.377ポイント高の1万6857.047(速報値)で終えた。