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出逢いと株

出逢いと株の掲示板

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  • 2021/04/01 08:05
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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • 「結婚相手に求める経済力」の中身。投資している人は好イメージか

    ひと昔前、結婚する男性に求める条件といえば「高学歴」「高収入」「高身長」の「3高」と言われていました。しかし結婚相手に求める条件は、その時代の価値観や考え方によって変化していくものです。

    「結婚相手に求めるポイント」などの図表を見る

    今年(2021年)1月下旬、プロパティエージェント株式会社が20代~40代の未婚男女1,087人(男性495人、女性592人)を対象に、「結婚相手に求める要素」に関する調査を実施。令和の今、未婚の男女は結婚相手にどんな条件を求めるのか、見てみましょう。

    結婚相手に求めるポイント、男女の違いは?
    結婚相手に求めるポイント(複数回答可)を質問したところ、男女ともに、どの年代でも最も多いのが「性格」(図表1参照)。

    しかし、20代の男性が次に重視するポイントが「容姿」なのに対して、女性は全般的に「容姿」よりも「価値観」や「経済力」を求めています。そのあたり、女性の方が結婚をより現実的に捉えていると感じられる結果になっています。

    ただ、男性も30代、40代になると、「容姿(外見)」だけでなく、「価値観(中身)」も求めるように変化している点に、筆者はつい目が止まってしまいました。社会人になり、恋愛経験をする中で変化のきっかけになることがあったのでしょうか。

    結婚しても今の生活水準は下げたくないという本音
    女性が結婚相手に求めるポイントの上位に経済力が挙がっていましたが、相手にどのくらいの経済力を求めているのでしょうか(図表2参照)。

    調査の結果では、「現在の水準が維持できればいい」(男性71.5%、女性67.5%)と回答した割合が最も多く、約7割は結婚しても今の生活水準は維持したいと考えているようです。

    「現在よりも高水準になれる」(男性13.3%、女性27.4%)という回答では、女性が男性の約2倍。

    「現在よりも低水準になっても構わない」(男性15.2%、女性5.1%)では、逆に男性が女性の約3倍の割合で、大きく考え方に差が出た結果となっています。

    ほとんどの女性は「愛があればお金がなくても平気」だとは考えておらず、結婚してからの日常をしっかりイメージしているのかもしれません。

    結婚相手に求める条件に「資産形成」
    結婚する相手に選ぶなら、資産形成をしている人・していない人のどちらを選ぶかと質問したところ、約7割以上の男女が「資産形成をしている人」と回答。

    注目すべきは、男性も女性に対して資産形成をしている人を望んでいる点です。しかもその割合は72.6%と、女性(75.9%)とほぼ変わりません。男性が結婚相手に求める条件にも少し変化が起きているように感じられます。

    資産形成をしている人がいいと思う理由
    「資産形成をしている人」と結婚したいと回答した人に理由を聞いたところ、男女ともに「生活にゆとりがありそうだから」が上位に入ってきました(図表3参照)。

    女性の1位は「将来設計をしていそうだから」(27.8%)とそれを上回り、3位には「経済不況になっても生活できそうだから」(15.5%)がランクイン。

    男性は、2位に「無駄遣いをしなさそうだから」(20.6%)、3位に「将来設計をしていそうだから」(18.1%)です。

    女性の場合は「将来設計をしっかりしている」「不況になっても生活できそう」と、今より将来のことを考えているのに対して、男性の場合は、「生活に余裕がありそう」「無駄遣いしなさそう」と、今がどうなのかを考えているところに、男女間での考え方の違いが垣間見える内容だといえそうです。

    「投資をしている人」のイメージ
    資産形成にはコツコツ貯金をするという方法もありますが、「投資」を思い浮かべる人も多いでしょう。同調査で投資をしている人のイメージを質問したところ、男女とも1位に挙がったのは「経済的な余裕がある」こと。

    2位以降も「知的で社会情勢などに詳しい」「先を読む能力に優れている」「頭の回転が速い」といった「できる男」「できる女」のイメージがずらりと並ぶ結果になっています。

    投資に必要なスキルは、マイホーム購入のローンを組むときや子供の教育費や老後の資金を準備する際にも役立つスキルだといえます。ですから、結婚相手の条件の1つに資産形成をしていることを求めるのは、当然なのかもしれません。

    投資へのネガティブイメージも残る
    投資をしている人のイメージの上位が総じてポジティブな一方で、「ギャンブル好き」や「金遣いが荒い」といったマイナスイメージも挙がっています。

    つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出型年金)の登場で、以前より投資へのハードルは下がったとはいえ、まだまだ投資=怖いと考える人もいます。必ずしも投資をポジティブにイメージする人ばかりではないということも、心に留めておく必要があるでしょう。

    おわりに
    令和の今、結婚相手に求める条件はどんなものかを見てきました。以前のような「高収入」や、年功序列で給与が右肩上がりになることが期待しにくくなっている状況では、資産形成という要素が男女ともに存在感を増していることが見て取れます。

    資産形成している人が、必ずしも結婚相手としてふさわしいかどうかはわからないものの、結婚後の将来設計や金銭感覚を知るためのきっかけとして話題にしてみてもいいのではないでしょうか。

     参考資料

     ・「結婚相手に求める要素」に関する調査(プロパティエージェント株式会社)

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